水泳で使われる義足とは?その特徴について

水泳
  • 神戸医療福祉専門学校
    義肢装具士科

  • 神戸医療福祉専門学校 三田校 義肢装具士科は日本で唯一の4年制。
    義肢装具士の輩出数全国No.1の名門校で、国際義肢装具協会(ISPO)の認定校です。
    モノ作りと医療を深く学ぶ実習中心のカリキュラムで確かな力が身につきます。産学連携による特別実習では、グローバルな最新技術が学べ、パラアスリート支援の第一人者である臼井二美男先生など、業界の第一線で活躍されているさまざまな方の講義が受けられます。

事故などで足を切断した方にとって、水泳は困難だと思い込んでしまっていませんか。
実は、専用の義足を装着することで水泳を楽しむことが出来るようになります。

ただ、水泳用の義足は一般の義足とは異なり、いくつかの特徴があります。
通常の歩行用の義足は水の中では利用できません。

当記事では水泳で使われる義足の特徴、さらに使うことのメリットを明らかにします。
また水泳用の義足は誰によって作られているのかも解説します。

  • 神戸医療福祉専門学校 義肢装具士科

  • 神戸医療福祉専門学校 三田校 義肢装具士科は日本で唯一の4年制。
    義肢装具士の輩出数全国No.1の名門校で、国際義肢装具協会(ISPO)の認定校です。
    モノ作りと医療を深く学ぶ実習中心のカリキュラムで確かな力が身につきます。産学連携による特別実習では、グローバルな最新技術が学べ、パラアスリート支援の第一人者である臼井二美男先生など、業界の第一線で活躍されているさまざまな方の講義が受けられます。

水泳で使われる義足の特徴

水泳で使われる義足には、以下の3つのポイントがあります。

  • 防水機能がある
  • 耐水機能がある
  • 足継手が水泳用に切り替えられる

水泳用の義足は水の中で使用するため、防水機能および耐水機能が必須です。
水に弱い素材を利用してしまうと、義足が劣化し短期間で使えなくなってしまうからです。

真水に対する防水・耐水加工が施されています。
一方で海水や温泉水、さらには塩素水には弱いので、使用後は真水で洗い流す必要があります。

また、足継手の構造にも大きな特徴があります。
水泳で利用される時は、足継手を底屈させる必要があります。

底屈とは、足首の関節を足の裏の方向に折り曲げることを指しています。
つまり「つま先立ち」するような、つま先をのばした状態のことです。

スキューバダイビングをするための「足ヒレ」がつけられる足継手も存在しています。
スキューバダイビング用は、足継手が約50度底屈できるように設計されています。

水泳用の義足は日常のエクササイズとして使われる

水泳エクササイズ水泳用の義足は、リハビリ目的として使用されることが多いです。
義足となってしまったことで、運動機能が低下する方もいるからです。

特に水泳に関しては、浮力作用によって体重による負担が軽くなる特徴があります。
さらには水の抵抗力によって筋力アップも期待できますし、肺活量が鍛えることができます。

このような理由から、水泳は健康増進やリハビリテーション効果を期待した日常のエクササイズの一つとして取り入れられています。

水泳用の義足は競技で使われてはいない

水泳競技では義足の利用が禁止されています。
障がい者水泳競技では、義足のほかに以下のものも禁止されています。

  • 水かきのついた手袋
  • 手ひれ
  • 足ひれ
  • パワーバンド
  • 粘着性物質

スピードや浮力、持久力の補助になるような用具の利用はできないのです。
よって障がい者水泳の競技に出場する場合は、義足を付けない状態で泳ぐことになります。

水泳用の義足を使うことのメリット

一般の歩行用の義足ではなく水泳用の義足を使うことで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
水泳用の義足を使うことで、どんな変化が体に起こるのか、一緒に見ていきましょう。

より健常者に近い状態で水泳を楽しむことができる

個人差はありますが、水泳用義足を利用したほうが「泳ぎやすい」と感じる方が多いです。

義足を外している状態だとどうしても左右のバランスが崩れてしまいやすくなってしまいます。
普段、義足をつけている足の方だけ身体が深く沈んでしまうからです。
しかし、義足をつけることによりアンバランス感が改善され、スムーズに泳げるようになります。

また、「疲労感が少なく体が楽」と感じやすくなるのもポイントです。
長時間水泳を楽しみたい方には、水泳用の義足はおすすめです。

体の負担を和らげることができる

無理な姿勢をとる必要がなくなるので、リハビリに適した状況を作り出せるのも水泳用義足のメリットの一つです。

水泳用義足を利用することで一定の浮力が得られます。水に浮かびやすくなることで、泳ぎが安定します。身体への重い負荷が発生しにくくなるのです。

不安定な状態で泳ぐと上半身を無理に使うことにもなり、痛みが出ることもあります。
義足無しで泳いだことで、筋肉痛や関節の痛みが発生した人も少なくありません。

また、義足をつけないで濡れたプールサイドを歩くのは危険です。
転倒するなどの事故が発生する恐れもあり、水泳用義足の利用は自身を守ることにも繋がります。

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspo1985/10/2/10_2_123/_pdf

水泳用の義足は義肢装具製作会社で作っている

水泳用の義足製作には、国家資格である「義肢装具士」を保有している人が携わっています。

義肢装具士は、モノづくりのプロフェッショナルです。ギプスで型を取り、型をもとに義足を作成するのです。作成後も調整を繰り返します。

体の状況は刻々と変化するので、そのつど合わせなければなりません。義肢装具士は極めて重要な資格であり仕事なのです。

参考URL:
https://www.japo.jp/about-prosthetist/aim-prosthetist.html

義肢装具士になりたいなら

前を見据える男性義肢装具士の資格を取得しなければなりません。神戸医療の義肢装具士科なら、「義肢装具士」として、身体に障がいを抱えている方のために義手・義足を作れます。
将来的には水泳用の義足も作るプロジェクトに関わることもできるかもしれません。

神戸医療福祉専門学校の義肢装具士科であれば、4年制と3年制があります。

義足以外にも体幹装具(腰用のコルセット)や靴型装具なども神戸医療の義肢装具士科なら学べます。

ちなみに神戸医療「義肢装具士科」は、2018年時点で国家資格合格率・就職率共に100%です。

国家資格
合格率
100% 43名全員合格
就職率 100% 40名全員就職
(就職希望者)

※2018年度のものです。

専門的かつ実践的な技術、そして国家資格取得と就職しやすさという点で入学メリットがあります。

まずは神戸医療福祉専門学校へ、資料請求やオープンキャンパスを検討してみてはいかがでしょうか。

義肢装具士になるには

義肢装具士を目指すなら神戸医療福祉専門学校で学びませんか?

神戸医療福祉専門学校の義肢装具士科は、国家資格である義肢装具士の合格率が96.7%!(2019年度実績)
義肢装具士養成校、日本で唯一の4年制専門学校で、最新技術&グローバルな学びで多彩な活躍を目指せます。

4年制独自のカリキュラムで、医学や工学の基礎知識から整形靴の本場であるヨーロッパでマイスターの国家資格を取得したヘルプスト先生より直接指導を受けられます。

卒業生の声

「患者さんの願いを叶えられるスペシャリストをこれからもめざしていきます。」(2017年度卒業)

「患者さんに本当に喜んでいただけた時、やりがいを感じます。」(2008年度卒業)

>>卒業生の声の詳細はこちら

ご興味がある方はぜひ以下のリンクより学校の詳細をご覧ください!

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鍼灸・介護・精神
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