【義肢装具士科】海外研修報告!

今回は義肢装具士科と義肢装具士科4年制の海外研修(オーストラリア、香港)について紹介します。三田校では提携校であるラトローブ大学(オーストラリア)そして香港理工大学(香港)へと毎年研修をしています。企画から事前準備などから順次紹介していきたいと思います。

ラトローブ大学研修第二日目には毎年恒例のBBQの催しがあるため事前に何を調理するか決める必要がありました。食材調味料は現地で入手することになるため、現地で入手可能なものを検討しなければなりませんでしたが、今回の宿泊先はMercure Welcome Hotel Melbourne (Little Bourke street) と中華街に非常に近く、そこから徒歩5~10分の“運時 Great Eastern Food Centre(Russell Street)”というお店(←引率者の西北が過去によく利用していた)で調達することにしました。因みに焼きそばを作りましたが、その様子はまた後で。

 

早朝メルボルンへ予定通り到着し、入国審査後荷物を受け取り通訳兼ガイドの土井さんと合流し、チェックイン時間までバスにて市内(フィッツロイ庭園、クイーンビクトリアマーケット、フリンダーズストリート駅など)を観光しました。長距離移動+機内宿泊でしたが、みんな元気です。途中フリンダーズストリート駅でトラム(路面電車)での移動用にMyki cardを購入しました。ICチップ入りの電子カードですね、バス電車などはこれ一枚でOKです。昔は紙のチケットを購入しなければならず、日本でいう緑の窓口のような販売所がない駅では自販機から購入しなければならず不便でした(何が不便って紙幣使用不可な自販機ばかりで大量の硬貨を用意しないといけなかったのです)。因みに購入の内訳は本体+One dayチケット×2日分(約6オーストラリアドル+約7オーストラリアドル×2)で約20オーストラリアドルです。

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メルボルン、フィッツロイ庭園

ホテルチェックイン後、①鍵配布、②内線の使い方、③フリーWi-Fiの使い方、④翌日のスケジュール確認などを行い、夕食の時間まで一時解散です。夕食後は現地解散しましたが、BBQ時の調理班はそのまま教員と共に食材の調達場所を確認し、初日を終了しました。

研修第一日目はホテルにて朝食後、午前8時にロビーへ集合。寝坊も遅刻も無く好印象です。トラム(移動時間約15分程度)にて最初の目的地Royal Children Hospitalへと向いました。Royal Children Hospitalではスタッフによる施設・症例・保険制度などの紹介(PowerPoint)を受けた後、3つの班に分かれ義肢装具エリアを中心に歩いて見学しました。時折自発的に質問をする学生もおり良い雰囲気です。

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Royal Children Hospital PO Department

服装の指定などは特に設けませんでしたが、次年度以降はあっても良いと感じました。英語で不適切な表現を描いたシャツを本人も意味も知らずに着てしまっている場合もありうるので、病院訪問に限らず英語圏を研修する場合には注意が必要なのです。(今回はそのような実例は確認していない。)

 

正午頃、Melbourne Zooに移動し昼食を済ませグループに分かれて動物園内を回りました。殆どの学生がオーストラリア特有の有袋類を見るのはこれが初めてです。2~3時間の見学の後、出口で全員揃うのを待っていたところ突然一人の学生が、

学生:「カンガルーいませんでしたねー」

一同:「えっ、いたよ!?」

学生:「うそっー!!見逃した(泣)」

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ちゃんと先生のカメラに写っていました(笑)。因みに右の学生(写真)ですが、この写真を見せても思い出せないようでした。その後全員でホテルに戻り翌日のスケジュールと集合時間を確認後初日は終了でしたが、調理班と教員は明日の準備のため買い出しです。

研修第二日目はトラム(移動時間約50分程度)にてLaTrobe Universityへと向かいます。到着後、アンソニー先生の歓迎のあいさつの後、2班に分かれ(A班:解剖実習→Agora&図書館、B班:Agora&図書館→解剖実習)行動です。Agoraとは大学の中心でカフェや軽食を楽しむ場所です。解剖の実習は約90分で大学からエプロン&ゴム手袋が支給されます。マスクは準備されていませんが、昨年度の報告から事前に学生に通達→必要な者には持参させていました。参考書を持参した者は1班をみる限りではいませんでしたが、担当の先生とのコミュニケーションとより深い理解のために来年度は強く推奨したいですね。途中ホルマリンとアルコールの臭いによる体調不良を訴える者が2名ほどいたので退出させましたが、大事には至りませんでした。

解剖実習の後はBBQです。調理前の食材の加工はPO科内のキッチンを借り(まな板、ボール、切れ味の悪いナイフ、電子レンジ)、調理はBBQ台の鉄板スペースを使用しました。因みに鉄板スペースは非常に狭く一度に多量は調理出来ないので、次年度以降も何を調理するにしても注意が必要と思いました。そして現地の学生が約40~50名ほど参加するだろうと聞いていたため効率よく調理していく必要がありました。

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BBQの様子、おかわりも出た

午後はSIM Limbを使った採型実習を行いました。SIM Limbとは下腿切断者の足を模したモデルで型取りの練習が繰り返し行えます。授業の流れとしてはビデオ(吹き替え・字幕はない)にて手順を確認した後、実習を行います。

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SIM Limbによる採型の様子

かなり酷い学生が複数名いましたので、復習させてから挑ませるべきでした。ラトローブでの研修後、ホテルに戻り翌日の出発・集合時間等を確認後解散としました。

メルボルンでの研修中、集合時間に遅れる・寝坊する者はいませんでした。最終日で翌日香港へと出発するということで余った通貨を香港ドルに換金する学生が数人いました。そこでなんと計算を間違えられるという目にあった学生が2名も出てしまいました。ホテルのボーイさんの手助けなどもあり後日取り戻すことに成功しましたが、順調に研修が行われていただけに学生もショックだったことでしょう。その場で確認を怠らないことが大切ですね。

次回は第二部、香港編です。

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