今回は12月に行われた義肢OSCE(オスキー)について紹介します。OSCEとはobjective structured clinical examinationの略で客観的臨床能力試験という意味です。本校では知識だけでなく、臨床での対応能力を評価するために、最終学年を対象としてOSCEを実施しています。
この試験では、実際に学生が大腿義足の身体評価、採寸、採型、適合、歩行評価を行い、それを外部の臨床で活躍されている義肢装具士の方に評価していただきます。
試験は2日間に分けて行われ、1日目は身体評価、採寸、採型、2日目は適合、歩行評価を行います。単純な技術だけでなく、決まった時間の中で効率よく作業することや、患者さんに対する気遣いなど、臨床で必要となることが評価されます。
試験後には評価していただいた方から、厳しくも暖かいフィードバックをいただきます。臨床で活躍されている方々からの意見は、学生にとって大変勉強になったのではないでしょうか。
緊張感と汗が溢れる中、みんなとても頑張っていました。最終学年は、無事に卒業し国家試験に合格すれば、半年後には臨床に出ることになります。今回の試験で良かったことや、だめだったことを再確認し、今後の糧にしてもらいたいと思います。
卒業し臨床で経験を積んでから評価者として戻って来てくれることを楽しみにしています。みなさんお疲れ様でした!!