人に相談しにくい薄毛・抜け毛の悩み・・・鍼灸が解決!?

  • 神戸医療福祉専門学校
    鍼灸科

  • 神戸医療福祉専門学校 中央校 鍼灸科は、スポーツ・美容・医療・福祉4つの分野全てが学べる3年制!
    鍼灸師としてはもちろん、スポーツトレーナーや美容鍼灸など、特定の分野のスペシャリストとしても活躍できる知識と技術が身につきます。

こんにちは!鍼灸師の笹尾です!

年齢を重ねると、少しずつ気になり始める薄毛や抜け毛などのヘアトラブルは、男女問わず悩みのタネですね。

さて、皆さんは薄毛・抜け毛で悩んだとき、どこで相談しますか?

行きつけの美容院?脱毛症の治療ができる皮膚科?

確かに年齢や悩みに応じたヘアケアやスカルプケア(頭皮のケア)は大切ですから、そういった専門家のアドバイスや治療はとても助けになりますね。

では、それら髪や皮膚の専門家に加えて、もう一つ、皆さんの薄毛、抜け毛の悩みを解決してくれる強い味方をご存じですか?

それは・・・鍼灸師です。

髪のトラブルと鍼灸院なんて、ちょっと想像つかないかもしれませんね。
そこで、今回は鍼灸師の視点から薄毛、抜け毛の予防や対策をご紹介していきたいと思います。

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薄毛・抜け毛はなぜ起こる?

薄毛・抜け毛はヘアサイクルの乱れによって起こります。
ヘアサイクルとは毛が生え変わる周期のことで、成長期、退行期、休止期の3つの周期があります。

髪の毛は2~6年の成長期を経て、毛根が退化する退行期に入り、数週間の退行期の後、休止期に移行します。
この段階では髪は上に押し上げられ、その下には数週間後に新しく生えてくる髪のためのスペースがうまれている状態です。

休止期は約3~4か月続きます。

ヘアサイクルが乱れると毛髪が薄くなったように感じる

加齢に伴い、このヘアサイクルが乱れると、本来2~6年であるはずの成長期が短くなってしまい、髪の毛が十分に育たないまま抜け落ちていきます。

そのため髪の毛の本数が減ったり、仮に本数が同じでも髪の毛の太さがより細くなったりするので、毛髪が全体的に薄くなったように感じます。

ヘアサイクルが乱れる原因

ヘアサイクルが乱れる原因
ヘアサイクルを乱す原因には、加齢、ストレス、食事などの生活習慣から、ホルモンバランスの乱れによる頭皮環境の悪化などが様々なものがあります。

薄毛、抜け毛を根本から解決するためには毛髪や頭皮のみのケアだけでなく、体内からのケアが重要になります。

薄毛・抜け毛を起こしやすいのはどんな人?

現代では男性だけでなく、薄毛や抜け毛の問題に悩む女性の方も増えてきています。
そこで次は男女問わず、薄毛・抜け毛をひき起こしやすいタイプについて紹介していきます。

自分に当てはまるところがないかどうか、いっしょにチェックしてみましょう。

【1】血虚タイプ

東洋医学において髪は「血余」と呼ばれ、血液の余りから作られるものと考えられています。
そのため、血液が不足していると健康な髪が作られなくなり、薄毛や抜け毛につながります。

血虚タイプかどうかは爪や舌を診ることで判断することが可能でs。

爪が薄く割れやすい、または爪が外に反り返っているのは血虚のサイン。

また鏡で舌を診てください。舌の色が薄く白っぽい人は要注意です。

その他、血虚タイプの方はめまいや立ちくらみ、目のかすみや疲れ、足がつりやすい、寝つきが悪く眠りが浅いなどの症状もよく現れます。

【2】腎虚タイプ

東洋医学において、髪は「腎の華」とも呼ばれます。

ここでいう「腎」とは「腎臓」とは少し違い、成長や発育、生殖に関連する働きを現しています。、
また自律神経や造血、ホルモンの代謝などにも関与しています。

腎虚の状態になると、ホルモンバランスの崩れによりヘアサイクルが乱れ、薄毛・抜け毛を招く原因となります。

腎虚タイプであるかどうかは、賢虚の症状があるかどうかを参考にしてください。

腎虚の症状には、腰がだるい、足に力が入らない、少し動くだけですぐに疲れる、物忘れをしやすい、耳が遠くなるなどの症状があります。

【3】血瘀タイプ

血瘀は血流が悪い状態のことです。

血行が悪くなると、髪に酸素や栄養がうまく運べなくなり頭皮環境が乱れて、薄毛や抜け毛をひき起こす原因となります。
(ひどい場合は円形脱毛のように、髪の一部がすっかり抜け落ちてしまうこともあるほどです)

血瘀タイプであるかどうかは、皮膚や唇、舌の色をチェックすると判断できます。

血行不良がおこっている部位では、皮膚が青みがかった色に見えます。
また、青紫色に静脈が浮き出ているところは特に血行が悪くなっている状態です。

血瘀タイプでは唇や舌の色も青紫色に近い色がみられますが、これは局所的な血行不良ではなく、広い範囲で血行不良が起こっている状態を現します。

鍼灸なら一人一人の原因に応じた治療が可能!

鍼灸なら一人一人の原因に応じた治療が可能!
薄毛や抜け毛の進行を食い止めるには、育毛剤の使用や皮膚科での治療というイメージが一般的だと思います。

しかし、先ほども述べたように薄毛や抜け毛の原因は様々。
生活習慣や体質によっても適切な対処法は異なります。

その点東洋医学をベースとする鍼灸では、症状の原因や体質を見極め、そこから一人一人に応じた方法でアプローチが可能です。

薄毛・抜け毛に鍼灸治療がもたらす効果

それでは鍼灸治療は一体どのように、薄毛・抜け毛の対策に役立つのでしょうか?
薄毛・抜け毛の治療に役立つ鍼灸の効果は、主に以下の通りです。

・ホルモンバランスを整える
・頭皮の血流環境の改善

それぞれの効果について、もっと詳しくみていきましょう。

1.ホルモンバランスを整える

男性型脱毛症(AGA)などの薄毛を引き起こす原因の一つとして、男性ホルモンの影響があります。

加齢に伴い、血液中の男性ホルモンが毛乳頭の受容体と結合。
前頭部や頭頂部の毛髪の成長を抑制するように作用してしまうと、ヘアサイクルが乱れて軟毛化し、薄毛や脱毛をひき起こします。

鍼灸には、内臓機能を調節してホルモンバランスを整える効果があります。

2.頭皮の血流循環の改善

薄毛や抜け毛に悩んできる方の多くが、頭皮が硬く、薄い傾向にあります。
これは頭部にある棒状腱膜とよばれる薄い筋のようなものが下に引っ張られるためです。

この棒状腱膜は頚や肩、背中とつながっており、首や肩、背中の緊張が強くなると、棒状腱膜も引っ張られます。

すると、それに伴って頭皮の毛細血管も引っ張られて細くなり、血流が悪化。
髪に酸素や栄養がうまく運べなくなるため、髪が生えにくくなったり、脱毛が起こったりするようになります。

鍼灸ではこのような筋の緊張を緩め、局所の血流を改善する効果があります。

鍼灸師が行う薄毛、抜け毛の治療とは?

それでは頭皮の循環改善などを目的とした鍼灸では、具体的にどんな治療が行われるのでしょうか?

一般的な薄毛・抜け毛の鍼灸治療としては、局所に鍼や灸を用いて刺激する方法が多く用いられます。

具体的には脱毛部およびその周辺の頭皮への接触鍼(小児鍼とも呼ばれる刺さないタイプの鍼)や梅花鍼(ばいかしん)とよばれる特殊な形状をした鍼で皮膚刺激を行うほか、脱毛部の中や周辺へ米粒大くらいの小さな灸をすえる方法が効果的です。

加えて後頭部や頚部の緊張を緩め、頭皮循環に関係する血管を拡張させるために頭部や頚部のツボ(和髎(わりょう)、翳明(えいめい)、曲差(きょくさ)、上天柱(かみてんちゅう)を用います。

この経穴は、指で刺激しても効果があるので、ツボの位置を図でご紹介します。

鍼灸師が行う薄毛、抜け毛の治療1
鍼灸師が行う薄毛、抜け毛の治療2
鍼灸師が行う薄毛、抜け毛の治療3

和髎(わりょう):もみあげの後ろで耳介の付け根の前、脈(浅側頭動脈)の拍動を感じるところ
翳明(えいめい):耳の後ろの突起(乳様突起)の下で、耳たぶの付け根の後ろにあたるところ
曲差(きょくさ):両方の目頭から上に上がったところで、髪の生え際にあたるところ
上天柱(かみてんちゅう):首の後ろにある付け根の骨の両外側、髪の生え際よりやや上のところ

日頃の対策で薄毛・抜け毛を予防しよう

薄毛や抜け毛はなってしまってから対処するよりも、なる前から予防のための対策をしっかりしておくことが大切です。

例えば洗髪の際、シャンプーを使いすぎていると、頭皮に必要な皮脂まで失われてしまいます。
すると頭皮を守ろうとして、逆に皮脂が過剰に分泌。
その結果毛穴が詰まりやすくなって、薄毛や抜け毛などの原因となることもあります。

このように何気ない生活習慣にも、薄毛や抜け毛の原因は潜んでいます。
薄毛や抜け毛に関する正しい知識を持って、日頃から予防・対策につとめましょう。

まとめ

薄毛・抜け毛は、毛が生え変わる周期であるヘアサイクルの乱れが原因です。

そしてヘアサイクルが乱れる原因は、毎日の食事や普段の生活習慣、ストレスのほか、ホルモンバランスの乱れによる頭皮環境の悪化などがあげられます。

こういった薄毛・抜け毛の対策には、育毛剤の使用や皮膚科での治療が一般的ですが、実は鍼灸治療も効果的。
鍼灸治療はホルモンバランスを整えたり、頭皮の血流を改善する効果があるため、薄毛や抜け毛の治療にも役に立つんですね。

また、薄毛・抜け毛対策は、自分の体質や現在のコンディションを知ることで、より効果的なケアを行うことが可能です。

自分の体質や現在のコンディションを知りたい、そんなときにも鍼灸師は皆さんの心強いパートナーになってくれます。

体質にあった食療法や日常生活におけるアドバイスも含め、現在のあなたにぴったりのケアを提案してくれることでしょう。

執筆:笹尾可那 鍼灸師歴16年 教員歴12年
   東洋医学に基づき「体の中から美しく」をモットーに、体質改善を目的とした全身調整と美髪鍼(頭皮への鍼)や美顔鍼(顔面への鍼)を組み合わせた施術を行う。

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