こんにちは!入学事務局の馬本です。3月も中旬までやってきました。桜の蕾と少しずつ膨らみ始め、あたたかい季節が楽しみですね。 さて、本日は「整形靴と医療の関わり」をお伝えします。
そもそも整形靴とは…?
各個人の足の形状や症状に合わせて作られた靴のことで、足の型を採り木型から作るもの、既成の木型を修正して作るもの、既成のコンフォートシューズを加工するものがあります。
また靴ではありませんが、足の裏にかかる圧の調整や変形の矯正などを目的に作られる「足底板(そくていばん)」(靴の中敷)も整形靴技術の重要な一分野となっています。
また、足に疾患を持っている方が利用する靴とは限りません。「履きやすい」靴は健康にも繋がりますので、一般の利用者の方も増えており、これからも需要は高まっていくとされています。
例えば、こんな症例
・70歳の男性
・疾患名:急性灰白髄炎・・・ポリオともよばれ、ポリオウィルスにより脊髄神経の灰白質という部分が侵される。はじめの数日間は風邪のような症状があらわれ、その後足や腕に麻痺が起こる。
(1)左肩のほうが高い
(2)ハンマートゥ
(3)外側に倒れている
・足の状態:右足が爪先立ちになり、踵が地面に着かない。また踵の骨が内側に傾き体重が外側にかかる。足の指は上に上がってハンマートゥと呼ばれる状態。
(4)倒れている外側を支える
(5)__上に延長した位置 (6) ― —— ― 通常の位置
(7)外側に倒れにくくなった
・靴での対応:外側に倒れないように、中敷で支え、さらにカウンターと呼ばれる踵の補強を通常より上に長くして支えた。
また、足の指が当たらないように厚みをつけて余裕を持たせた。
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さて、イメージはつきましたでしょうか?
整形靴を履くだけで、歩き方も見違えるほど変わっていくのです。
もっと詳しく知りたい方は、こちらから映像をご覧下さい*
単なるオシャレ靴ではなく、機能性も兼ね備えた整形靴。
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