動物を助ける仕事にはどんなものがある?命と健康を守るいろんなカタチ

  • 神戸医療福祉専門学校
    義肢装具士科

  • 神戸医療福祉専門学校 三田校 義肢装具士科は日本で唯一の4年制。
    義肢装具士の輩出数全国No.1の名門校で、国際義肢装具協会(ISPO)の認定校です。
    モノ作りと医療を深く学ぶ実習中心のカリキュラムで確かな力が身につきます。産学連携による特別実習では、グローバルな最新技術が学べ、パラアスリート支援の第一人者である臼井二美男先生など、業界の第一線で活躍されているさまざまな方の講義が受けられます。

動物が好きという人の中には、将来動物に関わる仕事に就きたいと思っている人も多いでしょう。

動物と触れ合う仕事といえば、動物園の飼育員やトリマー、ペットショップの店員さんやブリーダーなどさまざまなものが思いつきますね。

その中でも、傷ついた動物を助けたり、危機にさらされた命や健康を守ったりする仕事は、責任が重い分、一段とやりがいもある仕事です。

そこでこの記事では、「動物たちのかけがえのない命を守りたい」「動物たちを助けたい」という想いがある人たちのために動物を助ける仕事や、その職業を目指す方法などについて紹介していきます。

  • 神戸医療福祉専門学校 義肢装具士科

  • 神戸医療福祉専門学校 三田校 義肢装具士科は日本で唯一の4年制。
    義肢装具士の輩出数全国No.1の名門校で、国際義肢装具協会(ISPO)の認定校です。
    モノ作りと医療を深く学ぶ実習中心のカリキュラムで確かな力が身につきます。産学連携による特別実習では、グローバルな最新技術が学べ、パラアスリート支援の第一人者である臼井二美男先生など、業界の第一線で活躍されているさまざまな方の講義が受けられます。

動物を助ける仕事にはどんなものがある?

動物を助けるといっても、その関わり方は職業によってさまざま。

しかし、動物の命を助けるといった意味では、主に以下のようなものがあげられます。

  • 動物を治療する仕事…獣医師、動物看護師
  • 動物を保護する仕事…動物愛護センターや民間の動物保護センターの職員
  • 動物のリハビリに関わる仕事…野生動物リハビリテーターや動物義肢装具士

ここからは、動物の命を救い、その健康を守るために欠かせないこれらの仕事について紹介。

具体的な業務内容や、その職業を目指す方法について紹介していきます。

動物を治療する仕事

動物を治療する仕事
動物を助ける仕事というと真っ先に思いつくのが、獣医さんではないでしょうか?

獣医さんやそのサポートをする動物看護師さんは、診療や治療、体調管理を行って、動物の健康を守るのが仕事です。

獣医師

動物のお医者さんとして、動物の診察や病気や怪我の治療、健康管理を行うのが獣医師の仕事です。

動物病院で犬や猫、小動物や爬虫類などのペットの健康診断や、手術・投薬などの治療を行っているイメージが強いですが、そのほかにも動物園や水族館、畜産農家や競馬場などで、さまざまな動物の健康管理に関わっています。

そんな獣医師になるには、国立・公立・私立合わせて日本に17校あるいずれかの獣医大学に進学。

6年間学んでから、年に一回行われる獣医師国家試験に合格し、農林水産大臣から獣医師免許を受ける必要があります。

動物看護師

獣医師をサポートする動物看護師も、動物を助ける職業の一つです。

獣医師の診察や手術をサポートするほか、動物の健康状態をチェックする検査や薬の用意、入院動物のケアなどを行います。

現在、そんな動物看護師になるのに必須の資格はありません。

しかし、その資格としては、動物看護師統一認定機構が主催する認定動物看護師を取得するのが一般的とされてきました。

ところが、獣医療が高度化・多様化するにつれて、動物看護師にもより幅広い業務と高い専門性が求められるようになってきており、そのことをうけて2019年6月、愛玩動物看護師法が制定。

この法律に基づいて、動物看護師を国家資格化した愛玩動物看護師という資格が誕生し、第1回試験が2023年12月までに実施される予定です。

このためこれから動物看護師を目指す方は、愛玩動物看護師の資格を取得するために必要な知識と技術が習得できる、大学や愛玩動物看護師養成所(専門学校など)の進路を選択するのがおすすめです。

動物を保護する仕事

動物を保護する仕事
野良猫や野良犬などの保護された動物は、引き取り手が見つかるまで保健所で生活しますが、一定期間経っても引き取り手が見つからない場合は、やがて処分されてしまうという悲しい現実があります。

そんな保健所などに収容された犬や猫を保護し、新しい飼い主さんを探す保護活動を行うのも動物の命を救う大切な仕事です。

動物愛護センター

各市町村に存在する保健所で保護された動物たちは、一定期間経つと、動物愛護センターへと移送されます。

動物愛護センターとは、各都道府県にある動物保護施設のことで、1日でも早く、動物たちが元の飼い主に会えるように、また、新しい飼い主が見つかるように取り組みを行っている行政施設です。

さまざまなセンターが「殺処分0」を目指して、新しい飼い主を探す譲渡会や、犬のしつけ相談・しつけ教室などのイベントなどを開催しています。

動物愛護センターの職員は公務員ですので、動物愛護センターの職員となるにはまず、地方公務員試験に合格する必要があります。

民間の動物保護センター

動物愛護センターは、保護された動物たちが飼い主の元へ戻れるよう、そして新しい家族と出会えるよう力を尽くします。

しかし、それでも引き取り手が現れなかった場合は、やむを得ず殺処分が行われるというのが日本の現状です。

そこで、中にはこういった保健所や動物愛護センターなどの行政施設から、処分対象となる動物を引き取り、新しい飼い主さんを探す譲渡会を行なったり、保護犬・猫のいる保護動物カフェを運営しているNPO(特定非営利活動法人)などもあります。

動物保護活動=ボランティアというイメージが強いですが、NPO法人の「非営利」というのは、お金を稼いではいけないというわけではなく、あくまでも「利益の追求ではなく、掲げるミッションや理念の解決を最優先とする」という意味です。

そこで働いている人にはしっかり給料が支払われるため、「動物を助けることを仕事にしたい」という人にとっては選択肢の一つとなりうるでしょう。

動物のリハビリに関わる仕事

動物のリハビリに関わる仕事
野生動物やペットの中には、さまざまな理由で怪我や病気を負ってしまい、そのままでは自然に帰ることが難しかったり、今後の生活に支障が出てしまう動物もいます。

そんな動物たちの失われた機能の回復・改善を目指すのが、動物のリハビリに関わる仕事です。

野生動物リハビリテーター

釣り糸に絡まってしまった水鳥や、交通事故で負傷した鹿など、人為的な被害が原因で自然界で生きることが難しくなってしまう動物たちは少なくありません。

こういった野生動物が自然に復帰できるよう、応急処置や保護、そして野生に帰るための訓練などの一連の救護活動を行うのが、野生動物リハビリテーターの仕事です。

今のところボランティア活動が中心ではありますが、世界では20年以上前からその活躍が認められており、実際に日本でも一部で制度化が進んできています。

動物保護活動において、今後の活躍が期待されるポジションといえるでしょう。

動物義肢装具士

動物義肢装具士とは、病気や事故で手足を失ってしまった人のための義手や義足、補助器具などの義肢装具士の技術を、動物に応用する仕事です。

リハビリテーターと同じで、まだ正式な職業として浸透しているわけではありませんが、実際に日本初の動物義肢装具士と呼ばれる島田旭緒さんは、今までに1万匹以上の動物のために、コルセットなどの義肢装具を製作。

自ら会社を立ち上げ、話せない動物の想いを汲み取り、その症状や生活を改善するための活動を続けています。

動物を助けたいという想いが新たな道を切り拓く

動物を助ける仕事には、獣医師や動物看護師などのメジャーなものから、まだ職業としては真新しい野生動物リハビリテーターや、動物義肢装具士などさまざまな種類があります。

しかしどの職業にも共通して大切なのは、動物を助けるためにはどうしたらいいか、常識にとらわれずに考え抜くことです。

実際、日本初の動物義肢装具士として活躍している島田旭緒さんは、動物向けの義肢装具士
の市場自体が存在しないことに気づいてから、仕事を終えた後、夜の動物病院に自作の義肢装具を持参し、試行錯誤を重ねるということを繰り返して、今の立場を確立しました。

神戸医療福祉専門学校 三田校の義肢装具士科は、そんな自分のなりたい義肢装具士が目指せる学校の一つです。

2021年1月には片脚を失ったコウノトリのために、日本初のコウノトリの義足製作プロジェクトに挑戦。

人間や動物などといった枠組みにとらわれない、最先端の義肢装具の知識と技術、そして考え方が身につきます。

監修・運営者情報

監修・運営者<神戸医療福祉専門学校 中央校>
鍼灸・介護・精神
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