歯科技工士と義肢装具士の違いとは

歯科院で働く女性と男性
  • 神戸医療福祉専門学校
    義肢装具士科

  • 神戸医療福祉専門学校 三田校 義肢装具士科は日本で唯一の4年制。
    義肢装具士の輩出数全国No.1の名門校で、国際義肢装具協会(ISPO)の認定校です。
    モノ作りと医療を深く学ぶ実習中心のカリキュラムで確かな力が身につきます。産学連携による特別実習では、グローバルな最新技術が学べ、パラアスリート支援の第一人者である臼井二美男先生など、業界の第一線で活躍されているさまざまな方の講義が受けられます。

医療系の仕事の中には歯科技工士、義肢装具士という人々の体の一部を製作する職種があります。
それぞれ「人々の体の一部を製作する」という共通点のある歯科技工士と義肢装具士ですが、実はさまざまな違いがあります。
そこで今回は、医療業界にある歯科技工士と義肢装具士について解説していきたいと思います。

  • 神戸医療福祉専門学校 義肢装具士科

  • 神戸医療福祉専門学校 三田校 義肢装具士科は日本で唯一の4年制。
    義肢装具士の輩出数全国No.1の名門校で、国際義肢装具協会(ISPO)の認定校です。
    モノ作りと医療を深く学ぶ実習中心のカリキュラムで確かな力が身につきます。産学連携による特別実習では、グローバルな最新技術が学べ、パラアスリート支援の第一人者である臼井二美男先生など、業界の第一線で活躍されているさまざまな方の講義が受けられます。

歯科技工士と義肢装具士の違い

歯科技工士と義肢装具士の異なる点ですが、今回は仕事内容や求められる資格、将来性の3点から比較していきたいと思います。
歯科技工士と義肢装具士は人の体の一部を製作する仕事として、どんなことをしているのか、資格の有無、将来性がどのようなものか、ここでしっかりおさらいしておきましょう。

仕事内容

歯科技工士の仕事

歯科技工士

歯科技工士とは、名前の通り、歯科に関わる医療の一部を担う医療業界の中でも技術が問われる専門職です。
ほとんどは歯科に勤務しており、歯科医師から指示書をもとに歯に装着する歯科補てつ物を作成、加工、修理などが主な業務です。
歯を補っていくために装着する歯科補てつ物は、銀歯など歯を被せるクラウンやインプラント、失われた歯の役割を担うための部分入れ歯や総入れ歯などがあり、いずれもその人にあうように製作していきます。
なので、歯科技工士はその人ごとの歯の形や色などさまざまな要素を把握していきながらいずれに合うように、そして美しく見えるように製作するスキルなどが求められます。

義肢装具士

義肢装具士は、病気や事故などさまざまな要因が起きて、四肢の一部や指など失っている人々が装着する器具を製作する専門職です。
義肢装具製作会社など民間の会社や、リハビリテーションセンターなどがある病院、さらには養成施設などの教育機関などに勤務し、それぞれの患者に合う義肢や装具を製作、サポートを行っていきます。
手足の一部を失い、欠損部の動きや概観を補うために装着する義肢か、病気やけがをしたときの治療、もしくは失われた機能の補助のために装着する装具かの指示を医師から仰ぎ、患者ごとに合う義肢装具を製作していきます。
そのため、義肢装具士はその人ごとに異なる患部に装着しても違和感を感じることのない義肢や装具を製作するためのスキルが求められます。

資格に関して

資格の勉強をしている女性

歯科技工士

歯科技工士は国家試験の受験条件を満たした上で国家試験に合格することが必須となっています。
そして、国家試験に合格し、「歯科技工士」国家資格を厚生労働大臣から免許を付与されることで、晴れて勤務できるようになっています。
では、受験要件として挙げられるものについて見ていきましょう。

  1. 文部科学大臣、もしくは都道府県知事が指定した養成施設で、必要な知識や技術を2年以上会得し、卒業する
  2. 歯科医師国家試験、もしくは歯科医師国家試験予備試験の受験資格を取得する
  3. 日本国外で歯科技工士の学校または養成所(専門学校)を卒業に加え、歯科技工士の免許に相当する免許を付与され、厚生労働大臣から認定を受ける

以上の条件のいずれかに該当した上で「歯科技工士」国家試験を受験し、合格すると免許が付与されます。
 
参考:https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/shikagikoushi/index.html

義肢装具士

義肢装具士もまた、国家試験の受験条件を満たした上で国家試験に合格することが必須となっています。
合格したのち、「義肢装具士」国家資格を厚生労働大臣から免許を付与されることで、義肢装具士として勤務できるようになっています。
ここで、義肢装具士国家試験を受験するための条件についておさらいしていきましょう。

  1. 文部科学大臣か都道府県知事が指定している専門学校や短大などの養成施設で、必要な知識や技術を3年以上会得し、卒業をする
  2. 文部科学大臣か都道府県知事が指定した大学で1年(高等専門学校は4年)以上、もしくは厚生労働大臣が指定する科目を修め、指定養成機関で2年以上必要な知識と技術を会得し、卒業をする
  3. 厚生労働省の義肢装具技能検定に合格したのち、指定の養成施設で、1年以上必要な知識と技術を会得する
  4. 日本国外で義肢装具の学校または養成所(専門学校)を卒業、さらに国内の義肢装具士の免許に相当する免許を付与され、厚生労働大臣から認定を受ける

以上の条件のいずれかを満たし、「義肢装具士」国家試験を受験して合格すると免許が付与されます。
 
参考:https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/gishisougushi/

将来性

思いを馳せる女性

歯科技工士

歯科技工士は、仕事内容や資格を見ての通り、医療業界の中でも多くの技術を求められます。
本格的に訪れる高齢化社会によって、歯科補てつ物を求める患者の数はどんどん増えることが見込まれます。
そのため、歯科技工士にとって症状によって合う歯科補てつ物を製作することが求められる機会の増加が見込まれます。
さらに、近年インプラントや審美歯科など、歯に対しても美を求める人々が増えてきていることから、ニーズは高まっているといえます。
以上のことを踏まえると、歯科技工士は先々さまざまな仕事ができる可能性があると言えるでしょう。

義肢装具士

冒頭でもお話ししたように、義肢装具士は事故や病気などで手足を失った方の「義肢」製作や身体機能をサポートする「装具」を製作する立場です。
近年スポーツ業界などをはじめ、さまざまな業界で義肢や装具を身につけている人々が健闘を見せていることによって、多くの人々が義肢装具士の存在を知り始めています。
多くの人々に知られることによって義肢や装具に関心が寄せられることは、先々多くの義肢装具士が生まれる可能性が高まることであり、より良い義肢や装具を生み出すために、ロボットアームなどより技術力の高い義肢や装具などの研究が進むきっかけになります。
なので、そう言った観点から、義肢装具士は先々大きな可能性を秘めている職種と言えるでしょう。

まとめ

ここまで、人々の体の一部を製作すると言う共通の仕事を担っている歯科技工士と義肢装具士について、比較していきました。
歯科技工士と義肢装具士いずれもどのような仕事を行っているのか、資格を取得するための条件、そして将来性などさまざまな観点から見えてきたのではないでしょうか。
先々、人々の生活をサポートしていきたいと考えたときは、人々の体の一部を製作する仕事を担っている歯科技工士や義肢装具士に着目してみてはいかがでしょうか。

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「患者さんの願いを叶えられるスペシャリストをこれからもめざしていきます。」(2017年度卒業)

「患者さんに本当に喜んでいただけた時、やりがいを感じます。」(2008年度卒業)

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