保育士になるには?仕事内容や資格のとり方を解説

  • 神戸医療福祉専門学校
    言語聴覚士科

  • 神戸医療福祉専門学校 三田校 言語聴覚士科は、関西初の4年制。
    基礎から段階的に学べるカリキュラムと豊富な実習により、確実な力が身につきます。また、各専門分野に通じる専任教員のサポートにより、小児領域から成人領域まで、自分の目指す分野で活躍できる言語聴覚士像が目指せます。

子どもたちを預かって、ケガや事故がないよう見守りながら、その成長を手助けするのが保育士の仕事です。

この記事では、そんな幼児保育のプロフェッショナルである保育士となるために必要な資格やその取得方法について紹介。

さらに保育士の仕事内容や活躍している場所、似ている職業との違いなどについても詳しく解説していきます。

  • 神戸医療福祉専門学校 言語聴覚士科

  • 神戸医療福祉専門学校 三田校 言語聴覚士科は、関西初の4年制。
    基礎から段階的に学べるカリキュラムと豊富な実習により、確実な力が身につきます。また、各専門分野に通じる専任教員のサポートにより、小児領域から成人領域まで、自分の目指す分野で活躍できる言語聴覚士像が目指せます。

保育士の仕事内容

主に保育園(児童福祉法に基づく正式名称は保育所)で、未就学児の面倒を見るのが保育士の仕事です。

年齢別に分けられた0〜5歳児のクラスのいずれかを担当し、食事や排泄などの身の回りのお世話をするとともに、基本的な生活習慣を教えます。

そのほかにも年齢に応じて、散歩やお遊戯、読み聞かせなどの遊びを通じて心身の健康的な発達をサポートします。

保育士になるには

保育士となるためには、国家資格である保育士資格を取得する必要があります。

保育士資格を取得するには、大きく分けて以下の2つの方法があります。

  • 保育士の養成施設を卒業する
  • 保育士試験に合格する

保育士の養成施設を卒業する

厚生労働省に指定された保育士の養成施設を卒業すれば、保育士資格を取得することが可能です。

保育士の養成施設には、大学や短大、専門学校などの種類があります。

最短で保育士の資格を取得したいという場合は、2年制の短大または専門学校がおすすめ。

それに対して、保育士となるために必要な知識と技術をじっくり身につけたいという場合は、4年制の大学または3年制の短大・専門学校がおすすめです。

保育士試験に合格する

保育士の養成施設を卒業していなくても、一定の受験資格を満たし、国家試験である保育士試験を受験して合格すれば、保育士資格を取得することが可能です。

受験資格については細かい規定がありますので、自分が当てはまるかどうかは、全国保育士養成協議会 保育士試験事務センターのホームページで確認してみてください。

ただし、保育士試験の合格率は10%〜20%台と非常に難易度の高い試験となっています。

このためもし今、保育士になりたいと考えている高校生の方は、保育士の養成施設に入学・卒業するという進路をおすすめします。

保育士試験について


保育士試験は毎年2回、筆記試験実技試験にて行われます。

筆記試験で受験するのは以下の8科目です。

  • 保育原理
  • 教育原理及び社会的養護
  • 児童家庭福祉
  • 社会福祉
  • 保育の心理学
  • 子どもの保健
  • 子どもの食と栄養
  • 保育実習理論

合格ラインは全教科6割以上得点することです。

具体的には、「教育原理および社会的養護」の科目は50点満点中30点以上、そしてそれ以外の科目については100点満点中60点以上を得点する必要があります。

筆記試験に合格したら、今度は実技試験です。
保育実習実技として、以下3つの分野の中から2つを選択して受験します。

  • 音楽表現に関する技術
  • 造形表現に関する技術
  • 言語表現に関する技術

それぞれ50点満点中30点以上とれれば合格です。

試験の難易度と合格率

保育士試験は先述したように、合格率が約2割となる難関試験です。

特に筆記試験は全科目6割以上を得点する必要があるため、難易度が高いといわれています。

このため現在、高校生から保育士を目指す場合は、保育士の養成施設に入学・卒業するというのが一般的なルートとなっています。

しかし、筆記試験は一度に全て合格できなくとも、合格した科目については3年間有効となるため、期限内であればいくらでもチャレンジすることが可能です。

また、最近は通信教育で学ぶこともできますから、「通学が難しい」または「仕事をしながら資格を取得したい」という方にとっては選択肢の候補となるでしょう。

ちなみに、幼稚園教諭免許、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士のいずれかの資格を持っている人は、申請すれば保育士試験の科目が一部免除されます。

保育士が活躍している場所


保育士の主な就職先には保育園があげられます。
しかし、一口に保育園といってもその種類は私立、公立、認可、認可外などさまざまです。

認可保育園とは、施設の広さや保育士の数など、国が定めた基準を満たし、都道府県知事に認可された保育園(保育所)のことを指します。

それに対して認可外保育園は、国が定めた基準は満たしていないということになりますが、そのぶん夜間保育や休日の預かりなどさまざまなニーズに応えることができるのが魅力です。

また保育所以外にも、病院や児童福祉施設、障害児関連施設、商業施設内の託児所など、保育士が活躍している場所は多岐にわたります。

保育士の給与

保育士の給与は常勤の場合、平均月給が26万円
年収に直すと314万円となっています。

どこに就職するかによって実際には少し異なりますが、正社員だと271万円〜321万円という水準がもっとも多いようです。

また、非正規雇用の場合の平均時給は、アルバイト・パートの場合は997円、派遣社員の 場合は1,277円となっています。

保育士のやりがい

保育士は毎日子どもたちと関わる仕事ですので、子どもが好きという人には天職ともいえる職業です。

そんな保育士の一番のやりがいはなんといっても、子どもたちの笑顔が見られることでしょう。

また、保育士が担当する0歳~5歳というのは、特に発達スピードが早い時期です。
このため日々、子どもたちが成長する姿に立ち会えることも、保育士の喜びの一つといえるでしょう。

昨日できなかったことが今日できるようになったりと、少しずつできることが増えていく様子に、毎日たくさんの感動をもらえるはずです。

保育士と似ている職業とその違い


保育士になりたいと考えている方の中には、「子どもが好きだから、子どもと関わる仕事がしたい」という人も多いでしょう。

そこで保育士と同じように子どもと関わる職業について、保育士との違いを説明しながら紹介していきます。

幼稚園教諭

保育士と似ている職業としては、よく幼稚園の先生(幼稚園教諭)があげられます。

どちらも未就学児のお世話をするという点では同じですが、両者にはさまざまな違いがあります。

施設としての違い

幼稚園と保育園では施設としての位置付けが異なります。

保育園は、厚生労働省の管轄する福祉施設。
0〜6歳の幼児を対象に、基本的な生活習慣を身につける保育が主な預かり目的となります。

それに対して幼稚園は、文部科学省の管轄する学校です。
このため3歳〜6歳の幼児を対象に、小学校への就学にそなえて教育を行うという違いがあります。

資格の違い

また、保育士と幼稚園教諭には資格としても違いがあります。

保育士は児童福祉法に基づいた国家資格なのに対して、幼稚園教諭は教育職員免許法に基づいた教員免許

このため幼稚園教諭となるには、幼稚園教諭養成課程のある大学院、大学、短大などに入学・卒業してその資格を取得する必要があります。

言語聴覚士

そのほかにも、保育士や幼稚園教諭と同じように子どもと関わる職業としては、言語聴覚士があげられます。

言語聴覚士とは、話す・聞くなどのコミュニケーションや摂食・嚥下(ご飯の飲み込み)に関するリハビリテーションを行う専門職です。

病院などの医療分野、老人保健施設などの介護分野、障害児施設などの障がい福祉分野などさまざまな分野で活躍しています。

仕事の違い

その中には、障害児施設などの障がい福祉分野で、障害を抱えた子どもたちの発達をサポートを行っている言語聴覚士もいます。

主な仕事は、知的障害や発達障害などによって、ことばの発達や対人関係に困難を抱えた子どもたちの障がいを改善したり、よりよいコミュニケーション方法を探すお手伝いをしたりすることです。

このため言語聴覚士は、クラス全員をまとめて見る保育士よりも、子どもたち一人ひとりとじっくり関わるという特徴があります。

ジェスチャーゲームや名前当てクイズなど、子どもたちが楽しく言語やコミュニケーションを習得できるよう、プログラムを工夫しながらリハビリテーションを行っていきます。

資格としての違い

言語聴覚士は、理学療法士や作業療法士などと並ぶ、リハビリテーションに関する医療系の国家資格です。

言語聴覚士の資格を取得するには、言語聴覚士の養成課程がある大学や短大、専門学校を卒業し、言語聴覚士国家試験に合格する必要があります。

神戸医療福祉専門学校の言語聴覚士科なら、言語聴覚士の資格取得に向けて、4年間で計画的に国家試験対策ができるようカリキュラムを組まれており、無理なく資格取得を目指すことができます。

学習到達度に合わせた弱点科目の分析を行いきめ細かくサポート。卒業時には「大学卒業者と同等の学力を有する」として「高度専門士」の称号が附与されます。
まずは神戸医療福祉専門学校の言語聴覚士科の詳細情報をご覧ください。

まとめ

保育士となるために必要な保育士資格を取得するには主に2つの方法があります。

1つ目は、厚生労働大臣に指定された保育士の養成施設(大学、短大、専門学校)を卒業すること。

そして2つ目は、保育士試験を受験し、合格することです。

高校生から保育士を目指す場合は、養成施設に入学・卒業するのが一般的なルートとなります。
しかし、社会人から保育士を目指す場合は、通信講座の受講やスクールに通って資格試験の合格を目指すというのも、一つの選択肢だといえるでしょう。

また、保育士以外にも、幼稚園教諭言語聴覚士など子どもに関わる職業はさまざまです。

対象とする子どもの年齢やその関わり方は職種によって異なりますので、どんな職業があるのか、仕事内容ややりがい、必要な資格などについて調べると選択肢の幅が広がりますよ。

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