こんにちは。入学事務局の木下です!
今年は東京2020イヤーということで、オリンピックだけでなくパラリンピックに興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
義肢装具士科(4年制・3年制)の授業で義足モデルをしていただいている松本さんが、この度、東京2020オリンピック・パラリンピックの聖火リレーの聖火ランナーに選ばれました!
これを記念して、義肢装具士科(4年制・3年制)の先生たちによる「聖火ランナーのための義足コンテスト」が開催されました!
10人の義肢装具士による、熱戦をお届けします!
まずは「スポーツ義足」「ソケット」について簡単にご紹介します。
日常用義足とスポーツ義足の違い
日常用義足は日常生活を支える必要があるため、身体を支える、歩くことに重点を置いて製作されたものになります。スポーツ義足では競技によって求められる機能が異なるため、陸上用や水泳用、スキー用など、スポーツに合わせてさまざまな種類があります。
日常用義足とは異なるパーツや素材を使うことで、より速く走る、高く跳ぶといった動作が可能になります。
義足と人をつなぐ“ソケット”
今回のコンテストで義肢装具士の先生たちが製作したのがソケットです。ソケットとは人と義肢の接触面となるパーツのことで、この部分がフィットしないと痛みも出てしまう、義足において最も重要な部分と言えます。さらに今回はソフトインサートという、ソケットと人体の適合性を向上させる役割のものも製作しました。
聖火ランナーのための義足コンテスト
まずは10本の中から上位4本を選ぶ予選会。開始前は先生たちもドキドキの様子でした!
どのソケットがどの先生のものかわからないように、エントリー番号順で履き比べていただきます。
ここから準決勝、決勝と履き比べながら候補を絞っていきます。
さらに長距離で試し履きを行う決勝戦。ソケットと足の接する面に痛みが出ないか。走る動きにフィットするか。など、じっくり走ったり、歩いたり試していきます。
そして、優勝は…1番!宮谷先生のソケットに決定しました!おめでとうございます!!
ここからさらに修正を行い、本番に向けて仕上げていきます。
貴重な晴れ舞台、とっても楽しみですね!
まとめ
盛り上がりが見え始めた東京2020!感動を与えるアスリートたちの背景にある、それを支える人々の存在も、学校として応援していきます!
次回は「松本さんの聖火リレーに密着!」をご紹介します!
シリーズブログ:「東京2020パラリンピックに向けて」
過去のアーカイブ
Part1「パラリンピックの裏側では、アスリートを支えるために何が行われているのか?」
Part2「パラリンピック修理センターに参加する義肢装具士インタビュー」