超高齢社会の現代、常に慢性的な人手不足に悩まされていることから、未経験でも採用されることが多い介護業界。
介護職へのキャリアチェンジを検討している方の中には、「とりあえず未経験から働き始めれば、あとは何とかなるだろう」と考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、介護業界で順調にキャリアアップを目指すなら、介護関係で唯一の国家資格である介護福祉士の取得を視野に入れて転職するのがおすすめです。
そこでこの記事では、社会人の方向けに、介護福祉士を目指すためのルートや養成学校の選び方などについて紹介していきます。
目次
介護業界への転職は介護福祉士の資格が有利
介護福祉士の資格を持っていなくても、介護の仕事をすること自体は可能です。
しかし、介護福祉士の資格を取得することは、介護に関する専門的な知識や技術があることを国から認められているという証明になるため、給与面などの待遇が良くなる、今後業界でのキャリアアップが目指しやすくなるなどのメリットがあります。
このため今後介護業界で活躍することを考えるなら、ぜひ転職前、または転職後に取得しておきたい資格です。
社会人から介護福祉士を目指すには?
介護職の国家資格である介護福祉士の資格を取得するには、国家試験に合格しなければなりません。
そして介護福祉士国家試験を受けるためには、一定の受験資格を満たす必要があります。
社会人の方が介護福祉士国家試験の受験資格を得る方法としては、主に養成校ルートと実務経験ルートの2つがあります。
養成施設ルート
社会人からでも、厚生労働大臣が指定する介護福祉士の養成施設に入学・卒業すれば、介護福祉士の受験資格を取得することが可能です。
介護福祉士の養成施設とは、介護福祉士として必要な知識と技術を身につけるための学校で、4年制大学や2年制や3年制の短期大学・専門学校などの種類があります。
具体的には、普通科の高校を卒業した人の場合は2年以上、福祉系大学や社会福祉士・保育士の養成施設を卒業した人の場合は1年以上、これらの養成施設に通うことで受験資格を得ることができます。
ただし、介護福祉士養成施設の入学資格は「高等学校卒業以上かそれに準ずる者」と定められています。
このため最終学歴が高校以上であれば入学できますが、そうでない場合は高等学校卒業程度認定試験などに合格し、高卒認定を受ける必要があります。
実務経験ルート
介護福祉士の受験資格は、介護現場で3年以上実務経験を積み、介護職員実務者研修を修了することでも取得できます。
介護職員実務者研修とは、基本的な介護のスキルや医療的ケアに関する知識・技能の習得をするための研修です。
対象となる介護施設や職種で3年以上(従事日数540日以上)実務経験を積み、介護職員実務者研修(450時間)を受講すれば、誰でも介護福祉士の受験資格が取得できます。
最終学歴が中卒でなおかつ高卒認定を受けていない場合は、養成施設に入学することができないため、必然的にこの実務経験ルートを選択することになるでしょう。
養成校ルートと実務経験ルート、どっちを選ぶ?
社会人から介護福祉士を目指すには、養成校ルートと実務経験ルート、一体どちらを選べばいいのでしょうか?
まず、介護に関する知識と技術をじっくり身につけられるというのは、養成校ルートを選ぶ大きなメリット。
いきなり介護業界に飛び込むことになる実務経験ルートと比べて、あらかじめ介護に関するスキルを身につけておけるぶん、安心して業務に取り組めますね。
それに対して実務経験ルートは、単純に学費を払う必要がないため、もっとも経済的な負担が少ない方法といえます。
このため金銭に余裕のない方や、すぐに仕事を変えたいという方におすすめです。
社会人から養成校に通学するなら『専門学校』がおすすめ
実務経験ルートを選ぶ際は、今出ている未経験OKの求人の中から、自分に合った職場を探すことになります。
それに対して養成校ルートを選ぶ場合は、大学や短大、専門学校などさまざまな選択肢があるため、進学先を決めるのに少し迷ってしまうかもしれませんね。
しかし、社会人から介護福祉士の養成校に通学するなら専門学校がおすすめです。
介護・福祉以外にも、一般教養など広く学ぶことを目的としている大学や短大に対して、専門学校は就職活動にそなえることを目的とした教育機関。
このため仕事に直結する実践的な知識と技術が短期間で身につけられます。
最短で目指すなら:2年制の専門学校
実務経験ルートの場合は、介護福祉士の受験資格を取得するのに3年以上かかりますが、養成校ルートなら、2年以上養成施設に通学することでその受験資格が取得可能です。
介護福祉士の専門学校は多くが2年制となっているため、最短で介護福祉士の資格を取得したいという方にぴったり。
特に、まだ25歳前後のいわゆる第二新卒と呼ばれるような若い世代の方にとっては、2年間で集中して介護福祉士の資格を取得し、それから転職するというのは一つ有効な選択肢だといえるでしょう。
一時的に収入は減ってしまうものの、長い目で見れば求人の幅が広がる・給与が良くなるなど、好条件での就職につながります。
仕事をしながら目指すなら:3年制の夜間学校
介護福祉士の専門学校の中には、平日の夜間や土日などに通える学校もあります。
このため「介護福祉士を目指したいけど、いま収入が減るのは困る」という場合には、夜間3年制の専門学校に通学するというのも一つの手段です。
通える日数が限られるため、2年制の専門学校よりも資格取得までに時間がかかりますが、働きながら介護福祉士となるための勉強をすることができます。
社会人必見!給付金制度を使えば学費が抑えられる
学校に通うとなれば、学費はつきもの。
社会人から学校に通うのであれば専門実践教育訓練給付金制度や修学資金制度を使うことで、学費を抑えることができます。
ご検討中の方は、給付金制度などの情報も合わせてにチェックするようにしましょう。
まとめ
介護福祉士となるには、介護福祉士国家試験を受験して合格する必要があります。
そして社会人がその受験資格を得るには、養成校ルートと実務経験ルートの2つがあります。
後悔することのないよう、経済面や体力面、今の仕事や介護職に対するモチベーションなど、自分の置かれている状況についてじっくり考えて決断しましょう。
神戸医療福祉専門学校 中央校 介護福祉士科は、 最短2年で介護福祉士が目指せる専門学校です。
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