言語聴覚士の将来性について

  • この記事は、神戸医療福祉専門学校の言語聴覚士科が執筆しています。

言語聴覚士に将来性があるのかないのか、その点を気にする方は多いのではないでしょうか。
いくら人の役に立つ仕事と言えど、将来性があまり無いのであれば、その道に足を踏み入れて良いのか迷ってしまいますよね。
ここでは言語聴覚士の現在の需要を踏まえた上で、将来性について詳しく言及したいと思います。


  • この記事は、神戸医療福祉専門学校の言語聴覚士科が執筆しています。

言語聴覚士の需要

言語聴覚士は1997年に国家資格となりました。
2018年現在、有資格者数は約31000人おり、毎年1500人程度が新たに言語聴覚士となっています。理学療法士(100,000人以上)や作業療法士(約70,000人)と比較すると有資格者の人数はまだ少ないですが、リハビリに携わる仕事の1つである言語聴覚士の重要性は、年々増しています。
例えば、話す・聞くに関する訓練はコミュニケーション能力に繋がってきますし、嚥下障がいなどの訓練は、食べる事に関わってくるからです。
特に食べることに関しての訓練領域は、言語聴覚士ならではの分野です。そういった事情もあるため、医療施設や福祉施設、教育機関など全国各地に言語聴覚士の働き口が存在する事が予想されます。
ですので、言語聴覚士の需要は高いと言っても差し支えないかもしれませんね。

将来性

働き口の増加

介護保険法の改訂により、言語聴覚士が介護・福祉施設や訪問リハビリテーションなどで働くケースが増えてきました。
これは、以前までは医療機関のリハビリテーション科で働くことが多かった言語聴覚士が、介護などの領域にも活躍の場ガ広がってきたことを示しています。
このことにより、退院後の患者さんもサポートできる環境を整えられるようになります。
しかしながら、まだまだ言語聴覚士の数は少ないので、その環境も完全に整っている訳ではありません。
働き口という観点で現在の状況を踏まえると、言語聴覚士の将来性は充分にあると言っても過言ではないかもしれませんね。

摂食・嚥下障がいの訓練スキル

言語聴覚士の仕事は、話す・聞くの訓練が主だと思われがちかもしれませんが、食べることに関しての訓練も、言語聴覚士の領域です。
食べる事は、人間が生きていくために必要不可欠であるため、それをサポートする専門家である言語聴覚士はとても稀有な存在です。
食べる事の訓練スキルは、医療機関や介護施設、福祉施設などで大いに役立つでしょう。
言語聴覚士の数が少ないからこそ、特有の訓練スキルは重宝されるので、有資格者数が大幅に増えない限り将来性はあると言えるのではないでしょうか。

高齢者へのサポート

日本は超高齢化社会に向かいつつあるので、摂食・嚥下障がいや、老人性難聴を抱える方が増えるかもしれません。
また、認知症などによりコミュニケーション障がいになる事もあるかもしれません。
そのため、介護や福祉施設、訪問リハビリテーションの求人が活発化することが予想されます。
このことも、言語聴覚士の将来性を示しています。

子供と関われる

近年、言語聴覚士が特別支援学校や言語障害児学級、言葉の教室などの教育機関で働く事があります。
また、保育園や幼稚園などで働けることもあるので、活躍の場は徐々に広がりを見せている事が窺えます。

これからの言語聴覚士に求められる事

言語聴覚士が求められる将来有資格者が少ないことから、言語聴覚士の将来性は明るいといえるかもしれませんが、ずっと活躍できるスキルを持つためにも、言語聴覚士として働き始めても、常に勉強する姿勢を持ち続けましょう。
例えば、医学や医療は日進月歩なので、常に新しい知識をインプットするように心掛けたりするのが重要なのではないでしょうか。
また、言語聴覚士の仕事に正解はないので、常に患者さんに最適な訓練を提案できるように模索し続ける根気も必要なのではないでしょうか。

まとめ

言語聴覚士の将来性は、明るいと言っても過言ではないのではないかもしれません。
少なくとも、言語聴覚士として働く覚悟があれば、言語聴覚士になろうとする自分の将来性が閉ざされる事はないのではないでしょうか。
人助けをしたいと考えている方は、言語聴覚士を志してみても良いかもしれませんね。

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