靴職人になるには?テレビでも話題の靴職人の仕事紹介

靴職人の様子
  • 神戸医療福祉専門学校
    整形靴科
    整形靴科 Instagram

  • 神戸医療福祉専門学校 三田校 整形靴科は、本場ドイツの整形靴マイスター養成校のカリキュラムを踏襲し、2年間で医学的にもデザイン的にも優れた靴作りの技術が学べる2年制の専門学校。
    靴作りの長い歴史を持つ、本場ヨーロッパ(ドイツ、オーストリアなど)での海外研修など、靴作りの本場を訪れ、視野を広げることも可能です。

    が執筆しています。

靴職人になりたい。靴作り、整形靴に興味のあるみなさん、こんにちは。
日本で唯一、整形靴の技術が学べる整形靴科の入学事務局です。

今回は、「靴職人」についてお届けしたいと思います。

テレビなどのメディアでも一度は聞いたことのある「靴職人」という職業。
元貴乃花親方の長男である花田優一(はなだゆういち)さんが靴職人として紹介されたことでも話題になりました。

また新海誠監督のアニメーション映画「言の葉の庭」は、靴職人を目指す高校生が主人公の作品なので、この作品をきっかけに靴職人がどんな仕事かを知ったという中高生も多いのではないでしょうか。

このように注目され始めている靴職人ですが、靴職人になるにはどうすればいいのでしょう。
今回は、靴職人になる方法について見ていきます。

  • 神戸医療福祉専門学校 整形靴科
    整形靴科 Instagram

  • 神戸医療福祉専門学校 三田校 整形靴科は、本場ドイツの整形靴マイスター養成校のカリキュラムを踏襲し、2年間で医学的にもデザイン的にも優れた靴作りの技術が学べる2年制の専門学校。
    靴作りの長い歴史を持つ、本場ヨーロッパ(ドイツ、オーストリアなど)での海外研修など、靴作りの本場を訪れ、視野を広げることも可能です。

    が執筆しています。

神戸医療福祉専門学校は、整形靴技術者として活躍するのに必要な知識や技術を学べる専門学校です。

整形靴技術者になりたい!目指している!という方は、オープンキャンパスの開催や、学校に関する資料請求ができますので、ぜひ一度チェックしてください!

「靴職人」ってどんな職業?

靴のデザイナーとは違い、ほぼ手作業で靴を作り上げるのが靴職人の仕事です。

靴のデザインから、靴型設計、型紙製作、木型の製作、革などの素材の裁断、ミシンでの縫製、底付け、仕上げまでの工程を行うのが靴職人の仕事です。

靴作りの工程の中でも、靴の革の部分を裁断してパーツごとに縫い合わせ、形作る工程を「製甲=アッパーメイキング」と呼びます。

既製靴の製造を分業で行うことが多かった日本では、靴職人の中でもアッパーメイキングの専門技術を持った職人を「製甲士」、底付けの専門技術を持った職人を「底付け士」と呼ぶこともあります。

整形靴技術者になりたいなら、神戸医療福祉専門学校の整形靴科がおすすめです。

神戸医療福祉専門学校の整形靴科はなんと就職率100%!(※2018年度実績)
ぜひ一度、神戸医療福祉専門学校の整形靴科をチェックしてみてください。

「靴職人」になるために必要な資格・スキルは?

靴職人に必要なスキルのイメージ靴職人がどんな職業か分かったところで、ここからは靴職人になるにはどんな資格やスキルが必要なのかについてご紹介していきます。

靴職人になるために必要な資格はある?

靴職人は資格よりはスキルや経験が求められるため、靴職人になるには、資格などは特に必要ありません。

ただし靴に関する資格を取ることで知識が身につくため、取っておいて損はありません。

靴に関する資格では、よく知られているものにシューフィッターという資格があります。

シューフィッターとは?

シューフィッターとは、一人ひとりの人間の足にピッタリと合う靴を選んで提案する、靴の専門家のことです。足の疾病予防の観点から正しい靴選びをサポートします。
また靴が合わない場合は、シューフィッターが靴内の簡単な微調整を行います。

「足と靴と健康協議会」が認定している民間資格で2021年6月1日現在、3646名が認定されており、認定されるには3年以上の実務経験が必要です。

人それぞれに合う靴を専門知識をもって選ぶシューフィッターの中で、プライマリーは「初級」の意味。さらに上にはバチェラー(上級)、マスター(最上級)があります。

シューフィッターは靴についての専門知識やフィッティング技術、そして足の構造・機能・病理についても知識を持っています。
店頭で得た知識を靴職人にフィードバックするなど、靴職人とも関わることもあります。

シューフィッターの知識は靴職人の知識にも共通するものがあるので、靴職人を目指す方にはおすすめの資格です。

参考:シューフィッター検索 | シューフィッター養成認定機関 FHA 足と靴と健康協議会

靴職人なるにはどんなスキルが必要?

では、靴職人になるにはどんなスキルが必要なのでしょうか。
靴職人に求められるスキルは、次の5つです。

採型のスキル

お客様にフィットする靴を作るには、お客様の足の情報を正確に知る必要があります。
靴職人になるには、足の長さや幅はもちろん、高さや土踏まずの形など、立体的に足の形や情報を把握できるようになりましょう。

フットプリント(足型)を取ることで、足の形だけでなく、どこに体重がかかっているかなどの歩き方の癖も知ることができます。
さらに石膏を使うことで、立体的に足の型取りができます。

デザインのスキル

靴職人は靴の製作だけでなく、デザインも担当するので、色彩や簡単なデッサンなどの美術のスキルが必要です。

スニーカー、革靴、ローファー、ハイヒールなど、さまざまな靴の種類に合わせてデザインできることが求められます。

オシャレなだけでなく、お客様の要望に応え、歩きやすく、機能的といったように、さまざまなことを考慮しながら靴をデザインしなければなりません。

医学や人間工学

靴そのものだけでなく、靴を履く人間についての知識も靴職人には欠かせません。

人体がどのような構造になっているのか、どのように動くのかといった知識や、人間が使いやすいものとは何かといった知識も身に付けることで、履き心地のいい靴を作ることができるのです。

靴製作のスキル

靴職人になるには、靴製作の工程を一通りマスターしましょう。

靴製作には、主に次のような工程があります。
1つひとつの工程が靴の見栄えや履き心地を左右するので、どれも正確に仕上げていく必要があります。

1.木型製作
靴の原型となる木型を作ります。
樹脂を削ったりパテで盛ったりする作業です。
2.製甲
木型を元にパターン(型紙)を作り、パターンを元に革を裁断します。
裁断した革を、ミシンで縫っていきます。
3.つり込み
甲の部分ができたら、木型に被せて形成していきます。
4.底付け
靴の底にソールを付けます。
5.仕上げ
最後に、表面をみがき木型をはずして、靴の見栄えを良くします。

コミュニケーション能力

履く人にぴったりの靴を作るためには、靴製作の高い技術も必要ですが、履く人がどんな靴を求めているのかを知ることも重要です。

そのためには、コミュニケーション能力が求められます。
お客様とのやり取りの中で、どんなデザインが好みなのか、普段靴を履くときの悩みは何かということを聞き出して、お客様に喜んでもらえる靴を作ることが大切です。

靴職人になるためのスキル(技術)を身につけるには?

靴職人として働くためには、資格の取得よりもスキルの獲得がさらに重要です。

スキルを身につければ将来独立開業し、自分の工房を持つことも可能となります。

スキルを身につけるためには、本などを読んで勉強するのも大切ですが、それ以上に実際に手を動かして靴作りを経験するのが大切です。

冒頭でも登場した靴職人の花田優一さんは、高校卒業後にイタリアの専門学校で1年間留学をしています。
靴職人になるには、本場ヨーロッパで靴作りを学ぶと良い経験になります。

このように本格的な技術や経験を積む職人もいたり、中には未経験から就職して、実務をこなす中でスキルや知識を習得していくという人もいたりします。

職人の作業の手伝いをしながら徐々にスキルを磨いていく流れです。

しかし、いきなり留学や靴工房へ弟子入りすることは、ハードルが高く感じられるのではないでしょうか。

また靴作りの現場では工程ごとに分業されていることもあり、靴作りを一通り学びたいという方や、将来靴職人として独立したいという方には十分な勉強ができないかもしれません。

その他の方法として、靴職人になるための技術や知識を学べる学校で靴作りの基本技術を修得した後、就職して実務を経験しながらスキルアップする方法があります。

学校では靴製作の最初から最後まで学ぶことができ、勉強に集中できるため、初心者の方でも安心して靴職人を目指すことができます。

さらに、留学ではなく研修という形で本場ヨーロッパの靴作りの現場を訪れる学校もあり、何年も留学するのはハードルが高いという方にとって、短期間の研修で本場の靴作りを見ることができる良い機会になるでしょう。

靴職人になるにはどんな学校に行けばいいの?

どんな学校に行きたいか悩む女性靴職人になるには、留学や就職からスタートする場合もありますが、きちんと基礎を身につけてから靴職人になりたいという方も多いのではないでしょうか。

靴作りの基礎をしっかり身につけてから就職したいという方は、靴作りが学べる学校に通うことをおすすめします。
靴作りが学べる学校には、次のようなものがあります。

靴作りのスクールや教室

スクールや教室では、土日だけなど週に数回レッスンがあるのが特徴です。
工房などで開催されることが多く、工房にある機械を使いながら、靴職人から指導を受けられます。

ただしどちらかというと、趣味で靴を作りたいという方向けであることが多いです。

ファッションの学校

靴に関する学科やコースがあるファッションの学校でも、靴作りの基本を学ぶことができます。

ですが、そもそも靴に関する学科やコースのあるファッションの学校は珍しく、あったとしてもデザインのことを中心に学ぶ学校が多いため、どちらかというと靴職人というよりはデザイナー向けの授業であることがほとんどです。

靴そのものや靴製作については学べますが、足の構造などについてまでは学べないことも多いため、靴職人としての知識が十分に学べない可能性もあります。

整形靴の学校

「靴作りを学ぶならファッションの学校」というイメージがあるかもしれませんが、実はそれ以外にも靴作りを学べる学校があります。

それは、整形靴を学べる学校です。
整形靴とは、外反母趾など足にトラブルがある方の歩行をサポートする靴のことです。

医療・福祉の分野になりますが、もちろん一般の靴メーカーや靴工房などにも就職できます。

靴の製作方法やデザインはもちろん、足の構造など医療の分野も学ぶため、靴職人を目指すのにぴったりの学校です。


整形靴技術者とは

「整形靴技術者」は、ひとりひとりの足の悩みを聞き、履き心地よく歩きやすい靴を製作するのが仕事で、一般の靴だけでなく医療現場で使用される「整形靴」を製作することができます。

整形靴技術を学ぶことで、足のトラブル(扁平足や外反母趾など)や怪我や病気で足に変形や障害を持っている方まで、さまざまな方に合わせたオーダーシューズを作れるようになるのです。

ヨーロッパの中でもドイツ、オーストリア、スイス、フランスでは「整形靴マイスター」という国家資格があり、チーム医療の一員として活躍しています。

整形靴技術者は、幅広い分野で靴作りができる靴職人です。

ファッション用のシューズを作ることはもちろん、ウォーキングシューズやスポーツシューズ、足にトラブルのある方用の義肢装具など、いろいろな立場や年齢の方に幅広く履いてもらえる靴を作ることができます。

そのため就職先の選択肢が増え、さまざまな場所で活躍できる可能性も広がります。

シューズメーカーや百貨店、そしてスポーツシューズメーカーや義肢装具製作所などで、特殊な靴を作ることもできるのです。

「靴作りをしたいけど、どんな分野で活躍したいかはこれから決めたい」という方や、「靴作りでより多くの人の役に立ちたい!」という方にとって、整形靴技術者はぴったりの仕事だと言えるでしょう。

整形靴技術者を目指すには?

神戸医療福祉専門学校三田校整形靴科では、靴作りの本格的な技術や知識を学べるだけでなく、足や姿勢に関する解剖学や運動学など、医療の知識も身につけて靴作りをすることができる整形靴技術者を目指すことができます。

神戸医療福祉専門学校の整形靴科は、国内唯一の専修学校課程(学校教育法に基づく正規の学校)の整形靴技術者養成校です。

長年のノウハウを活かし、最新の設備環境の中で整形靴の基礎から徹底的に学習。

医学・工学・デザインと多方面から学ぶカリキュラムで整形靴技術者としての専門性を高めることができます。

毎年、靴職人を目指す多くの高校生や社会人の方が入学されています。

まとめ

今回は、靴職人になるには?というテーマでご紹介しました。

靴職人になるにはスキルを身につけることが大切ですが、「自力で身につけるのは難しそう・・・」と思ったらぜひ、学校で学ぶことも検討してみてくださいね。

神戸医療福祉専門学校三田校では、この記事を読んでくださった靴職人を目指すみなさんに是非見ていただきたい!靴作りの授業体験や靴制作に必要な設備見学ができる職業体験説明会を開催中です!

整形靴技術者を目指すなら神戸医療福祉専門学校で学びませんか?

神戸医療福祉専門学校の整形靴科は、日本で唯一の養成校として業界から高い評価を受けており、毎年高い就職率を実現。2018年度の就職希望者実績が100%となっています。

2年制のカリキュラムで、整形靴の基礎から応用まで知識と技術を修得し、プロの道へと進むことができます。

ヨーロッパの靴作りをマイスターから学べる。
整形靴の本場であるヨーロッパで「整形靴マイスター」の国家資格を取得したヘルプスト先生が直接指導を受けられます。

卒業生の声

「医学的な要素を学んだことが、「特別な靴」を作る武器になった」(2008年度卒業)

「客様の喜ぶ顔を見られることに、やりがいを感じる」(2005年度卒業)

「その人にピッタリな靴を追求し続ける。」(2004年度卒業)

「商品が完成、販売にいたると大きな喜びにもなり、それが一番のやりがいになっている」(2004年度卒業)

>>卒業生の声の詳細はこちら

ご興味がある方はぜひ以下のリンクより学校の詳細をご覧ください!

監修・運営者情報

監修・運営者<神戸医療福祉専門学校 中央校>
鍼灸・介護・精神
住所〒650-0015 兵庫県神戸市中央区多聞通2-6-3
お問い合わせ078-362-1294
詳しくはこちらhttps://www.kmw.ac.jp/