8月は「地域における精神保健福祉士~障がい者雇用の促進に向けて~」をテーマに講演会を実施致しました。
講演者は、2007年度卒業生の高木陽平さんです。
高木さんは大学卒業後、警察官をされていましたが、
地域で精神障害者に対する差別や偏見問題に触れたことと、
友人が精神疾患に罹患されたことを契機に精神保健福祉士へ転職することを決断されました。
講演会では、「障がい者雇用を促進していく過程で大切にしなければならないことは、
本人を中心に医療機関・家族等と連携しSOSを出しやすい、気づきやすい関係性を構築することです。
次に、医療行為以外の分野でサポートを行う上で、本人の強みや元々持っておられる力を引き出せるアプローチこそが
精神保健福祉士の役割と業務となります。
まだまだ人手が足りていない業界ですので、
皆さんと共にお仕事ができることを楽しみにしています。」
と参加者の皆さんにエールを送って下さいました。
今後の高木さんのご活躍をお祈りしております。
次回の講演会は、2015年9月13日(日)14時~15時30分
講演内容は、『体験授業~社会的ひきこもりをめぐる精神保健について~&音楽分野から精神保健福祉士に転身』です。
是非、ご参加ください。お待ちしております。