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【整形靴科】靴製作の工程をご覧あれ!

整形靴科

2016.3.4

こんにちは!入学事務局の馬本です。 3月に入り少しは暖かくなるかと思いきや、雪が降るなど相変わらず寒いですね…!

桜の季節まであと少し。あたたかくしてお過ごし下さいね。

さて、本日は整形靴ができるまでの作業工程をご紹介します。

そもそも整形靴とは…?

外反母趾や扁平足など足のトラブルを抱える方にとって、はき心地が良く、歩きやすくなるように製作・加工された靴です。近年は、増えている糖尿病の患者さんに合った靴作りもしています。

整形靴技術者って…?

整形靴を扱う企業は、年々増えており、整形靴技術者は、お客様の足の悩みを聞き、そこ方にとってどのような靴が必要なのかを考え、靴の製作、加工、フィッティングまで行います。整形靴技術者の仕事とは一人ひとりの足に合った靴を作り、「歩く喜び」を届けます。

それでは、整形靴と整形靴技術者を知っていただいた上で、本校で学生も学んでいる、作業工程をご覧下さい!

①足の情報収集と採型

1

足の情報を得るため、「フットプリント」をとり、足の長さや幅、高さなどを採寸。さらに足に石膏包帯を貼り付けて、足型をとります。採寸と採型は、後の工程に影響する重要な作業です。

②木型をつくる

木型

石膏の足型に樹脂を流し込み、その後グラインダーで削ったり、パテで盛ったりしながら靴の原型の「木型」をつくります。

※グラインダー:基本的に削る作業で使用する機械。木型の製作や靴底の調整などで欠かせない。

③革を縫製し、アッパーをつくる

革縫製

木型を基にしてデザインを起こし型紙を製作します。その型紙から紙を裁断して、ミシンで縫い合わせ、アッパーが完成!

※アッパー:足を包み込む甲の部分。整形靴では、使用される方の足に馴染んでいくため、一般的に天然皮革が用いられる。

④アッパーを木型にそわせる

吊り上げ

ワニを使ってアッパーを木型にそわせて釘などで固定します。靴の形を保持するために、かかととつま先には「芯」となる材料が入っています。

⑤底付け

底付け

つり込まれた革の底面に、本底(表底)とヒールを貼り付け、靴底を作成。

本底やヒールの材料には床革やEVA、ゴムなどを使用。グラインダー形を整えます。

 

⑥靴を磨いて完成!

仕上げ

底付けが完成したら、木型を抜き、靴を磨いて、中敷にトップカバーなどして仕上げ、ひもを通して完成です★

いかがでしたでしょうか?オシャレ靴なだけではない、整形靴の製作のイメージがついていただけましたでしょうか。

靴製作を体験してみたい、という方には、3月13日(日)に実施予定の「ミニシューズ製作」のオープンキャンパスがおすすめです!

上記で説明した靴製作の工程の一部を実際に体験できるオープンキャンパスなのです★

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3月13日(日)「手のひらサイズのミニシューズを作ってみよう!」

ミニシューズ

工程は、下記のとおりです!

① 本体とストラップをミシンで縫い合わせる

② 木型に沿わせる(つりこみ)

③ ソールを貼る

①では、実際の靴用ミシンを使用し、革を縫い付けるところから、②では、アッパーの

部分を特殊な器具を使って形にするところまで体験できます♪

上記で紹介した靴製作の工程に比べると、簡易ではありますが、実習の雰囲気や靴製作の楽しさを体感していただけるスペシャルイベントです!学生スタッフと教員の先生で完成までサポートさせていただきますので、安心してご来校下さい!もちろんお持ち帰りできますよ♪

ぜひ、皆さんのお越しをお待ちしております!

オープンキャンパスのご予約はコチラから★

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足と靴について、もっと詳しく知りたい方は・・整形靴科特設ページへ

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