理学療法を学ぶには専門学校と大学どちらが良い?それぞれの特徴や違いを解説​

  • 神戸医療福祉専門学校
    理学療法士科

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「理学療法士を目指せる学校に進学したい」

そんな時の高校卒業後の進路は、大きく2つに分かれます。1つは専門学校に進学するルート、もう1つは大学に進学するルートです。

では、理学療法士を目指す上で、大学と専門学校では、どんな違いがあるのでしょうか?

今回は、理学療法士になるための専門学校と大学の違いについてお話ししていきます。

「専門学校と大学のどっちに進学しようか迷ってる」
「大学進学を考えているけど、本当にそれでいいのかな?」

そんな風に迷っている方や悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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神戸医療福祉専門学校は、理学療法士として活躍するのに必要な知識や技術を学べる専門学校です。

理学療法士になりたい!目指している!という方は、オープンキャンパスの開催や、学校に関する資料請求ができますので、ぜひ一度チェックしてください!

理学療法士科の専門学校と大学の比較表

最初に、理学療法士科の専門学校と大学を比較した時の違いを、表にまとめてみました。
パッと見でどんな違いがあるのか分かるので、まず目を通していただければと思います。

項目 専門学校 大学
学習期間 3年または4年 4年
実習先 一般病院や介護老人施設
個人病院での実習
附属病院や関連施設での実習
定員 40人 80人
設備 最新設備がある 設備が豊富
学生の年齢層 10代から30代まで幅広い 18歳〜22歳前後
学費 400万円〜550万円 550万円〜600万円
入試内容 一般入試、AO入試、指定校推薦 大学入学共通テスト+一般入試、AO入試、指定校推薦

理学療法士科の専門学校と大学の違い①学習内容

ここからは上の表をもとに、専門学校と大学の違いを詳細に解説していきます。
まずは一番気になる「学習内容」についてまとめました。

「専門学校と大学ではどれくらいの期間、どんなことを学ぶのだろう…」

そんな風に気になる方はご覧ください。

学習期間

前提として、理学療法士になるためには高校を卒業し、専門学校や大学のような養成校で3年以上勉強する必要があります。つまり専門学校も大学も、3年以上通うことになります。

大きな違いは4年制の学校を選べるかどうかです。専門学校は3年制と4年制がありますが、大学は基本的に4年制となっています。

4年制のメリットは、学習期間が長い分だけ授業数や実習の機会が多く、しっかり知識と技術を身に付けられることです。実際、厚生労働省が発表した実態調査でも、「臨床現場において必要な力を修得することは、3年制の学校では難しい」という意見が取り上げられています。※1

このことから最短で理学療法士を目指す方以外は、4年制の専門学校、または大学でじっくり勉強するのがおすすめです。

また、そのほかには3年制の短大という選択肢もありますが、厚生労働省の調べによると、理学療法士科のある短大は数が少なく、2016年時点でたった6校、夜間を含めても計7校しかありません。

※1 参考:厚生労働省:実態調査

授業内容

授業についてですが、専門学校も大学も国家資格の試験科目は学習の中に取り入れているので、座学の授業や臨床実習の内容に大きな違いはありません。

ただし、同じ昼間4年制の専門学校と大学を比較すると、合計単位数や授業の時間数、全体的な授業内容に差があります。

専門学校は単位数、授業時間数ともに多く、また専門分野の勉強に専念できるよう、カリキュラムが組まれています。

厚生労働省によると、2016年時点で「基礎分野は専門分野の教育を充実させるために縮小するべき」との意見があり、理学療法士にとって専門分野の授業がいかに重要か分かりますね。※2

このため「将来は理学療法士になりたい」と明確な目標を持っている方は、専門分野の教育が充実していて、理学療法士に必要な知識や技術を集中的に学習できる専門学校が向いています。

一方、大学は一般教養などの基礎分野の授業時間が多く、総合的に学べる一方で専門分野の単位数や授業時間が少なめに設定されているのが特徴です。

専門分野以外に興味のある授業を選択できる点や、学部や専攻を問わず幅広い講義を受講できる点から、専門学校に比べ自由度が高いところが大学のメリットと言えるので、専門分野に囚われず、様々な分野を学びたいという方に向いています。
また講義の時間を好きなように組めたり、まとまった休みや休日を取ったりすることができるので、アルバイトやプライベートとの両立をしやすいですが、その分自分で勉強の時間を確保する必要性が生じます。

※2 参考:厚生労働省 実態調査

神戸医療福祉専門学校の理学療法士科では

神戸医療福祉専門学校の理学療法士科では、理学療法士として必要な知識・技術が学べるだけなく、「高度専門士」の称号を附与された、大学卒業者と同等の学力があると認められる者として大学院の入学資格が得られます。

理学療法士の国家試験の合格率も84.6%(2016〜2020年度実績)と高く、理学療法を学びたい方におすすめです。
ぜひ一度、神戸医療福祉専門学校の理学療法士科をチェックしてみてください。

実習先や実習時間

実習する施設に関しては、双方ともに異なります。
専門学校の場合は一般病院や関連施設で実習を行うことが多く、大学の場合は付属病院や介護老人施設、個人病院での実習になるケースが多いです。

また、臨床実習の時間に関しては、大学よりも専門学校の方が70時間ほど長く設けられているようです。※3

理学療法士になるために、臨床実習は欠かせません。そして実習の時間が長ければ長いほど、現場での経験に基づいたノウハウが身に付きやすく、卒業後、即戦力として活躍することができます。

そのように考えると、専門学校の実習時間の長さは、理学療法士として働く上で大きなアドバンテージになるでしょう。

※3 参考:厚生労働省 実態調査

理学療法士科の専門学校と大学の違い②学校環境

続いては定員や学校の雰囲気など、専門学校と大学の学校環境を比較してみます。

学びやすい環境があれば勉強に集中することができ、疑問も解決しやすいため、知識や技術を修得しやすくなります。進学先を選ぶ時は、学校環境にも注目しましょう。

定員

1つの教室で授業を受ける学生の人数です。基本的には、大学よりも専門学校の方が学生の人数が限定されていて、授業の定員も少なく設定されています。
具体的には、専門学校は40人程度の少人数制をとっているのに対して、大学は80人程度の大人数制をとっています。
ただし国公立の大学に関しては、専門学校と同じく少人数制の授業が展開されます。

少人数制と大人数制は異なるメリットがありますが、自分のペースで学びやすいのは少人数制の授業です。教員1人が受け持つ学生数が少ない方が、目が行き届きやすく、疑問に感じた部分を都度質問しやすいためです。

専門学校に関して言えば、担任制を導入している学校もあります。教員との距離が近く、質問や相談をしやすい環境が整っています。

「分からないことを納得がいくまで理解し、しっかりと知識を身に付けていきたい」

そんな方には、少人数で学べる環境の専門学校がおすすめです。

設備

専門学校も大学も、理学療法士の教育に必要な設備はきちんと用意されていますが、設備の内容は異なります。

専門学校は職業教育を目的とした養成校であることから、理学療法士を目指す上で必要な設備に関しては最新のものが用意されています。このため自分の身に付けたいノウハウを着実に吸収していくことができます。

大学はグラウンドや体育館など、専門分野の教育には直接関係しない設備まで豊富に用意されています。ただし専門学校ほど、最新の設備を備えた大学は多くありません。

学生の年齢層

専門学校は、学生の年齢層が幅広いのが特徴です。高校を卒業したばかりの学生だけではなく、社会人経験を持つ20代後半や30代の学生も通っています。このため、自分とは異なる経験や価値観を持つ人生の先輩に出会えます。

また、専門学校には自分と同じ志を持った者が集まるので、生徒同士で溶け込みやすい環境と言えます。

就職先のことを考えても、同世代の人たちだけが働いているわけではありませんので、そんな社会の雰囲気を学生の時から経験したいという方には専門学校が向いているのではないでしょうか。

一方、大学は20歳前後の学生がほとんどです。専門学校よりも同年代の人が多く集まりやすいので、気軽に交流できると言えるでしょう。

理学療法士科の専門学校と大学の違い③学費

理学療法士科の学費は地域によって差があるものの、専門学校で400万円〜550万円、大学で550万円〜600万円程度が平均です。学校によっては、これに加えて教科書代や実習費用が必要になる場合があります。

3年制や夜間の専門学校に通えば学費を抑えられますが、時間をかけて丁寧に学ぶことを考えると、あまりおすすめできません。専門学校や大学によっては授業料の一部や全額が免除される制度が用意されているので、こうした制度を活用して、一人前の理学療法士を目指せる学校へと進学しましょう。

理学療法士科の専門学校と大学の違い④入試方法

専門学校、大学ともに、入試方法には一般入試、AO入試、指定校推薦などがあります。加えて大学の場合は、大学入学共通テストの受験が必要です。
理学療法科の偏差値は学校により差があり、35〜65前後です。国公立大学のように、偏差値の高いところは医学部と同程度と言われているので、目指す場合は集中して入試対策を行いましょう。

さらに近年の理学療法科の入試では、筆記試験の他に「グループ面接」など、学力とは異なる学生の魅力を探す方法も取られています。
今の入試のあり方では、ある一定の学力を持ちつつ、プロとして働く上での資質が備わっているかどうかも重視されているためです。
その人の性格や長所・短所など人間的な部分や、将来的に仕事を継続していけるかどうかも強く見られます。

こうした学生の内面的な部分や資質を図る試験は、特に専門学校に多く導入されています。

理学療法士国家試験の難易度

現役理学療法士は専門学校卒と大学卒のどちらが多い?

平成28年時点で理学療法が学べる大学や短期大学が111校、特別支援学校や専門学校は178校あると言われています。
理学療法士の大学卒と専門学校卒の割合は、大学卒業者が28%、専門学校卒業者が62%です。
その他には大学院まで進学したりする人もいますが、専門学校卒業者が圧倒的に多いです。

神戸医療福祉専門学校の理学療法士科では、理学療法士として必要な知識・技術が学べるだけなく、「高度専門士」の称号を附与された、大学卒業者と同等の学力があると認められる者として大学院の入学資格が得られます。

理学療法士の国家試験の合格率も97.1%(2019年度実績)と高いので、ぜひ一度、神戸医療福祉専門学校の精神保健福祉士科をチェックしてみてください。

専門学校と大学で待遇に違いは出る?

ここまで、理学療法士を目指せる専門学校と大学について、学習内容や学校環境などの違いを解説しました。

ここからは、実際に専門学校、または大学を卒業して理学療法士になった後の待遇に違いがあるかを見ていきます。

仕事を続けるにあたって、待遇はモチベーションを高く保つ重要な要素です。

「専門学校(大学)を卒業した方が待遇が良いなんてことはあるのかな?」と不安な方は、チェックしてくださいね。

大きな違いはなし!本人の能力が重視されます

結論から言うと、専門学校卒と大卒で待遇はほとんど同じです。実際に大学卒と専門学校卒と大学卒の給料は、全く変わらないことが分かっています。

理由は、専門学校卒の理学療法士と大卒の理学療法士が、同じ条件で患者様にリハビリを行った時、病院に入る診療費は同じだからです。

病院の利益は専門学校卒だろうと大卒だろうと変わらないので、当然支払う給料に差をつける必要はありません。

ただし一部の病院や、市民病院や県立や私立の医療センターなどのような公立病院では4年制の養成校出身か3年制の養成校出身かで給料に差があるところもあります。

新卒理学療法士と新卒サラリーマン(大卒)の初任給を比較

スムーズに就職しやすいのは専門学校

待遇は変わりませんが、大学よりも専門学校に通う方が就職はスムーズです。専門学校は職業訓練を目的とした養成校であるため、大学に比べて実践的な教育を受けられ、就職にも強いのが特徴です。

また理学療法士の場合は専門学校であれ大学であれ、伝統校を卒業した方が有利になりやすい傾向があります。

そうは言っても、就職の際に最重視されるのは「どこの学校を卒業したのか」ということよりも、「あなたの人間性や仕事に対する思い」です。
従って、面接の際は自分の思いや情熱を積極的に伝えることが大切と言えます。

理学療法士の就職先とは

まとめ

結局、専門学校と大学のどちらが良いのかというと、実践的に学びたいなら専門学校、幅広く学問を学びたいなら大学への入学を目指した方が良いでしょう。
専門学校のメリットは、就職に活かせる実践的な職業教育を受けられ、国家資格の試験対策が充実しているところで、国家資格の全員合格を目標に掲げる学校もあります。
なお、4年制の専門学校は大学卒業と同等の学力を有するとされるため、卒業すると大学院の入学資格を得ることができます。
どちらにするかで悩んだ際は、「自分自身がどのような理学療法士になりたいか?」「理学療法士としてどんな活躍をしたいか?」を考えると良いです。
そういった将来的な展望を明確にした上で「その目標を叶えるために何を学ぶべきか?適切な学校はどこか?」を探していけば、自分の求めていた学校がだんだんと見えてくるでしょう。

気になったときは体験入学やオープンキャンパスなどに参加して自分の目で確かめることも大切です。

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