こんにちは!
靴業界への転職を悩んでいる社会人のみなさまへ
今回は、医療職から整形靴職人の仕事へとキャリア転向し入学された社会人学生へインタビューしてきました。
30歳を越えて新たなスタートを切ることを決意した強い思いとは??
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整形靴科1年
西田泰教さん(33歳)
前職:臨床工学技士
“もの作り職人”には、幼い頃から漠然と憧れがありました。テレビ番組などで職人の方の特集を見て、そのこだわりや「一つのものを突き詰める」姿勢に感動することも多かったのです。しかし職人の世界は自分とは違う世界だという気持ちがあり、一歩を踏み込めずにいました。
真剣にもの作りの世界を考え始めたのは、30歳を過ぎた頃でした。
『これまで年数を積んできて、この先順調にいくと管理職としてやっていく道が待っているだろう。しかし、本当にそれが自分にとって一番よい選択なのか?本当にやりたい仕事なのか?・・・』
ちょうど自分のキャリアを考え直すタイミングだったのだと思います。
本当に打ち込める仕事は何なのかと考えたとき、それが靴作りの仕事でした。
元々、「趣味も含めて仕事にしたい、ひとつのことを突き詰めて仕事にしたい」という思いがあり、また、靴に興味のあった私にとって靴作りの仕事はとても魅力的でした。
また、前職で人工透析の患者様に関わる中で、糖尿病により靴が合わないという方が多くいらっしゃって、作り手として患者様に携わりたいという気持ちが芽生えたことも大きなきっかけでした。
三田校を選んだ決め手は、教育訓練給付金を受給しながら靴について学ぶことができ、社会的に認められた学校であったことです。
靴業界に三田校の卒業生が多く、数多くの実績があることも魅力でした。
入学するにあたって、靴の世界でやっていけるかどうかという不安はもちろんありました。
しかし、今は不安よりも楽しさのほうが勝っています。
靴が好きなので、製作の段階を理解できるのが楽しく、日々靴への新たな見方を発見していけています。
学校生活は、自分の興味のあることや将来必ず必要ばかりのため、クラス全員が真剣に取り組んでおりとてもよい雰囲気です。
授業では細かくコツを教えてもらえて、機材もしっかりあるので環境にも満足しています。
私と同世代の学生もいるので、クラスで浮いてしまうということもなく安心して勉強に集中できます。
また、学費の関係で踏ん切りがつかないという社会人の方は、まずは教育訓練給付金について調べてみてください。
また、教育訓練給付金についても、ハローワークというと初めは行きづらさもありましたが、実際に行くと親切に相談に乗っていただけましたので、まずは一度足を運ぶことをおすすめします。
自分の夢を仕事にする修行だと思って、これからも日々整形靴を学んでいきたいと思いま
す。
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西田さん、ありがとうございました。
自分のキャリアについて考え直すタイミングで靴の道へと踏み出した西田さん。
教育訓練給付金などのサポート制度も活用しながら、希望の就職に向けて日々頑張っておられるようです。
社会人の方の学びなおしをサポートする教育訓練給付金については、
入学事務局かお近くのハローワークまでお問い合わせください。