2015年12月は、『人生の転機 ~建築業から精神保健福祉士への転職~』というテーマで講演会を実施しました。
講演者は、2005年度卒業生の角野太一さんです。
現在、障害者相談支援センター長の角野さんは、
トンネル等を施行する建設会社で現場監督をされていました。
モノ作りにやりがいを感じておられた一方で、
ストレスや人間関係に悩み、精神疾患を患い退職や休職される方が増加していることを知りました。
そして、そのような方々の復職を支援する専門職に関心を持たれ、精神保健福祉士を目指すことを決断されました。
角野さん「今後の目標は、障害者の社会参加の場を増やしていくために、教育現場に当事者が自ら出向いて精神障害の講義を行える環境を広げていきたい。早い時期に理解することで、障害者に対する認知や見方・価値観にきっと良い影響を与えてくれると思う。」という言葉が印象的でした。
また、参加者の皆さんからは、
「実体験に基づくお話で、大変興味深かった。」
「有意義な時間を過ごすことができた。」
「精神保健福祉士という専門職のイメージがより膨らんだ。」と感想をいただきました。
今後の角野さんのご活躍をお祈りしております。
次回の講演会は、2016年1月31日(日)14時~15時30分
講演内容は、『JR福知山線脱線事故によるPTSD経験から保健所で働く精神保健福祉士の今』です。
是非、ご参加ください。お待ちしております。