【在校生インタビュー】30歳のタイミングで進学を決意!2月入試を受験し入学へ
2021.01.24
三田校|2年制
文部科学省「職業実践専門課程」認定学科
一人ひとりの足に合った靴を作り、
「歩く喜び」を届ける
本場ドイツの整形靴マイスター養成校のカリキュラムを踏襲し、2年間で医学的にもデザイン的にも
優れた整形靴技術を学びます。
活躍できるフィールド
◎靴メーカー ◎整形靴製作施設 ◎健康靴専門店
学校の雰囲気・体験授業に参加しよう。
充実のサポート制度あり
シューフィッター
(プライマリー)
卒業生とキャリアセンターの方にサポートいただきました。
義肢装具製作会社での学外実習で靴の適合に立ち合った際、「この靴があるから私は歩ける」とのお客様からの言葉で、靴が人生を変えることを実感しました。現在の職場への就職は、関東で働く卒業生との交流会がきっかけでした。キャリアセンターで履歴書や就職試験のアドバイスを受け、万全の準備で就職試験に臨むことができました。
澤井 健吾さん (整形靴科 2019年度卒業)兵庫県立兵庫工業高等学校出身
株式会社 マイスター靴工房 KAJIYA 勤務
職業について知ろう
足元から生活を支える
靴作りのスペシャリスト
天然皮革を生かしたプロダクトの優秀作品を選出する、日本最大のコンペティション「ジャパンレザーアワード」。2019年は302作品のエントリーの中から、整形靴科吉田真也先生がグランプリを受賞しました。整形靴の技術を使って、ユニバーサルデザインをコンセプトに製作したことが評価につながっての受賞となりました。性別や障がいの有無などを問わず、履き心地の良い一足に仕上がっています。
整形靴とは外反母趾や扁平足など、足のトラブルを抱える方にとって、履き心地が良く、歩きやすい靴のことです。また靴には歩行をサポートする機能だけでなく、ファッションの一部としてのデザイン性も求められています。
足の筋肉や骨の名前、位置を理解し、「歩くこと」のしくみを学びます。
靴を製作するのに必要なパーツのデザインと機能を学びます。
整形靴ができるまで
1採型
足の情報を得るため、「フットプリント」をとり、足の長さや幅、高さなどを採寸。さらに足に石膏包帯を貼り付けて、足型を採ります。採寸と採型は、後の工程に影響する重要な作業です。
2計画
お客様の情報をもとに製作の計画を立てます。靴の製作のみならず、既製品の調整加工やインソール製作なども行います。また、機能性はもちろん、デザイン・ファッション性についてのお客様の要望も、しっかり取り入れます。
整形靴技術は、すべての靴作りに応用できる技術です。
1木型製作
2フットベッド製作
3仮合わせ
4型紙デザイン
5裁断
6縫製
7つり込み
8底付け
製作した靴がお客様の足に合っているかをチェックします。履き心地はどうか、悩みの解消につながっているか等ヒアリングし、調整が必要であればその場ですぐに修正を行います。また、靴をお渡しした後も、アフターフォローを継続していきます。
完成!
三田校だからこそのカリキュラム
ヨーロッパの靴作りを
マイスターから学ぶ
靴の製作実習では、本校のインストラクターであり、整形靴の本場であるヨーロッパで「整形靴マイスター」の国家資格を取得したヘルプスト先生が直接指導。「機能性とデザイン性を兼ね備えたヨーロッパの靴作り」を学びます。
オーストリア出身。1991年来日。整形靴の本場ヨーロッパで「マイスター」の資格を持つプロフェッショナル。現在は後進の指導育成にあたる一方で、神戸市灘区に会社を設立。一般ユーザーや障がい者向けの整形靴を作り続けています。
(製法例)
細革を中底に縫い付ける作業を手で行う製法。古典的な製法で、かつてはすべて手で縫い付けられていました。
ノルウェー式のウェルト製法。ウェルトを外側に出し、L字に設置することでアッパーとソールの境目を塞ぎます。防水性に優れた製法です。
靴作りの長い歴史を持つ、本場ヨーロッパ(ドイツ、オーストリアなど)での海外研修では、メーカーの靴製作現場などを訪れます。
本場の知識や技術を吸収できる
貴重な機会でした
靴や木型の生産現場やドイツのマイスター学校を訪問しました。整形靴を学ぶ学生だからこそ細かいところまで見せて頂き、質問にも丁寧に答えて頂けたので貴重な経験になりました。
西尾 幸穂さん
(整形靴科 2019年度卒業)
大阪府立柴島高等学校出身
整形靴の基礎から応用まで知識と技術を修得。希望に合わせたコースであなたの夢を応援します。
高等学校卒業者
義肢装具士養成校
卒業者
整形靴の応用的知識や
ヨーロッパの伝統製法も学びたい人
整形靴科
(2年制)
義肢装具士の技術に
プラスアルファを身に付けたい人
整形靴専攻科
(1年制)
卒業
就職
基礎科目
キャリアガイダンス Ⅰ・Ⅱ /リハビリテーション医学/義肢装具学/関係法規/運動学/機能解剖学/整形外科学/美術・デザイン/外国語/情報処理
靴専門科目
整形靴概論/靴材料学/靴専門知識/靴デザイン学/足情報収集論/整形靴理論/基本工作論/靴修理/健康靴と調整/足底板製作 Ⅰ・Ⅱ /足底板演習/木型調整/靴製作実習 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ/靴適合演習/パターンデザインⅠ・Ⅱ /製甲 Ⅰ・Ⅱ /木型製作 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ /整形靴 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ/卒業製作/接客販売演習 Ⅰ・Ⅱ /学外実習/海外セミナー
整形靴専攻科のご案内はこちらからご覧ください。
医療の学校だからこそ!就職に強い
充実の就職サポート
2ヶ月に1回、担任との個別面談の機会を設けています。学生生活についての相談や就職についての相談も行っています。
1年次から健康靴店、義肢装具製作会社などへ見学に行き、卒業後の働き方についてイメージを深めます。
約1ヶ月間、靴の製作会社やショップでインターンシップを行います。実践力を身につけます。
義肢装具士科と合同で、企業の人事担当者に集まっていただく学内企業説明会を開催しています。
義肢装具・整形靴製作会社
川村義肢株式会社/株式会社バンキフ/株式会社大井製作所/株式会社有薗製作所/東名ブレース株式会社 etc
靴販売店・専門商社
株式会社金星商店 西山靴研究所/ネイチャーズウォーク株式会社/株式会社フットマインド/有限会社OSMヘルプスト/バン産商株式会社 etc
靴メーカー
株式会社アシックス/株式会社リーガルコーポレーション/ラッキーベル株式会社/株式会社スピングルカンパニー/株式会社M・Lab etc
就職率
※2018年度就職希望者実績(就職希望者28名中28名)
2004年度卒業
藤岡 陽一さんYoichi Fujioka
兵庫県立八鹿高等学校出身
株式会社大井製作所 勤務
一人ひとり違う「足」に
1つひとつ特別な「靴」を
オーダーメードの整形靴をメインで製作を行っています。足や疾患は一人ひとり違い、どんな靴が合うか、答えは全て異なります。最適な靴を作るには、腑に落ちるまで足を見て、合うやり方をとことん探す。その人にピッタリな靴を追求し続ける。そこに、この仕事の面白さややりがいを感じています。
2005年度卒業
塗田 真二さんShinji Nurita
私立神戸弘陵学園高等学校出身
株式会社金星商店 西山靴研究所 勤務
靴の製作だけでなく、
お客様の喜ぶ顔を見られることが
やりがい。
今の会社に入社することを決めたのは、健康靴の製作をし接客もできるという、自分のやりたいことができるのが一番の理由です。お客様に、笑顔で帰っていただくことが何より大切。靴を履いて、1、2歩踏み出したタイミングの表情で、合っているかどうかはすぐに分かります。変形の強いお客様が足の相談だけでなく、話をしたい相手として私を指名してくださるのは本当に嬉しいです。靴の製作に関わるだけでなく、お客様の喜ぶ顔を見られることに、やりがいを感じています。
2004年度卒業
松本 善次さんYoshitsugu Matsumoto
神戸学院大学出身
ラッキーベル勤務
前職:義肢装具製作会社
商品が完成、販売にいたると
大きな喜びになります。
会社では、三田校で学んだコンフォートシューズの理念を踏襲した靴の生産に携わっており、おもに、商品の開発と生産管理を行っています。1足の靴に関わる人数も多く、意思の疎通が不十分だとイメージと異なったものができてしまうこともあり、苦労することもあります。でも、商品が完成、販売にいたると大きな喜びにもなり、それが一番のやりがいになっています。多くのお客様に喜んでいただけるような商品を生み出せるよう、今後も精進していきたいと思っています。
2009年度卒業
池田 裕介さんYusuke Ikeda
大阪市立桜宮高等学校出身
株式会社アシックス 勤務
在学中の2年間に
勉強してきたことが今、
とても役立っています。
現在、「つり込み」と呼ばれる、縫製が終わった靴のアッパーを取り付ける作業をしています。2002年に開催された日韓ワールドカップの際に、シューズメーカーとブラジル選手とが一緒にスパイクをつくるプロセスを追ったドキュメンタリー番組を視て、この世界に憧れました。人の足のカタチに合わせる靴をつくりたいと思って整形靴科を選びました。在学中の2年間は、実習時間も多く、勉強してきたことが今、とても役に立っています。現場で提案することもあります。靴がなくなることはありませんし、自分の手でこれまでないものを作りだすことが面白い。人を足元から支えるこの仕事をこれからも続けたいと思っています。
2008年度卒業
八巻 裕介さんYusuke Yamaki
Andante(アンダンテ)
整形靴技術を武器に開業
ビスポークの美しさと整形靴の履き心地の両立をめざして、開業を決意。ビスポークのフォルムで表現することの難しさに悩んだ時期もありましたが、それを乗り越えて今の店になりました。医学的な要素を学んだことが、「特別な靴」を作る武器になったと思います。
2007年度卒業
佐々木 崇さんTakashi Sasaki
shoe repaie工房 BAMBOO
身近な靴の相談役をめざして
ファッションは自分で考えることができても、足について学ぶのは独学では難しいと感じ、神戸医療福祉専門学校三田校に入学しました。靴のことで困ってもすぐに病院に行く人は少ないということを在学中に実感しました。だからこそ、靴修理というお客様の身近な存在として多くの人のアドバイザーになりたいと思いました。
整形靴科の授業の様子&キャンパスライフはこちらから!
2021.01.24
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2020.12.28
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