みなさん、こんにちは。
義肢装具士科3年生では、『靴型装具』の授業が始まりました!
靴型装具とは
足に合った型で作られた靴のことで足の変形の矯正や痛みを和らげる目的で使用されます。「整形靴」も義肢装具士が製作する装具のひとつです!
日本で唯一、整形靴科を併設する三田校では、この靴型装具の授業にも力を入れています!
足に合った靴ができるまで
①採寸・採型 ②木型製作 ③仮合わせ ④デザイン決定 ⑤アッパー(靴上部の革)製作 ⑥つり込み(木型に革を合わせる作業) ⑦底付け ⑧仕上げ・完成
という工程があります!
靴型装具の授業
義肢装具士科では、9月から12月の3ヶ月間で採寸から仕上げまで、靴を完成させる授業を行っています。
この授業では靴型装具の中でも、患者様の足を採型したギプスモデルから、発泡する特殊な樹脂を用いて作った木型を使う「特殊靴」を作り上げていくことになります。
この樹脂は分量を間違えるとうまく発泡しないので正確に量る必要がある行程ですが、樹脂をよく混ぜて流し込めばあとはモコモコと発泡してくるのを待つのみ!
まるでオーブンの中のケーキのように樹脂が盛り上がっていくたびに、学生からは歓声があがっていました。
クラスメイトとお互い見合わせながら、削り具合や形状を確認して木型製作に取り組んでいます!
義肢装具士科4年制の講師はドイツの国家資格、整形靴マイスターであるエドワルド・ヘルプスト先生です!
学生の皆さんの靴が完成するのが楽しみですね(*^^*)
オーダーメイドの靴製作に興味がある方はこちらのブログもご覧ください!
『義肢装具士科4年制4年生の「整形靴技術Ⅲ」授業風景紹介!』
『【整形靴科】靴製作実習に潜入!学生に靴をつくってもらったら④~適合編~』