動物義肢装具士になるには

  • この記事は、神戸医療福祉専門学校の義肢装具士科が執筆しています。

義肢装具士という言葉を知っている方は多いのかもしれませんが、動物義肢装具士という言葉は、あまり聞き慣れないのではないでしょうか。
動物義肢装具士は、確かにあまり有名な職業ではありませんが、今後ますます必要とされる職業であると言えるかもしれません。
今回は、動物義肢装具士についての詳しい情報を見ていきたいと思います。


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動物義肢装具士とは

動物義肢装具士とは、人間に対して作られてきた義肢や装具の技術を、動物向きに応用して作る方を指します。
しかしながら、日本において動物義肢装具士と名乗って仕事をしている方はあまりいない実情があります。
日本初の動物義肢装具士と呼ばれる島田さんは、1万匹以上の義足や装具を作ったみたいです。
これはとても凄いことこの上ないのですが、これは逆に、動物義肢装具士という職業がまだ確立していないという証かもしれません。
実際に島田さんは、動物に関する義肢装具の研究は業界を見渡してもあまり行われていなかった、と語ったそうです。

仕事内容

仕事内容動物義肢装具士の仕事内容は、病気や不慮の事故などにより運動障がいを抱える動物に適切な、義足や装具を作ることになります。
島田さんは自ら会社を立ち上げ、基本的に動物病院から依頼を受けて義足や装具の製作に取りかかるそうです。
もちろんですが、人間と同じように動物もそれぞれ身体的特徴は違うので、きっちりと採寸等をしてから、製作しなければなりません。

動物義肢装具士になるには

動物義肢装具士は、職業として確立されている訳ではありません。
ですので、動物義肢装具士になるための道のりも、同様に確立されてはいません。
島田さんは、義肢装具士の資格を取得した後に、義肢装具会社で働きながら、3年ほど動物病院に通い続けたそうです。
動物病院で動物に関する知識を学び続け、後に会社を立ち上げたは良いものの、立ち上げ当初はあまり依頼が来なかったそうです。
しかしながら、徐々に口コミで広がっていき、メディアにも取り上げられた事で、その名は一気に世間に広まることになりました。
島田さんの経緯を踏まえると、動物義肢装具士を名乗るには、義肢装具士の資格と、動物に関する豊富な知識が必要となるのではないでしょうか。
そして着実に実績を積み重ねることで、堂々と動物義肢装具士を名乗れるのかもしれません。

動物義肢装具士になるための必要な知識

動物義肢装具士になるための必要な知識動物義肢装具士になるためのモデルケースは、今のところ島田さんだけです。
ですので、まずは義肢装具士の資格を取るために専門学校に通い、医学や工学の知識を身につけるのが、初めの第一歩なのではないでしょうか。
そして何よりも重要なのが、動物に関する知識を取得することです。
培われた義肢や装具に関する技術を、どのようにして装着する動物のために最適化できるのかを、自分から見出さなければなりません。
動物の知識は、例えば専門学校の在学中からある程度蓄える事は可能でしょう。しかしながら、百聞は一見に如かずという言葉がある通り、実際に自分の目で見る事も必要になってきます。
大変厳しいかもしれませんが、やはり島田さんのように義肢装具士として働きながら、動物病院に通うのが適切かもしれませんね。

これからますます必要になる

日本では、非常に多くの方がペットを飼っています。
そのため、サロンやカフェなど、ペットに関するサービスが以前よりも多様化しています。
また、犬や猫の寿命が以前よりも伸びているそうです。
そして、今の日本は少子高齢化社会です。ペットの数が子供の数よりも上回っているというデータがあるそうです。
ご紹介したような点を踏まえると、動物義肢装具士はますます必要になるという事は、想像に難くないのではないでしょうか。

まとめ

動物義肢装具士は、確立された職業ではありません。
ですので、動物義肢装具士になるには、島田さんが歩いたような道のりを自分で歩く必要があるのかもしれません。
それはとても大変な事かもしれませんが、例えば義肢装具士を目指していて動物が好きな方は、是非参考にしていただきたいです。

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