神戸医療福祉専門学校中央校の介護福祉士科には、
高校を卒業してすぐに入学した学生はもちろん、
高校を卒業した後、大学、社会人など、様々な人生経験を経て入学した学生も在籍しています。
今回は2015年4月、神戸医療福祉専門学校中央校の介護福祉士科に入学し、
2017年4月から「高齢者ケアセンター甲南」で介護福祉士として活躍している小泉誠志さん(入学時26歳)に、インタビューをさせて頂きました。
4年制大学の経済学部を卒業後、飲食店でアルバイトをしながら、進路を模索していた小泉さん。
ある日、お婆様が転倒され、身の周りの手助けが必要になった時、
「もっと身の周りのお手伝いが出来る知識や技術を身につけたい」と思ったことが、
介護福祉士を目指すきっかけになったそうです。
神戸医療福祉専門学校中央校の介護福祉士科に入学する前は、
「勉強についていけるかなぁ・・・」「若いクラスメイトに馴染めるかなぁ・・・」という不安があったそうですが、
入学してみると、クラスメイトとの年齢差は思っていたより気にならず、
勉強内容も、興味がある介護に関することだったで、積極的に取り組めたとのことです。
↑学生時代の小泉さん、クラスメイトと力を合わせて入浴介助の練習です。
まず小泉さんに、「大変なこと」と「嬉しいこと」について聞いてみました。
小泉さん「介護福祉士は、利用者の方に寄り添う仕事なのですが、1人の利用者の方ばかりになってしまうと、他の利用者の方々への対応がおろそかになってしまいます。バランスを考え、優先順位を立てて対応する必要があるということが、今はまだ大変だと感じています。」
そのお話を聞いて、心優しい小泉さんだからこその悩みだと感じました。
小泉さん「嬉しいことは何と言っても、利用者の方々が喜んで下さることです。食事の時もお風呂の時も、レクリエーションの時も、“ありがとう”と感謝して下さる時、“介護福祉士になって本当に良かった”と心から思います。」
まだ介護福祉士として2年目の小泉さんに、今後の目標について聞いてみました。
小泉さん「将来的なというよりは目先の目標になるのですが、今年から利用者様の担当をさせて頂くことになりました。担当させて頂く利用者様に快適に過ごして頂くために、しっかりと支援していきたいと思います。」
最後に、介護福祉士を目指そうかどうか迷われている社会人や既卒者のみなさんにメッセージをお願い致します。
小泉さん「介護福祉士は身体を動かす仕事が多いので、年齢が若ければ若い方がいいと思われるかも知れませんが、決してそんなことはありません。なぜなら、神戸医療福祉専門学校中央校の介護福祉士科では、“身体に負担の少ない”介護技術を学べるからです。逆に言えば、若くないからこそ、しっかりとした技術を身につけておいた方がいいとも言えます。何歳ならOKで何歳ならダメというのではなく、“自分がどうしたいか”で人生の選択をすることが、私は大事だと思います。」
小泉さん、高齢者ケアセンター甲南の皆様、お忙しい中、誠にありがとうございました。