
神戸医療福祉専門学校
救急救命士科神戸医療福祉専門学校 三田校 救急救命士科は、関西初の救急救命士養成校!
国家試験の合格率は12年連続100%で、2年という最短のカリキュラムで確かな知識と技術が身につきます。授業では、消防などの現場で最前線で活躍する卒業生が、実際に指導を行う特別実習もあります。
消防士といえば男性のイメージが強い職業ですが、女性でもなれるのでしょうか?
特に救急救命士の資格取得を目指す女性のなかには、仮に消防士となれたとしても、仕事内容に制限はあるのか、子育てと仕事は両立できるのかなどの不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、現在活躍している女性救急救命士の数や仕事内容、働き方などについて解説します。
男性社会に飛び込むことに不安を感じている方や、救急救命士を目指すかどうか迷っている方はぜひ進路選びの参考にしてみてください。
目次
救急救命士として活躍している女性の数は?
救急救命士の資格取得者の多くは、消防署で消防士として働くことになります。
2022年4月における女性の消防士の数は5,585人です。
これは全体に占める割合でいうと3.4%で、2015年(3,850人)と比べると1%ほど増加している状況になります。※1,2
また、2022年度の救急救命士国家試験合格者は男性が2,753人、女性は301人でした。
これは割合に直すと9.9%で、2015年(237人)と比べて1.2%増加していることがわかります。 ※3
このように近年、女性の救急救命士は増加傾向にありますが、それでも全国的にはまだまだ男性が多いのが現状です。
出典:※1 第46回救急救命士国家試験の合格発-厚生労働省表
※2 第38回救急救命士国家試験の合格発表
※3 女性消防吏員の活躍推進について-総務省-消防庁


救急救命士の仕事内容
事故現場や救急車の中などで、人命を助けるために救急救命処置を行うのが救急救命士の仕事です。
多くの救急救命士は消防士として働くことになり、消防士の業務は主に消火活動、救急活動、救助活動、の3つに分かれています。
消防車で火災現場に駆けつけ、消火活動を行うのが消火活動。
救急車で急病人やけが人の応急処置を行い、救急車で搬送するのが救急活動。
そして、災害で逃げ遅れた人や建物の下敷きになってしまった人を助け出すのが救助活動です。
救急救命士の資格があれば、こういったなかでも救急隊員として、医師の指示のもと気道確保や薬剤投与などの救命活動が可能となります。
>>消防士と救急救命士の関係とは?消防署に勤める救急救命士の仕事内容
女性の消防活動に制限はある?
日本で初めて女性消防士が誕生したのは1969年。
当時は身体的な違いや法律上の問題から、その職域には男女でかなり差がありました。
しかし、2004年に消防庁から「女性消防職員の採用および職域拡大に関する通知」が発出。
以降、女性の消防活動における制限は「重量物を取り扱う業務」や「有害物のガス、蒸気又は粉じんを発散する場所における業務」に係る一部のみとなり、従事できる職域の男女差はなくなっています。
これまで女性は防火指導や予防、救急などの分野に多く配属されてきましたが、今では意欲と能力さえあれば救助隊で活躍することも可能です。
女性の救急救命士の強み・弱み
多くの救急救命士が就職することとなる消防署は、男性の割合が高い職場です。
そのなかで女性の救急救命士が働くことには、以下のような強み・弱みが存在します。
傷病者の気持ちに寄り添った活動ができる
女性は柔らかく、親しみやすい雰囲気を持っている方が多いです。
こういった女性ならではの包容力は、傷病者を落ち着かせたり、悲しみを和らげたりするのに大いに役立つと考えられます。
また、身体的な接触が多い医療職では、精神的な負担やトラブル回避の観点から同性介助が望ましいとされています。
傷病者が女性の場合、同性の救急救命士が救護にあたる安心感は大きいといえるでしょう。
そのほか婦人科疾患や急な出産、小さな子どもの救護や対応などのシーンにおいても女性救急救命士のニーズは高くなっています。
体力や力が弱い
救急救命士の勤務は24時間体制が原則です。
そして救急の現場では、傷病者の搬送や重い防火服を着用しての救助活動など、力や体力が求められる場面が多くあります。
一般的には男性の方が力も体力もあるため、そういった面においては女性はやや不利だといえるでしょう。
ただし、これらは個人差による部分も大きいため、とらわれすぎる必要はありません。
実際、災害や事故の際に傷病者を救命する救助隊として、現場の第一線で活躍している女性隊員も多く存在します。


女性が救急救命士を目指す方法
女性が救急救命士を目指す方法は、男性と変わりません。
高校卒業後に専門学校や大学で学び、救急救命士国家試験を受験して免許を取得。
その後、消防官採用試験を受けて合格することで消防機関で働けるようになります。
また、先に消防官採用試験を受けて消防士としての経験を積んでから、救急救命士養成所で学び、救急救命士国家試験を受験することも可能です。
救急救命士の国家試験の内容
救急救命士国家試験は、年1回、例年3月におこなわれます。
試験地は北海道、東京都、愛知県、大阪府、福岡県。
試験科目は、「基礎医学」と「臨床救急医学総論」、「臨床救急医学各論(一)~(三)」の5つで、マークシート方式の筆記試験によって合否が判定されます。
合格率は毎年80%以上と高いものの、合格するには救急救命士の養成校などで、医学の知識や患者搬送に関する知識、救急救命士として働くのに必要な救急救命処置などについてきちんと学ぶ必要があります。
女性が救急救命士を目指すきっかけ
救急救命士を目指すきっかけとしては「被災地で活躍している姿を見て憧れるようになった」「火災・風水害から地域の人を守りたい」などがよくあげられます。
一般的に、女性が活躍しやすい医療職種といえば看護師が思いつきますが、両者の仕事内容は大きく異なります。
看護師は医療機関で治療やそのサポートをするのが仕事、それに対して救急救命士は傷病者を救急救命処置しながら医療機関まで搬送するのが仕事です。
どちらも傷病者のために働く仕事ですが、実際に救急救命士として活躍している方は、緊急事態に真っ先に駆けつけ、命の危険が迫る人を助けることができる点にやりがいを感じることが多いようです。
>>救急救命士のやりがいとは?仕事内容や働く魅力、大変なこと


女性の救急救命士の働き方
これから救急救命士を目指そうと考えていても、男性社会といわれる救急の現場で働くことに不安を感じている方は多いでしょう。
そこで、現役の女性救急救命士は実際どのように働いているのか、雇用形態や妊娠・出産など女性ならではのライフイベントとの付き合い方について解説します。
消防士は地方公務員
救急救命士の資格取得者は、各自治体の消防署に勤務し、消防士として働くのが一般的です。
消防士は市町村の地方公務員にあたるため、給与や有給、福利厚生などの待遇は充実しているといえるでしょう。
実際に、消防士の平均年収は約635万円、月収に換算すると約34万円です。
これは、日本人の平均年収である約433万円と比べると高い水準にあるといえます。
>>救急救命士の年収は?平均月収や手当、昇給など気になる給料事情を全解説
妊娠・出産・育児中に利用できる休暇や制度
地方公務員である救急救命士には、産休や育休など基本的な制度が整っています。
産休中は満額で給与が支給され、育休中も育児休業手当金が受け取れるため、安心して子育てが可能です。
また復帰後は、3歳未満の子どもがいる場合、1日の労働時間を6時間に短縮できる短時間勤務制度や、勤務の開始時刻または終了時刻を1日2時間変更して働ける部分休業なども活用できます。
仕事と子育ては両立できる?
消防士は原則24時間勤務です。
時間的にも体力的にも子育てとの両立は厳しいため、現場の最前線で働き続けるには、家族のサポートを得るなど周囲の協力が必要となります。
消火活動、救急活動、救助活動などの業務だけが、消防士の仕事ではありません。
通報を受けた際に応急処置を口頭で伝える通信司令員や、火災の原因調査や消防用の設備の設置・維持を検査する予防係。
保育園・幼稚園児に火災にあった時どうすれば良いか教える幼児防火教育など、その他にもさまざまな仕事があります。
子育て中は少し現場を離れて、こういった業務に従事するのも手段の一つといえるでしょう。
女性の救急救命士がより活躍するために
女性が男性の多い職場に飛び込むのは少々勇気がいるかもしれませんが、現代では男女共同参画社会の実現に向けて、さまざまな取り組みが進んでいます。
2023年1月に消防庁は「女性消防吏員の活躍推進について」という資料を発表し、女性消防士の採用拡大や環境整備に向けた積極的な取り組みを各自治体へと要請しました。
具体的には、全国における女性消防士の割合を2028年度まで5%まで引き上げることを目標に、インターンシップの実施やポスター、パンフレットの作成、さらに各消防署所に女性専用の仮眠室や浴室、トイレを整備するよう財政措置を実施しています。


まとめ
女性の救急救命士は近年増加傾向にあり、彼女たちを取り巻く環境も働きやすく変化しつつあります。
自分のやりたいことやなりたい将来像があるなら、諦めることなく夢を追いかけましょう。
神戸医療福祉専門学校 救急救命士科は、2年という最短の期間で救急救命士の資格取得が目指せる専門学校です。
現役で活躍する救急救命士の徹底指導により、消防・救急の現場に多くの卒業生を輩出しています。
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卒業生の声
「神戸医療でのシミュレーション実習のおかげで実践力が身につき、どんな現場にも柔軟に対応できている」(兵庫県立播磨南高等学校出身)
「現場をリアルに想定したシミュレーション実習を数多くこなせたことが、とても役立っている」(兵庫県立北条高等学校出身)
「学校で学んだシーンに遭遇する場面もある」(鳥取県立八頭高等学校出身)
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