AI技術を義肢装具で活用するための課題とは

  • この記事は、神戸医療福祉専門学校の義肢装具士科が執筆しています。

医療業界の間でも、AI技術が少しずつ取り入れられていますが、義肢装具士の分野でも活用していけるのでは、と多くの注目を浴びています。
しかし、義肢装具士の分野の中で、AI技術を取り入れていくためには、さまざまな課題があります。
そこで今回は、義肢装具士の世界にAI技術を活用できるためには、どんな課題があるのかに着目していきたいと思います。

  • この記事は、神戸医療福祉専門学校の義肢装具士科が執筆しています。

AI技術を義肢装具の分野で活用するための課題

義肢装具の世界でAI技術を活用していくためには、大きく3つの課題があります。
課題一つひとつをそれぞれ見ていきましょう。

義肢装具の重量増加

まず一つ目は義足の重量増加です。
あらゆる要因で体の一部が欠損している対象者の人々の多くは、欠損している部分周辺の筋肉が落ちていることが多くあります。
義肢装具士は、少しでも対象者の人が使いやすいと感じてもらえるように、軽量化しながら製作していく必要がある反面、欠損している部位によっては、どうしても義肢装具の重量が増してしまうこともあります。
そこへさらに、AI技術を活用した装置や機械を取り入れていくとなると、従来の義肢装具よりも、さらに重量が増してしまうといった問題も発生してしまいます。
そうなってしまうと、義肢装具を使用したくても、重量があるから使用できないという対象者の方が出てきてしまう可能性が出てきます。
以上のことから、義肢装具にAI技術を取り入れたあらゆるものを追加することによる重量増加は、義肢装具士にとって、そしてその先にいる対象者の人にとって大きな課題です。

製作費用の高騰

製作費用の高騰二つ目は製作費用の高騰です。
義肢装具は、対象者の欠損した部位や状況などさまざまな要素を考慮した上で、義肢装具士の手ですべて製作されています。
さらに、義肢装具は欠損した部位や使用される材料によって製作費用が変動していきます。
そのため、いずれを考慮していくと、義肢装具の製作費用は技術として応用が効きにくいものであるため、決して安いものではありません。
その状況に加え、AI技術を活用した装置や機械を取り入れた義肢装具となると、より予算が増えてしまうことは目に見えてくると思います。
以上のことがあるため、AI技術を義肢装具の世界に取り入れていくときは、製作費用をいかに抑えていけばいいのかといった活路を見出していく必要があります。

製作技術の普及が追いついていない

三つ目は製作技術の普及が追いついていないことです。
義肢装具を製作している義肢装具士が所属している場は病院という場合もありますが、ほとんどの場合は民間企業です。
しかも、民間企業といっても中小企業であることが多いことから、AI技術を取り入れた義肢装具を製作する技術がなかなか取り入れられないという現状があります。
また、AI技術を開発している側の人々も、民間企業一つひとつに紹介をする時間などがとれないことから、製作技術の普及が追いつかないということも見られます。
そのため、AI技術を取り入れた義肢装具の製作技術が普及しやすくなるための環境づくりを行なっていくことも課題として挙げられます。

以上が義肢装具の世界でAI技術を活用していくための課題です。
いずれも、さまざまな要因が重なって起きているものなので、解決のためには一つひとつにじっくり見ていくことが大切です。

まとめ

今回は義肢装具士の世界にAI技術を取り入れていくためにはどんな課題があるのかを見ていきました。
この記事を通して、義肢装具の重量増加や製作費用の高騰、製作技術の普及が追いついていないといった課題が見えてきたと思います。
いずれの課題を解決していくためにも、義肢装具士とAI技術それぞれを着目していってみてはいかがでしょうか。

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