この先AIに奪われる仕事・奪われない仕事とその特徴について

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神戸医療福祉専門学校 中央校 介護福祉士科は13年連続で就職率100%!
文部科学大臣から、より実践的な職業教育に取り組んでいる専門学校として「職業実践専門課程」の認定を受けており、2年間で即戦力となる介護福祉士が目指せます。

この先10〜20年間で、今日本にある仕事の49%、約半数がAI化される可能性があることが、オックスフォード大学と野村證券の共同研究によってわかりました。

現在すでにAI化が進んでいる職種もあり、実際に着々と人間からAIへの移行がはじまっています。

今回は、AIに奪われてしまう可能性のある仕事、奪われることがないだろうといわれている仕事それぞれについて解説していきます。

AIに奪われない仕事に就くため必要なスキルや求められることについても触れていくので、今後の仕事選びの参考にしてみてくださいね。

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この記事の執筆者神戸医療専門学校 中央校 介護福祉士科

神戸医療福祉専門学校 中央校 介護福祉士科は13年連続で就職率100%!
文部科学大臣から、より実践的な職業教育に取り組んでいる専門学校として「職業実践専門課程」の認定を受けており、2年間で即戦力となる介護福祉士が目指せます。

AIに奪われるといわれている仕事・特徴

この先AIに奪われる可能性があるといわれている仕事は主に、次の8つです。

  • スーパーやコンビニの店員
  • ホテルのフロントマン
  • 飲食店のウエイター
  • 一般事務員
  • 銀行員
  • 工場の作業員
  • タクシー運転手
  • 電車の運転手

これらの仕事には全て、情報処理の正確性・速度・一貫性が求められる、という特徴があります。

決まった作業を繰り返し行ったり、情報を元にデータを振り分けたりするような作業はAIの得意分野であるため、今後人間の手作業からAIへと移行される可能性が非常に高くなっています。

ここからはそれぞれの職業のAI化について見ていきましょう。

スーパーやコンビニの店員

セルフレジの導入により、すでに人員の削減が行われているスーパーやコンビニを多く見かけます。

セルフレジがさらにAI化して発展し、“ウォークスルータイプ”の決済が取り入れられている店舗も出てきました。

ウォークスルータイプの店舗は完全無人で、決済はキャッシュレスのみ。お店に入って商品を手に取り店を出るだけで自動的に決済が完了しているというシステムとなっています。

今後このタイプの店舗が増えると、スーパーやコンビニの店員は緊急時の対応用に1〜2人常駐する程度になると考えられるでしょう。

ホテルのフロントマン

チェックインやチェックアウト、キーの受け渡しを担当するホテルのフロントマンも、AIが対応するようになっていくでしょう。

予約客の名前を間違えたり、渡すキーの部屋番号を間違えたりという人為的なミスを削減できるというメリットがある反面、フロントマンの人柄でホテルの良し悪しを判断できないというデメリットもあります。

現在存在するホテルでAIロボットが受付をしていると知られているホテルには、「変なホテル」という名前のホテルがあります。

飲食店のウエイター

お寿司屋さんやファミリーレストランなどですでに導入されているところもありますが、これから先もっと普及していくといわれているのが飲食店ウエイターのAI化。

ただし、AIロボットができるウエイターとは料理や飲み物を運ぶだけの“配膳業務”のみ。人員の削減はできますが、注文を聞いたり客の好みに合ったメニューをおすすめしたりするのは現時点ではやはり人間が対応することになるでしょう。

とはいえ配膳業務をAIロボットに受け持ってもらう分、飲食店の雇用人数は減っていくことが予測されます。

一般事務員

データの入力や整理がメインの業務となる一般事務員も、いずれAIに仕事を奪われていくといわれています。

情報処理の正確性でいうと、人為的なミスを起こさないAIの方が優位。人を雇うコストも削減できるので、取り入れる企業はどんどん増えていくでしょう。

銀行員

複雑な計算や膨大な金銭データの管理などは、AIの得意分野であるため、銀行員の仕事は今後どんどん減っていくでしょう。

また、キャッシュレス化が進んでいることや金融業界のIT化が進んでいることも、銀行でAIが重宝されていく要因です。

工場の作業員

自動車などのさまざまな機械を生産する工場では、繰り返しの単純作業がほとんど。

1つでも人為的なミスを起こすと生産ラインに大きく影響を与えてしまいますが、正確性の高いAIを導入することでミスなく作業を行えます。

体力や集中力の低下によって作業の精度が左右されることなく作業できるAIが普及すれば、作業員としての業務はどんどん減っていくでしょう。

タクシー運転手

完全無人で走行する、自動運転タクシーの普及に政府が力を入れています。

2021年には西新宿で走行テストが行われたり、自動運転専用のレーンを作ることが政府から発表されたりと、その動きは活発です。

人が運転する前提で作られた複雑な道も多く、整備に時間がかかるため直近での導入は難しいとされていますが、今後タクシー運転手は確実に需要が薄れていくでしょう。

参考:自動運転社会を見据えた都市づくりの在り方 概要版

電車の運転手

決められた時刻に決められたルートを決められた速度で走る電車の運転は、条件としてはAIが得意とする業務と言えます。

実際、東京都のゆりかもめや大阪のニュートラムなどは、無人で運転が行われています。

トラブルのあったときは有人運転に切り替えることもあるため、全く需要がなくなるわけではないと考えられますが、電車の無人化運転に向けて前向きな動きが活発なため、競争率は高くなるでしょう。

AIに奪われないといわれている仕事・特徴

AIやロボットで自動化するのは難しいとされている仕事は主に、以下の6つです。

  • 介護関係
  • 医療関係
  • カウンセラー
  • 教育関係
  • 営業
  • コンサルタント

人の気持ちを汲み取りながら、相手の心を動かしたりケアしたりするような仕事はAIには難しいとされています。また、イレギュラーが多く、適切な対応をその場で判断しなければならない仕事も向いていません。

それぞれの職業がAI化されづらい理由を詳しく見ていきましょう。

介護関係

高齢者や障がい者とコミュニケーションを取りながら、心のケアも含めてサポートしていく仕事は人間にしかできない仕事の一つです。

高齢者社会の日本では、需要がなくならないと考えられるでしょう。

神戸医療福祉専門学校 中央校では、介護福祉士の資格を取得することができます。介護福祉士になる方法については、以下の記事を参考にご覧ください。

介護福祉士になるには

医療関係

医師や看護師、リハビリ関係の仕事もAIでは難しいとされています。患者の症例に合わせて対応を考えたり、細かい処置を行うには人間の知見と技術が必要です。

人の健康を支えるこれらの仕事は、今後も需要が劣ることなく必要となってくるでしょう。

医療関係の仕事に就くには医師免許や看護師免許、介護やリハビリ関係の仕事に就くには介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の資格を取得する必要があります。

神戸医療福祉専門学校 三田校では、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のリハビリテーション3資格を取得することができます。それぞれの資格について詳しくは以下の記事を参考にご覧ください。

理学療法士になるには
作業療法士になるには
言語聴覚士になるには

カウンセラー

人間関係の悩みや仕事の悩みなどを聞き、人の心に寄り添っていくカウンセラーという仕事は、AIに取って変えることは難しいでしょう。

AIは”最適解”を見つけるのが得意ですが、カウンセラーという仕事は答えを導き出すだけでなく、ただ聞き手に回ったり、相手の味方になることも重要になってくるからです。

神戸医療福祉専門学校 中央校では、さまざまな精神疾患をサポートする精神保健福祉士の資格を取得することができます。詳しくは以下の記事をご覧ください。

精神保健福祉士(PSW)になるには

教育関係

近年、教育現場にAIの技術を取り入れる動きが始まっています。成績を正確に判断したり、採点を効率よく行えるなどのメリットがありますが、あくまでもサポートという意味でのAI導入です。

実際に生徒とコミュニケーションを取ったり、授業を行ったりするのは教師や教授の仕事。

今後もAIによって需要がなくなることはないと考えられるでしょう。

営業

営業相手にメリットを提示したり、人柄が重視されたりする営業職は、AIが参入することが難しい職業と言えます。

専門的な知識や細かい要望への対応などが求められるため、これからも営業職は安定して求められるでしょう。ただし、AIによるデータの分析結果などが営業に繋がることもあるため、”AIをうまく利用する”という考え方は必要になってくるかもしれません。

コンサルタント

AIでは対応できない定性的な課題を解決していくコンサルタントも、AIでの対応が難しいと考えられます。

経営状況を把握し、その会社のブランディングやニーズに合った解決策を提案するには人間の知見と経験が重要になるでしょう。

AIに奪われない仕事に就くために求められること

AIに奪われない仕事に就くために求められること

技術が発達し、AIの性能もどんどん上がっていく中で、AIに奪われない仕事に就くためには、人間にしかない柔軟性や対応力が重要になってきます。

”求められるニーズに対してどれだけ+αの価値をつけて返すか”が、AIに替えることができない唯一のポイントです。

また、その柔軟性を活かして”AIを活用しながらさらに高いパフォーマンスを出していく”という考え方も大切。

技術の発達を否定するのではなく、発達していく技術を受け入れて、どのように自分の仕事に活かしていけるかを常に考えていくことが、現代社会で生き残っていくために必要な考え方になってくるでしょう。

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