
神戸医療福祉専門学校
救急救命士科神戸医療福祉専門学校 三田校 救急救命士科は、関西初の救急救命士養成校!
国家試験の合格率は12年連続100%で、2年という最短のカリキュラムで確かな知識と技術が身につきます。授業では、消防などの現場で最前線で活躍する卒業生が、実際に指導を行う特別実習もあります。
救急医療のスペシャリストとして、現場の最前線で活躍する救急救命士。
人の命を左右するため大きな責任がともないますが、そのぶんやりがいのある職業です。
そこで今回は、救急救命士として働く魅力や大変な部分、必要なスキルや向いている人の特徴を解説します。
目次
救急救命士とはどういう資格?
救急救命士とは、厚生労働大臣が認定する国家資格です。
災害や事故の現場、救急車内などでけがや病気の人に救急救命処置を施します。
基本的に、医療行為は医師のみに許された行為です。
しかし、救急救命士の資格があれば、医師の指示のもとに決められた医療行為(特定行為)をおこなうことができます。
つまり、救急救命士は緊急事態に真っ先に駆けつけ、命をつなぐ仕事をするために必要な資格です。
救急救命士と救急隊員の違い
救急救命士が医療をおこなえる場所は、災害や事故の現場、救急車内のみと法律で定められています。(救急救命士法 第四十四条 特定行為等の制限)
このため救急救命士の多くは、消防機関で消防士として働いています。
消防士のなかでも、傷病人を救急車で搬送する救急隊に属しているのが救急隊員です。
ただし、救急隊の全員が救急救命士の資格取得者というわけではありません。
現在は、すべての救急車に最低1名は救急救命士が乗車することを目標に、運用体制の整備が進められているところです。
ちなみに、消防機関以外の救急救命士の主な就職先としては、救命救急センターなどの医療機関が挙げられます。
>>消防士と救急救命士の関係とは?消防署に勤める救急救命士の仕事内容


救急救命士の仕事内容
前述したように、救急救命士の多くは消防士として働いています。
このため災害、事故現場や救急車内での応急処置や、傷病者の搬送などが救急救命士の主な仕事です。
出動の要請が入ると、救急車などに乗って現場に急行。
到着したら、傷病者の心音や呼吸音を確認し、必要に応じてAEDなどの医療機器を用いた心肺蘇生処置をおこないます。
また、搬送先となる適切な医療機関を探すのも救急救命士の仕事です。
病院への移動中も救急車内で適切な処置を施し、到着後担当の医師に引き継ぎます。
救急救命士のやりがい
人の命を預かる救急救命士の責任は大きいですが、そのぶんやりがいのある仕事です。
救急救命士がやりがいを感じる主な瞬間としては、人の命を救うことができた時や感謝された時などが挙げられます。
人の命を救うことができたとき
けが人や急病人を助けるため、現場に真っ先に駆けつけるのが救急救命士の仕事です。
治療活動において初期対応は患者の予後に大きく関わるだけでなく、重篤の場合は命そのものが左右されることも珍しくありません。
このため傷病者と最初に向き合う医療従事者として、自らの処置で人の命を救えた時は何にも代えがたいやりがいを感じられることでしょう。
人から感謝されたとき
救急救命士にとっては数ある救急出動のうちの1件でも、その対象となる傷病者は、みんな誰かにとっての大切な人です。
このため救急救命士は、傷病者本人だけでなく、その周囲の人からも感謝されることの多い職業です。
その場で直接感謝されたり、手紙を受け取ったり、なかには元気になってから消防署までお礼を言いに会いに来る人もいます。
かけがえのない命を救えた、人の役に立てたと実感できることは自身の誇りとなるほか、次の出動への大きな原動力にもなるでしょう。


救急救命士として働く魅力
救急救命士として働く魅力は、それだけではありません。
やりがい以外にも、社会から必要とされる仕事のため全国的に需要が高い、公務員として働けるなどのメリットがあります。
全国的に需要がある
救急救命士は全国的に需要が高く、今も未来も社会で必要とされ続ける職業です。
瞬間的な判断力や臨機応変な対応が求められることから、将来AIに取って代わられる可能性も低いでしょう。
むしろ近年は高齢者の増加などもあり、年間の救急出動件数、搬送者数は増加傾向にあります。
人為災害だけでなく、地震や台風などの自然災害も頻発していることを考えると、今後も救急救命士のニーズが途切れることはないといえるでしょう。
公務員として働ける
救急救命士のほとんどは、消防士として消防機関に勤めることになります。
消防士は地方公務員の一種であるため、民間企業に比べて雇用や収入が安定する、社会的信用度が高いなどのメリットが得られます。
救急救命士の収入
やりがいだけでなく給料も、働くモチベーションを保つ重要な要素です。
救急救命士(消防士)の平均年収は、約635万円。月収に直すと約34万円です。
これは、日本人の平均年収である約433万円と比べると高い水準にあるといえます。
引用:総務省「令和3年4月1日地方公務員給与実態調査結果」
引用:国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」
>>救急救命士の年収は?平均月収や手当、昇給など気になる給料事情を全解説


救急救命士として働くうえで大変なことは?
他の職業と同様、救急救命士の仕事にはやりがいを感じる瞬間もあれば、逆に辛い、大変だと感じる瞬間もあります。
命の現場ならではの辛さ
救急救命士は命と向き合う仕事ですから、ときには目をそむけたくなるような現場に遭遇したり、無力感に襲われたり、家族の嘆き悲しむ姿にやりきれなさを覚えたりすることもあるでしょう。
しかし、一つ一つの経験を乗り越え自分自身が強くなることで、未来に救える命が増えます。
残念な結果になってしまったときこそ、自分の判断や処理を冷静に振り返り、次につなげていきましょう。
また、困難な状況や精神状態を乗り越えるためには、自分なりに上手な気持ちの切り替え方を身につけることも大切です。
24時間体制の勤務
消防士の働き方は、まる一日働く当番とまる一日休む非番を繰り返す交替勤務が基本です。
このサイクルを数回繰り返したら、2日〜3日の週休を挟みます。
当番の日は原則24時間勤務となり、仮眠中でもけが人や急病人の通報があれば出動します。
勤務中は常に緊張感があり、生活も不規則になるため、こういった勤務体制に体力的・精神的な負担を感じる人は少なくありません。
救急救命士になるには
救急救命士の資格を取得するには、高校を卒業後、養成課程のある大学や専門学校などで学び、救急救命士国家試験に合格する必要があります。
さらに消防士として働くには、各自治体の消防官採用試験にも合格が必要です。
また、先に消防士として採用されてから、救急救命士の資格を取得するという方法もあります。
その場合は、5年以上または2000時間以上の救急業務を経験し、救急救命士養成所で6ヶ月以上講習を受けることで、救急救命士国家試験の受験資格が得られます。
神戸医療福祉専門学校 三田校 救急救命士科は、2年で救急救命士がめざせる専門学校です。
国家試験の合格率は15年連続100%。
さらに西日本学生救急救命技術選手権で多くの優勝実績を持つ屈指の技術力で、現場で即戦力として活躍できる力が身につきます。


救急救命士に求められる能力・スキル
救急救命士として人々の命を守るためには、以下のような能力・スキルが求められます。
- 観察力・判断力
- コミュニケーション能力
- 体力
- 医療に関する知識と技術
観察力・判断力
救急救命士には、状況を素早く察知し、傷病者の状態や症状を見きわめる観察力が重要です。
また、救急車で病院に搬送する間も、患者の容態は刻一刻と変化します。
短時間で情報収集し、適切な処置をおこなうには、他の医療職よりも素早い判断力が求められるといえるでしょう。
コミュニケーション能力
傷病者に適切な処置を施すには、本人や周囲から事故当時の状況や症状を聞き出すことも重要です。
また、搬送先の医療機関に急患を引き継ぐ際にも、担当の医師や看護師に必要な情報を正確に伝える必要があります。
このことから、救急救命士にとってコミュニケーション能力は必須のスキルだといえるでしょう。
さらに救急現場では、傷病者本人やその家族がパニック状態に陥っていることも珍しくありません。
そのような場合は、気持ちを落ち着かせる、勇気づけるなど、人の心に寄り添う優しさも求められます。
体力
救急救命士は、原則24時間勤務です。
勤務中は常に緊張感があり、仮眠中でも要請があれば出動しなければなりません。
また、非番の日でも緊急の呼び出しがあれば出勤する必要があるため、救急救命士になるにはこのような厳しい労働条件に耐えうる体力も求められます。
医療に関する知識と技術
医療知識や救急救命処置の技術は、救急救命士の必須スキルです。
とくに、生命の危険がある傷病者に対しては、医師の指示のもと気道・静脈路の確保や、輸液・薬剤の投与などの特定行為をおこないます。
ときには病院に着くまでの間の処置が患者の生死をわけることもあるため、最も重要な能力といっても過言ではないでしょう。
救急救命士に向いている人の特徴
救急救命士として活躍するには、能力・スキルだけでなく本人の資質も重要です。
救急救命士に向いている人の主な特徴は以下のとおりです。
- 使命感・責任感がある
- 勤勉で向上心がある
使命感・責任感がある
危険と隣り合わせの状況で人々の命を守るには、体力だけでなく強靭な精神力が求められます。
このため救急救命士には、「人を助けたい」という強い使命感や責任感がある人が向いています。
勤勉で向上心がある
消防署での待機時間は、訓練や勉強をして過ごすことも多いです。このため勤勉であることも、救急救命士の大切な資質だといえるでしょう。
また、さまざまな医療機器の操作方法をマスターし、なおかつ日々進化する医療の知識や技術についていくためには、新しい知識を積極的に吸収しようとする向上心も必要です。


まとめ
救急救命士は人の命に触れるような緊張感あふれる場面で働くことが多いため、誰にでも務まる職業ではありません。
しかし、そのぶん命を救うことができたとき、そしてそれを感謝されたときは、何にも代えがたいやりがいを感じられることでしょう。
神戸医療福祉専門学校 三田校 救急救命士科は、2年で救急救命士の資格取得がめざせる専門学校です。
現役で活躍する救急救命士の徹底指導により、救急医療の最前線で即戦力として活躍できる力が身につきます。
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