整形靴技術者とは、お客様の足の悩みを聞き、その方にとってどのような靴が必要なのかを考え、靴の製作、加工、フィッティングを行う仕事です。
足に悩みを抱えている方に、歩きやすく履き心地の良い靴を提供します。
目次
整形靴技術者について
特徴
足の悩みを聞いて、採寸、採型、木型製作、デザイン製作、靴の製作、仕上げを担当します。
足は全身を支える重要な部分なので、その人に合った靴を履かなければなりません。
整形靴技術者の仕事内容
整形靴技術者の仕事は多くのプロセスが存在します。
- 採寸、採型
- 木型製作
- 製甲
- つり込み
- 底付け
- 仕上げ
といったプロセスを踏んで靴が完成されます。
オーダーメイドの靴の肝となる部分は、何と言っても採寸にあります。
靴づくりの基本は、足の情報を正確に計測することです。
足の長さ・幅、甲の高さ、足底への圧力のかかり方などあらゆる情報を読み解きます。
足のトラブルを抱えている方は特に、小さな誤差が大きな影響を与えるので正確かつ緻密な作業となります。
整形靴技術者を目指すなら、神戸医療福祉専門学校の整形靴科がおすすめです。
神戸医療福祉専門学校の整形靴科は、本場ドイツの整形靴マイスター養成校のカリキュラムを踏襲し、2年間で医学的にもデザイン的にも優れた整形靴技術を学ぶことができます。
神戸医療福祉専門学校の整形靴科の就職率はなんと100%!(※2018年度実績)
ぜひ一度、神戸医療福祉専門学校の整形靴科をチェックしてみてください。
整形靴技術者に必要な能力
整形靴技術者にとって求められるのは「コミュニケーション能力」です。
足の状態に合わせた靴を作るために、足からの情報はもちろん、その人の感じていることや求めている機能についても細かく確認しなければなりません。
そのため、お客様の信頼関係を築き上げながら、靴を作るための情報を得る能力が不可欠になります。
また、靴作りでは、ほんの何ミリの調整が重要になってくるので、一つの作業を的確かつ丁寧に進められる人が向いてると言えるでしょう。
整形靴技術者として上達するには
整形靴技術者が活躍するには、靴の構造、材料、機能などに関する知識はもちろん、足の健康や仕組みといった医学的専門知識が必要不可欠になります。
足の形からだけではなく、お客さまの体調の観点からの靴作りが重要になります。
そのため、他の分野の知識も積極的に学んでいく姿勢が大切です。
また、「足と靴と健康協議会」が認定しているシューフィッターと言われる民間資格があり、認定されるには3年以上の実務経験が必要ですが、取得を目指すのも良いでしょう。
シューフィッターは2021年6月1日現在、3646名が認定されています。
整形靴技術者を目指すきっかけ
整形靴技術者を目指すきっかけで最も一般的なのは、自分自身の経験によるものです。家族や友人、もしくは自分自身が足や靴の悩みを抱えていたり、またその際に整形靴技術者に対応してもらったなどといった経験をきっかけに目指す人は多いです。
他にも、医療に興味があってものづくりによって貢献したいという人や、もともと靴関係の仕事をしていた中で現場の必要性を感じたという人、靴を含めファッションに興味がありデザインと医療を結びつけたいと考える人などが、整形靴技術者を目指すようです。
整形靴技術者の活躍の場所
主に活躍する場として
- 義肢装具製作所
- 健康靴専門店
- シューズメーカー
- 百貨店
などがあります。広い分野で整形靴技術者が活躍しています。
整形靴技術者のこれから
整形靴技術者は幅広い分野で求められています。
靴が健康を左右させることが認識されて始め、正しい専門知識を持って靴の調整や加工ができる整形靴技術者が、多くの場所で必要とされています。
また、最近では糖尿病の方の足を保護する靴を製作するために、もともと多かった義肢装具製作所からの求人案件が以前よりもさらに増加しているので、活躍する場所は益々広がっていくでしょう。
まとめ
多くの人の健康やファッションを支える靴は、日本のみならず世界にも通用するので、整形靴技術者の活躍のフィールドはこれからもっと増えていくでしょう。
監修・運営者情報
監修・運営者 | <神戸医療福祉専門学校 中央校> 鍼灸・介護・精神 |
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