義肢装具士におけるCADオペレーターの存在とは

  • この記事は、神戸医療福祉専門学校の義肢装具士科が執筆しています。

今日の日本では、さまざまな分野でCADオペレーターが活躍を見せています。
そして、近年は体のさまざまな部分の義肢を製作する義肢装具士の世界でも活躍が期待されています。
今回はCADオペレーターと義肢装具士との関係性を見ていきましょう。
  

  • この記事は、神戸医療福祉専門学校の義肢装具士科が執筆しています。

CADオペレーターとは

でははじめに、そもそもCADオペレーターとは一体なんなのかを見直していきましょう。
CADオペレーターとは、さまざまなものを図面として起こすことができるCADと呼ばれるコンピュータを使用して業務を行なっていく職業です。
デザイナーや設計者が考案した商品をもとに、CADを使いながら図面として起こしていくことが基本の業務となります。
仮にデザインや設計に変更点が出ても、CADを使用してすぐに変更するなどのさまざまな対応を行なっていくことから、CADオペレーターには正確さや期限内に終えるためのスピードなどが求められます。
また、CADオペレーターは多くの業界で活躍しており、主な業界としては、建築業界や自動車や電子機器などの製造業、アパレル業界などが挙げられます。
以上のように、CADオペレーターは商品の図面をCADで起こしていくことができる存在であることから、製造業をはじめとするものづくりをしている人々の中で、大きな助けとなっています。

今後期待されている世界とは

先ほどもお話ししたように、CADオペレーターは多くの業界で活躍しています。
そして、先ほど挙げた業界に加え、今後をもっとも期待されている業界として挙げられるのが「医療業界」です。
医療業界では、歯科技工の分野で導入が進んでいますが、近年は義肢装具士の分野でも導入が注目されています。

義肢装具の分野で大きく注目されている理由は、対象者の体としっかり合うものを製作することができるからです。
義肢装具は対象者が違和感を感じることなく欠損部分に義肢装具を装着することができることを最優先されます。
しかし、対象者の欠損部分にあった義肢装具を、義肢装具士の手でていねいに製作しても、やはりずれというものが生じてしまいます。
さらに、義肢装具士の手で一つ一つ作るからこそ、時間を多く要してしまいます。
いずれの軽減をするために、CADオペレーターが欠損部分から義肢装具を図面で起こしたのち、3Dプリンターなどを用いて義肢装具士の手助けをしようと動き出しているのです。

以上の理由から、医療業界の中でも、義肢装具士の間でCADオペレーターが注目されています。
しかし、義肢装具士の世界でCADオペレーターが活躍できるようになるためには、課題がいくつか挙げられます。
次は義肢装具士の世界でCADオペレーターが活躍するためには、どのような課題があるのかを見ていきましょう。

義肢装具士での課題とは

義肢装具士の世界でCADオペレーターが活躍するためには、大きく2つの課題があります。

予算が多くなる

まず一つ目は予算が多くなってしまうことです。
先ほどもお話ししたように、義肢装具は対象者一人一人に合わせて製作していくため、欠損している部位によっては予算が多くなってしまいます。
義肢装具を製作するために、CADオペレーターがCADを用いて図面製作をすることで、正確に製作することはできますが、CADオペレーターを介したことによる予算が増えてしまうといった懸念があります。
そのため、基本的に予算を多く必要とする義肢装具に、より予算が加わってしまうことで手に取れない対象者の人が増えてしまう、という点を改善できるようにすることがまず課題といえます。

それぞれの専門知識

それぞれの専門知識二つ目はそれぞれの医療知識です。
義肢装具士とCADオペレーターが共に同じ現場で働き、連携を取りやすくするためにも、必然的にそれぞれの専門知識が必要となっていきます。
義肢装具士はどのような仕組みで図面を作ることができるのか、修正にはどの程度の時間を要するかなどのCADの知識が必要となっていきます。
逆に、CADオペレーターは指示をもらった段階で、どんな要因で欠損したのか、そして欠損した部位の図面を作るのかなどの説明を受けるときなどに、医療知識が必要となっていきます。
そのため、互いにそれぞれの専門知識を持ち、歩み寄れるようにしていくことも課題として挙げられます。

以上が義肢装具士の世界でCADオペレーターが活躍するために必要な課題2点になります。
いずれの問題も時間を要するものですが、解決へと踏み出していけるようにすることが第一歩といえるでしょう。

まとめ

今回はCADオペレーターについて、そしてCADオペレーターと義肢装具士の関係性をさまざまな方向からお話ししていきました。
CADオペレーターの仕事内容や、医療業界での現状の立ち位置、そして義肢装具士の世界でも活躍していくための課題など、さまざまなものが見えてきたと思います。
義肢装具士の世界を広げる可能性を持つCADオペレーターにも注目しながら、今後の義肢装具の世界を見ていってはいかがでしょうか。

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