AI搭載のロボット義足について

  • この記事は、神戸医療福祉専門学校の義肢装具士科が執筆しています。

義肢装具はデザイン性の高さや、スポーツ競技用への開発などさまざまな技術の発達を見せています。
その中でも注目されている義肢装具の技術は、AI搭載のロボット義足です。
そこで今回はAI搭載のロボット義足とはどのようなものなのか、注目されている理由や実用化への課題といったことをテーマにお送りしたいと思います。
  

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AI(人工知能)とは

それではまず、そもそもAIとはArtificial Intelligenceの略称で、日本語では人工知能と呼ばれているもので、人間が持っている能力をコンピューターでも可能にしていくためのプログラムです。
能力として挙げられるものは、知識、推論などが挙げられます。
いずれも自律性や、技巧性・適応性などを備えており、AIは自ら人のように情報処理を知的に行っていきます。
もっとも身近な例としては、Appleの商品に搭載されているSiriや、ソフトバンクのPepper、IBMのWatsonなどがあり、私たちの生活でも身近になりつつあります。
そしてAIは国内外の医療分野では新たな治療法として取り入れられないかと、さまざまな研究が進められています。
中でももっとも注目されているのが義肢装具の分野です。
では、AIを取り入れた義肢装具にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。

AI搭載のロボット義足とは

AIを取り入れた義肢装具として今注目されているのが、AI搭載のロボット義足です。
AI搭載のロボット義足とは、名前の通り、AIが搭載されている義足です。
機能としては、通常の義足とは異なり、搭載されたAIシステムが対象となるもののサイズ、方向、形状を感知し、どのように掴めばいいのかを判断、必要な決定情報を送り、その動きをできるように指令を送る義足です。
AI搭載のロボット義手は使う人によって異なる電気信号の特性を人工知能で解析・学習し、義手に記憶させるという技術が主に用いられています。
現在国内外問わず、多くの研究者やメーカーによってロボット義足が開発されていますが、AIが搭載されたロボット義足もどんどん増えています。

注目される理由

そして、AI搭載のロボット義足は、開発されている義足の中でも注目を浴びています。
その理由としては、動かすために受動的だった義足を、能動的に動かしていくにはもっとも近い技術であることが挙げられます。
人の体は運動をするために送られる信号は人それぞれ異なるため、従来の義足は筋肉からの電気信号を用いて動きを調整していく方法が取り入れられていました。
そのため従来の義足は自然な動作をするまでに、時間を要していた場合が多く、利用者にとってはストレスを感じるようになっていました。
しかし、AI搭載のロボット義足は入力されたエネルギー、物理的運動に変換するアクチュエーターという機械を内蔵することで動作を行うまでの工程を自動でできるため、自然な動作を可能にします。
すなわち、従来目の前にあるものをとるために発生していた時間がなくなり、ストレスを感じることなく足を動かすなど動作することを実現させた義足なのです。

実用化への課題

AI搭載のロボット義足を実用化へとつないでいくためには多くの課題があります。
課題として挙げられるものは具体的に民間企業でも製造できる技術とコスト、そして重さが挙げられます。
AI搭載のロボット義足は多くの技術やコストを要するため、民間企業でも問題なく行えるようになるためにはまだまだ時間がかかるとされています。
そして最後に挙げた重さですが、AI搭載のロボット義足はアクチュエーターをはじめ、さまざまな機械があるため、通常の義足より重量があります。
さまざまな要因で足を失った利用者の方にとって、この重量を重く感じてしまいます。
したがって、コストや技術を応用するだけではなく、利用者の方が使えるほどの軽量化という課題をクリアすることで、AI搭載のロボット義足の実用化を実現させることができるでしょう。

AI技術を義肢装具に活用するための課題についてはこちら

まとめ

AI搭載のロボット義足がどのようなものか、そして実用化するための課題などを見ていきましたが、いかがだったでしょうか。
実用化するためには課題が残されていますが、日々多くの研究者がどうすればクリアできるかと研究を続けています。
利用者の人々の人生や景色はもちろん、義肢装具の世界を変えるきっかけになるであろうAI搭載のロボット義足の今後を注目してみてはいかがでしょうか。

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