2015年5月は、『心理の仕事と福祉の仕事はどう違う?』というテーマで講演会を実施しました。
講演者は、2012年度卒業生の是友直樹さんと学科長の尾崎万理子先生です。
精神科病院で働く精神保健福祉士の是友さんは、大学卒業後、金融機関で勤めておられましたが、
ご友人と医療従事者のご姉妹の影響を受け、
より直接的に人に寄り添った仕事がしたいと考えるようになり、精神保健福祉士を志されました。
学科長の尾崎先生は、社会福祉士の資格取得後、
医療機関や児童相談所、保健センターの相談員としてご活躍され、
現在は教員として教鞭に立たれています。
講演の中では、実のなる木の絵を描いて心理分析を行うバウムテストを実施しました。
是友さんからは、
「夜間の学校なので、日中は業界アルバイトで、当事者さんとの交流を通して現場で必要になるスキルを身に付け、また試験が近づくとクラスメイトと勉強会を企画したり、お互いに励まし合いながら勉強に取り組みました。久し振りの学校生活は大変な部分もありましたが、神戸医療福祉専門学校中央校で過ごした1年間は、毎日が発見の連続でした。学校のカリキュラムがしっかりしていたお陰で、勉強が苦手な自分でもこうして精神保健福祉士として新たな人生の転機を迎えることができました。」
と当時の学校生活を振り返りながらご感想をいただきました。
尾崎先生からは、
「日頃から、社会情勢や障害者に関するニュース、ドラマ等、意識して新聞やネットから情報を取り入れることで、より精神保健福祉士への関心を高めることができます。そして、自分の性格の傾向を見直すことで、より専門職として大切な資質を磨くことができます。」と、アドバイスを下さいました。
今後の是友さんのご活躍をお祈りしております。
次回の講演会は、2015年6月14日(日)14時~15時30分
講演内容は、『働く女性特集~心理学を活かせ女性に強い資格、精神保健福祉士~』です。
是非、ご参加ください。お待ちしております。