義肢装具士の将来性

  • この記事は、神戸医療福祉専門学校の義肢装具士科が執筆しています。

義肢装具士の仕事を目指そうと思ったとき、将来性がどのようなものなのかを見据えていく必要があります。
人々の役に立つだけではなく、希望を与える仕事とはいえ、将来性が見えないと、なかなか踏み入れて良いものか迷ってしまう人も多いと思います。
そこで、ここでは義肢装具士の現状を見た上で、将来性について言及していきたいと思います。

 

  • この記事は、神戸医療福祉専門学校の義肢装具士科が執筆しています。

義肢装具士の現状

まず、義肢装具士は医療職という一面だけではなく、技術職としての一面を持つ、リハビリテーションの土台を作る役割を持っている職業です。
そのため、工場で装具の設計、病院では患者の方と接しながらメンテナンスや寸法調整を行っていくという、閉鎖的になりがちな医療現場を違った形でサポートできます。
ただし、その形であるがゆえに、病院にいる時間が短くなってしまい、理学療法士などの指示を受けないと動くことができないことが多いです。
したがって、義肢装具の指示をしっかり行うことで良いリハビリテーションを進めていけるようにできるようにすることが、義肢装具士に求められています。

求人は多く存在する

今日の義肢装具士の求人ですが、そもそも義肢装具士の資格を所持する人は全国に約5000人と多くないため、求人倍率はほかの医療職より低く、義肢装具士の仕事ができれば、とこだわりがなければすぐに見つけることができます。
さらに、先ほどお話ししたように義肢装具士は医療職であり、技術職であるため、多くの求人は義肢装具製作会社が募集しており、通常のサラリーマンのように働く仕事をすることもあり、病院へ営業をかけていくこともあります。
また、義肢装具士の求人は義肢装具製作会社だけではなく、医療現場で働くこともできます。
ただし、医療現場で働く場合は、地域を限定してしまうとなかなか見つからないので、範囲を全国まで広げて探してみると見つけることができるでしょう。
ただし、医療現場で働くと、義肢装具の開発や研究に携われなくなる可能性もあります。
そのため、自身がどちらに重きを起きたいのかを見極めた上で、求人を探す必要があります。

義肢装具士の今後がある理由

現在、さまざまな形で注目されている義肢装具士は、今後は求人の数や待遇が良くなり、将来性があるとされている職業です。
その理由は大きく3つ挙げることができます。

デザイン性の高いオーダーメイド対応

まず1つ目はデザイン性の高いオーダーメイド対応ができるようになっているからです。
義肢装具はその人の生活スタイルをはじめ仕事内容や体重、運動量、住んでいる地域など多岐に渡って考慮し、オーダーメイドで作り上げていきます。
かつては人の体に近い義肢装具が多かったのですが、近年はデザイン性の高い義肢工具も増えていています。
したがって、生活スタイルだけではなく、希望したデザインの義肢装具をオーダーメイドで作るという形で、患者の人々に希望を与えることができます。

パラスポーツで義肢装具士が注目されている

2つ目はパラスポーツがきっかけで義肢装具士が注目されているからです。
パラスポーツでも多くの選手が活躍する姿を見て、義肢装具を作っている人がどのような人たちなのかと関心を持つ人が年々増えてきています。
多くの人はパラスポーツでの義肢と聞くと、陸上競技の義足を連想する人が多いと思いますが、実は義手をつけて出場している選手もいます。
そのため、今は資格を所持する人が少ないですが、スポーツ義肢装具から義肢装具士に興味を持ち、目指していく人が今後増えていくでしょう。

ペット専門の義肢装具士として働く道もある

3つ目はペット専門の義肢装具士として働く道があるからです。
実は義肢装具を必要としているのは人だけではありません。
家族としてともに暮らす犬や猫などにも病気や事故、生まれつき足を不自由な状態で生まれてくる場合もあります。
そのような犬や猫などが楽しそうに歩き回れるようになるために、義肢装具が注目されています。
そのため、人々だけではなく、犬や猫などを救いたいという思いがある人が義肢装具士という仕事に注目している人もいます。

まとめ

義肢装具士は近年さまざまな形で注目され始めている職業です。
そのため、多くの可能性を秘め、患者の方々を助けていく志があれば、義肢装具士として目指すためには十分な理由になり得るのではないでしょうか。
多くの患者の方々に希望を与えていく義肢装具士になるために、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

>>義肢装具士になるには知っておきたいこと

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