2015年11月は、『病院・施設における精神保健福祉士の役割と業務』というテーマで講演会を実施しました。
講演者は、2006年度卒業生の田浦香織さんと2008年度卒業生の安好弘孝さんです。
現在、地域活動支援センターで働く精神保健福祉士の田浦さんは、
大学卒業後、アパレル関係でお仕事されていました。
しかし、40歳代、50歳代と長くは続けられないと考えるようになり、
長期に渡って人を支援することができる医療・福祉関係の仕事に就きたいと思いが日を追うごとに強くなってきました。
本校なら1年間で精神保健福祉士になれることを知り、入学されました。
現在、育児と仕事を両立させながら充実した日々を送っておられます。
現在、精神科病院で働く精神保健福祉士の安好さんは、
大学時代に心理学を専攻し臨床心理士を志していました。
在学中に実習で精神科病院を訪問する機会があり、そこで閉鎖的な病院の現状を目の当たりにし、
生活者という視点で患者さんを捉えアプローチするという精神保健福祉士の専門性に強い魅力を感じ、
本校へ入学されました。
入職後は、医療モデルの中に福祉的視点を導入する、患者さんではなく生活者として、
また一人の社会人としてクライエントに接する、自分一人で抱え込まないということをモットーに
精神保健福祉士としての実践を重ねてこられました。
同時に、PSWとしてのもう一つの大きな役割として
精神科病院、精神障がい者についての正しい情報を伝えていくと精神障がいに対する社会の偏見をなくし、
イメージを良くするよう尽力されています。
参加された方からは、
「精神保健福祉士を目指したいという気持ちが、更に強くなりました。」
「精神保健福祉士は本当に魅力的だと改めて感じました。」と感想をいただきました。
今後の田浦さんと安好さんのご活躍をお祈りしております。
次回の講演会は、2015年12月13日(日)14時~15時30分です。
講演内容は、『他職種から精神保健福祉士への転職』です。
是非、ご参加ください。お待ちしております。