神戸医療福祉専門学校では、『関係職種連携』という、チーム医療を実践的に学べる学内実習授業を行っています。
今回のブログでは、そんな「神戸医療ならでは」の授業内容をご紹介します☆
チーム医療とは
医療現場では、一人ひとりの患者さんの症状に合わせて、さまざまな専門職が連携し、治療やリハビリテーションから在宅ケアまで進める「チーム医療」 の考え方が広がっています。患者さんとそのご家族を中心に各専門職が連携して、よりよい生活や健康のサポートにベストを尽くすのがチーム医療の考え方です。
関係職種連携(チーム医療実習)とは
三田校の理学療法士科・作業療法士科・言語聴覚士科・義肢装具士科4年制
中央校の鍼灸科の3年生が合同で行っている、三田校で行う学内実習です。
リハビリ計画
グループごとに、担当の患者さんに対し、どのようにリハビリをすすめるか計画を立てます。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士、鍼灸、それぞれの立場からどのようにアプローチを始めるべきか、意見交換をしています。
問診
患者さんが来られたら、まずは自己紹介の上、症状のこと、普段の生活のことなど、教えていただきます。まずは、どんなリハビリが必要か考えるために、お話を聞くことがとても大切です。
言語聴覚士
言語訓練の場面では、ごはんを食べたり言葉を発したりするのに必要な、口の開閉や舌の使い方などの検査や訓練をさせていただきました。
作業療法士
作業療法の場面では、ものをつかみ、運ぶことができるか、という生活動作の検査や訓練をさせていただきました。
理学療法士
理学療法の場面では、足や手をどれくらい曲げられるか、といった角度を測る検査をさせていただきました。
義肢装具士
義肢装具の場面では、実際に装具を着けて歩行していただき、その中で歩きにくさなどが出ていないか確かめています。動画で撮影し、歩行の分析なども行います。
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3年生たちは、1年生・2年生で学んできた知識を総動員して、この日に備えて取り組みました。患者さんにお会いする前には、何度も立てた計画を確認したり、練習したりする姿が見られました。
皆さん、この実習を通じて少しでも多くのことを経験し、人の役に立てる医療のプロを目指して頑張ってくださいね!
チーム医療や他の医療職との関わり方については、学ぶことのできる学校は多くありますが、実際にモデル患者さんにお越しいただき、学科の枠を超えて合同で実習するのは、神戸医療ならではの実習です 🙂
理学療法士科・作業療法士科・言語聴覚士科・義肢装具士科4年制について詳しく知りたい方はこちらのページからご覧下さい!