神戸医療福祉専門学校
言語聴覚士科神戸医療福祉専門学校 三田校 言語聴覚士科は、関西初の4年制。
基礎から段階的に学べるカリキュラムと豊富な実習により、確実な力が身につきます。また、各専門分野に通じる専任教員のサポートにより、小児領域から成人領域まで、自分の目指す分野で活躍できる言語聴覚士像が目指せます。
皆さんは、海外旅行などで言葉がうまく通じずに苦労した経験はありませんか?
言語障害とはそのように、発声や発音、考える力に何らかの問題が生じて「伝えたい言葉が思うように出てこない」「相手の言ってることがよく分からない」という状態です。
そこでこの記事では、そんな誰もがおちいる可能性のある言語障害について、その種類や原因、治療法などについて解説していきます。
神戸医療福祉専門学校 言語聴覚士科
神戸医療福祉専門学校 三田校 言語聴覚士科は、関西初の4年制。
基礎から段階的に学べるカリキュラムと豊富な実習により、確実な力が身につきます。また、各専門分野に通じる専任教員のサポートにより、小児領域から成人領域まで、自分の目指す分野で活躍できる言語聴覚士像が目指せます。
目次
言語障害とは
わたしたちは普段、自分の思っていることを言葉や文字で伝えたり、相手の話に耳を傾けたりして、他者とコミュニケーションをとっています。
言語障害とは、何らかの原因で言葉を理解する能力や伝達する能力に問題が生じ、言語を使ったコミュニケーションに困難を抱えた状態になることです。
具体的には「話す」「聴く」「読む」など言葉を使ったコミュニケーションに何らかの不都合が生じたり、本人がそれに引け目を感じていたりする状態を指します。
生まれつきだけでなく、病気や事故の後遺症などの後天的な理由で発症することも多いため、誰にでも起こりうる障害です。
言語障害の種類
ひとくちに言語障害といっても、その種類や症状はさまざまです。
しかし、その代表的なものとしては失語症と構音障害の二つがあげられます。
失語症
失語症とは、「聞く」「話す」「読む」などのいずれか、または全ての機能が失われ、言葉がうまく使えなくなる障害です。
主に、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳卒中や、交通事故による怪我などで、大脳の言語をつかさどる部分が損傷を受けることによって発症します。
失語症による症状は、脳に受けたダメージの大きさや場所によって異なりますが、その代表的な症状は主に以下の通りです。
- 物や人の名前がうまく出てこない
- 相手の言葉を理解できない
- 自分の意図を言葉で伝えることができない
- 流暢に話したり、復唱したりすることが困難になる
- 「話す」「聞く」「読む」などのすべての機能が困難になる
構音障害
構音障害とは、文字の読み書きや言葉の理解は可能ですが、言葉を正常に発音することができない障害です。
口唇や舌、声帯など発音・発声のための器官が、麻痺や形状異常などでうまく機能しない状態を指します。
構音障害では主に以下のような症状が発生します。
- 声が出にくい
- 発音が不明瞭になる
- 呂律(ろれつ)が回らない
- 話し方のリズムが不規則になる
また、摂食・嚥下など飲み込みに関する障害を併発することが多いのも、構音障害の特徴の一つです。
失語症は言語中枢がうまく働かなくなることによって生じるというのに対して、構音障害は運動中枢がうまく働かなくなることによって生じるのに違いがあります。
言語障害の原因
言語障害の原因は、病気や怪我による後遺症から、聴覚障害や発達障害、知的障害などの障害によるもの、心因性のものなど多岐にわたります。
高齢者の場合は特に、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などの脳卒中や認知症などが原因で起こることが多くなっています。
言語障害の治療
言語障害の主な治療は、言語聴覚士(ST:Speech-Language-Hearing Therapist)によるリハビリテーションによって行われます。
言語聴覚士とは、ことばのコミュニケーションや、摂食・嚥下など飲み込みに関する障害を抱えている人に対して、言語聴覚療法を用いたリハビリテーションを行う専門職です。
まずは検査を行って、患者さんが生活にどんな問題や課題を抱えているのかを把握し、機能の回復や生活の質の向上を目指して、一人ひとりに合った訓練や指導を行います。
それでは言語聴覚士は一体、言語障害を抱えた方に対して具体的にどのようなリハビリテーションを行うのでしょうか?
失語症と構音障害の方に対するリハビリの一例をそれぞれ見てみましょう。
構音障害に対するリハビリテーション
構音障害のリハビリでは、主に声帯や口唇など、話すために必要な機能の改善を目指します。
具体的には、正しく発音・発声できるように姿勢や呼吸法、口の運動を行ったり、聞き手に伝わりやすい話し方の訓練を行ったりします。
また、発話が難しい場合は、手話や筆談など症状に合わせたコミュニケーションの方法を探し、その練習をサポートします。
失語症に対するリハビリテーション
失語症のリハビリでは、症状に合わせて適切な刺激を与えることで、「聞く」「話す」「読む」「書く」など失われた機能の回復やコミュニケーションの改善を目指します。
例えば、言いたい言葉がうまく出てこない患者さんに対しては、絵カードを見せて名前を言う訓練を実施。
また、ジェスチャーや、言葉をカードに書いておき、それを見せて言いたいことを伝えるなど、残された機能で最適なコミュニケーションの方法をいっしょに考えることも大切です。
言語障害がある方とのコミュニケーションのポイント
言語障害を抱える方がスムーズにコミュニケーションをとるには、本人の努力だけでなく周囲のサポートも欠かせません。
構音障害を抱えている方は、基本的に言語理解の機能に問題はないため、相手が思っていることを伝えやすくなるよう配慮することが大切です。
言葉が出てくるまでゆっくり待つ、テレビなどは消して雑音を少なくする、会話が難しい場合は筆談にするなど、コミュニケーションがとりやすい環境を整えてあげましょう。
また、失語症の方と接するときは、短く・ゆっくり話す、ジェスチャーを使う、イラストや物を使うなど、なるべくコミュニケーションを分かりやすくすることが重要になります。
まとめ
言語障害とは、発声・発音の機能や、言語を理解する能力に何らかの問題が発生し、言葉を使ったコミュニケーションが困難になる状態です。
この障害は目に見えないことから人に理解されにくく、精神的に孤立してしまうことも少なくありません。
そうならないためには、治療やリハビリテーションだけでなく、周囲の人のサポートが必要不可欠です。
「言葉が出てくるまで待つ」「ゆっくり話す」など一人ひとりの症状に合わせて、コミュニケーションが取りやすくなる工夫をしましょう。
また、神戸医療福祉専門学校 三田校 言語聴覚士科は、そんな「話す」「聞く」などの機能を回復させる言語聴覚士が目指せる専門学校の一つです。
ことばにならない「ことば」を理解し、患者さんと周囲の方のよりよいコミュニケーションを考える。
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