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【鍼灸科】教員ブログ⑤人に相談しにくい薄毛・抜け毛の悩み・・・鍼灸が解決!?

鍼灸科

2021.4.14

こんにちは!鍼灸師の笹尾です!
年齢を重ねると、少しずつ気になり始める薄毛や抜け毛などのヘアトラブルは、男女問わず悩みのタネですね。さて、皆さんは薄毛・抜け毛で悩んだとき、
どこで相談しますか?行きつけの美容院?脱毛症の治療ができる皮膚科?
確かに年齢や悩みに応じたヘアケアやスカルプケア(頭皮のケア)は大切ですから、そういった専門家のアドバイスや治療はとても助けになりますね。
では、それら髪や皮膚の専門家に加えて、もう一つ、皆さんの薄毛、抜け毛の
悩みを解決してくれる強い味方をご存じですか?

それは・・・鍼灸師です。

髪のトラブルと鍼灸院なんて、ちょっと想像つかないかもしれませんね。
そこで、今回は鍼灸師の視点から薄毛、抜け毛の予防や対策をご紹介していきたいと思います。

◆薄毛・抜け毛はなぜおこる?

薄毛・抜け毛はヘアサイクルの乱れによっておこります。
ヘアサイクルとは毛が生え変わる周期のことで、成長期、退行期、休止期の3つの周期があります。髪の毛は2~6年の成長期を経て、毛根が退化する退行期に入り、数週間の退行期の後、休止期に移行します。この段階で髪は上に押し上げられ、その下には数週間後に新しく生えてくる髪のためのスペースがうまれます。休止期は約3~4か月続きます。
加齢に伴い、このヘアサイクルが乱れると、本来2~6年であるはずの成長期が短くなってしまい、髪の毛が十分に育たないまま抜け落ちていきます。そのため髪の毛の本数が減ったり、仮に本数が同じでも髪の毛の太さがより細くなったりするので、毛髪が全体的に薄くなったように感じます。
ヘアサイクルを乱す原因には、加齢、ストレス、生活習慣、ホルモンバランスの乱れによる頭皮環境の悪化などが様々なものがあり、薄毛、抜け毛を根本から解決するためには毛髪や頭皮のみのケアだけでなく体内からのケアが重要になります。

◆鍼灸師ならではの薄毛・抜け毛のアプローチ

1.ホルモンバランスを整える
薄毛を引き起こす原因の一つとして男性ホルモンの影響があります。加齢に
伴い、血液中の男性ホルモンが毛乳頭の受容体と結合し、前頭部や頭頂部の
毛髪の成長を抑制するように作用してしまうと、ヘアサイクルが乱れて軟毛化し、薄毛や脱毛をひき起こします。鍼灸には、内臓機能を調節してホルモン
バランスを整える効果があります。

2.頭皮の血流循環を改善させる
薄毛や抜け毛に悩んできる方の多くが、頭皮が硬く、薄い傾向にあります。
これは頭部にある帽状(ぼうじょう)(けん)(まく)とよばれる薄い筋のようなものが下に引っ張られるためです。この帽状(ぼうじょう)(けん)(まく)は頚や肩、背中とつながっており、首や肩、背中の
緊張が強くなると、帽状(ぼうじょう)(けん)(まく)も引っ張られます。
すると、それに伴って頭皮の毛細血管も引っ張られて細くなり、髪に酸素や栄養がうまく運べなくなるため生えにくくなったり、脱毛が起こるようになります。鍼灸では、このような筋の緊張を緩め、局所の血流を改善する効果があります。

3.一人一人の薄毛や抜け毛の原因・体質に応じて治療ができる
先ほども述べたように薄毛や抜け毛の原因は様々であり、生活習慣や体質に
よっても対処法が異なります。東洋医学をベースとする鍼灸では、症状の原因や体質を見極め、そこから一人一人に応じた方法でアプローチできます。
薄毛・抜け毛をひきおこしやすいタイプはこんなタイプです。

【1】(けっ)(きょ)タイプ
東洋医学において髪は「血余(けつよ)」と呼ばれ、血液の余りから作られるものと
考えられています。そのため、血液が不足していると健康な髪が作られなくなり、薄毛や抜け毛につながります。(けっ)(きょ)タイプかどうかは爪や舌を診ることで
判断することができます。爪が薄く割れやすい、または爪が外に反り返っているのは(けっ)(きょ)のサインです。また鏡で舌を診てください。舌の色が薄く白っぽい人は要注意です。その他、(けっ)(きょ)タイプではめまいや立ちくらみ、目のかすみや疲れ、足がつりやすい、寝つきが悪く眠りが浅いなどの症状もよく現れます。

【2】腎虚(じんきょ)タイプ
東洋医学において、髪は「腎の華」とも呼ばれます。ここでいう「腎」とは
「腎臓」とは少し違い、成長や発育、生殖に関連する働きを現しています。
また自律神経や造血、ホルモンの代謝などにも関与しています。腎虚(じんきょ)の状態ではホルモンバランスの崩れによりヘアサイクルが乱れ、薄毛・抜け毛を招きます。腎虚(じんきょ)タイプであるかどうかは、腎虚(じんきょ)の症状があるかどうかを参考にします。
腎虚の症状には腰がだるい、足に力が入らない、少し動くだけですぐに疲れる、物忘れをしやすい、耳が遠くなるなどの症状があります。

【3】血瘀(けつお)タイプ
血瘀(けつお)は血流が悪い状態のことです。血行が悪くなると、髪に酸素や栄養がうまく運べなくなり頭皮環境が乱れて、薄毛や抜け毛をひきおこします。(ひどい場合は円形脱毛のように髪の一部がすっかり抜け落ちてしまうこともあります)
血瘀タイプであるかどうかは、皮膚や唇、舌の色をチェックすると判断できます。血行不良がおこっている部位では、皮膚が青みがかった色に見えます。また青紫色に静脈が浮き出ているところは特に血行が悪くなっている状態を現します。血瘀(けつお)タイプでは唇や舌の色も青紫色に近い色がみられますが、これは局所的な血行不良ではなく、広い範囲で血行不良が起こっている状態を現します。

◆鍼灸師が行う薄毛、抜け毛の治療

一般的な薄毛・抜け毛の治療としては、頭皮の循環改善を目的として、局所に
鍼や灸を用いて刺激する方法が多く用いられます。具体的には脱毛部およびその周辺の頭皮への接触鍼(小児(しょうに)(しん)とも呼ばれる刺さないタイプの鍼)や梅花(ばいか)(しん)とよばれる特殊な形状をした鍼で皮膚刺激を行うほか、脱毛部の中や周辺へ米粒大くらいの小さな灸をすえる方法が効果的です。加えて後頭部や頚部の緊張を緩め、頭皮循環に関係する血管を拡張させるために頭部や頚部のツボ(和髎(わりょう)(えい)(めい)曲差(きょくさ)上天柱(かみてんちゅう))を用います。この経穴は、指で刺激しても効果があるので、
ツボの位置を図でご紹介します。

和髎(わりょう):もみあげの後ろで()(かい)の付け根の前、脈(浅側頭(せんそくとう)動脈(どうみゃく))の
         拍動を感じるところ

翳明(えいめい):耳の後ろの突起((にゅう)(よう)突起(とっき))の下で、耳たぶの付け根の
         後ろにあたるところ

曲差(きょくさ):両方の目頭から上に上がったところで、
         髪の生え際にあたるところ

上天柱(かみてんちゅう):首の後ろにある付け根の骨の両外側、
             髪の生え際よりやや上のところ

いかがでしたか?
薄毛や抜け毛はなってしまってから対処するよりも、なる前から予防のための
対策をしっかりしておくことがなによりも大切です。そのためにも日頃から
頭皮の循環を悪化させる要因を意識して取り除くよう心がけましょう。また自分の体質や現在のコンディションを知ることで、より効果的なケアを行うことができます。自分の体質や現在のコンディションを知りたい、そんなときにも鍼灸師が皆さんの心強いパートナーになってくれます。体質にあった食療法や日常生活におけるアドバイスも含め、現在のあなたにぴったりのケアを提案してくれる
ことでしょう。

執筆:笹尾可那 鍼灸師歴16年 教員歴12年
東洋医学に基づき「体の中から美しく」をモットーに、体質改善を目的とした
全身調整と()(はつ)(しん)(頭皮への鍼)や美顔(びがん)(しん)(顔面への鍼)を組み合わせた施術を行う。

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