介護福祉士になるには

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神戸医療福祉専門学校 中央校 介護福祉士科は13年連続で就職率100%!
文部科学大臣から、より実践的な職業教育に取り組んでいる専門学校として「職業実践専門課程」の認定を受けており、2年間で即戦力となる介護福祉士が目指せます。

介護福祉士という職業をご存知の方は、多いのではないでしょうか。

介護福祉士は介護の専門家であり、数多くの人を助けられるため、やりがいも見出しやすい職業です。

では、そんな介護福祉士になるにはどうしたらいいのでしょうか。

ここでは、介護福祉士になるための方法をご紹介しつつ、その他にも関連した情報を詳しくご紹介します。

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この記事の執筆者神戸医療専門学校 中央校 介護福祉士科

神戸医療福祉専門学校 中央校 介護福祉士科は13年連続で就職率100%!
文部科学大臣から、より実践的な職業教育に取り組んでいる専門学校として「職業実践専門課程」の認定を受けており、2年間で即戦力となる介護福祉士が目指せます。

介護福祉士になる方法

介護福祉士のロードマップ
介護福祉士になるには、介護福祉士国家試験に合格し、その資格を取得する必要があります。
令和3年6月末日時点で介護福祉士は1,811,985人が資格登録されています。

さらに、介護福祉士国家試験を受けるには、一定の受験資格を満たす必要があり、その方法はこれまでの経歴によって異なります。

要件を満たすためには長い時間がかかる場合もあるので、しっかりと確認しておきましょう。

介護福祉士の国家試験を受けるための受験資格取得ルートは、主に以下の3つです。

  • 福祉系高校ルート
  • 養成施設ルート
  • 実務経験ルート

それぞれの資格取得までの道のりについて、詳しく解説していきます。

介護福祉士の資格に関しての詳細はこちら

参考:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター:社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士の都道府県別登録者数

福祉系高校ルート

厚生労働大臣、および文部科学大臣から指定された福祉系の高校を卒業すれば、介護福祉士の受験資格を得ることが可能です。

また、介護福祉士養成課程の基準を満たすとして指定された学校の中には、福祉系高校よりもカリキュラムの教科目・単位数が少ない福祉系特例高等学校というものもあります。

このような福祉系特例高等学校に入学した場合は、卒業後に介護職の実務経験を9ヶ月積むことで、介護福祉士の受験資格を取得することが可能です。

養成施設ルート

四年制大学、短期大学、専門学校など、厚生労働大臣が指定している介護福祉士養成施設に一定年数以上通えば、介護福祉士の受験資格を得ることができます。

普通科の高校を卒業、もしくは高等学校卒業程度認定試験などに合格して高卒認定を受けている人は、2年以上が必要です。

そして、福祉系大学、社会福祉士養成施設、保育士養成施設などを卒業している場合は、1年以上これらの養成施設に通学すれば、介護福祉士の受験資格を取得することが可能になります。

ちなみに、「社会福祉士及び介護福祉士法」改正の関係で、養成施設を令和8年度末までに卒業する人は、卒業後5年の間は国家試験を受験しなくても介護福祉士になることが可能です。

ただし、5年後も介護福祉士の登録を継続するためには、卒業後5年間続けて介護等の業務に従事するか、介護福祉士の国家試験を受験・合格する必要があります。

令和9年度以降に養成施設を卒業する人からは、国家試験に合格しなければ介護福祉士になることはできません。

実務経験ルート

福祉系の高校や養成施設を卒業していない人でも、介護福祉士の受験資格を得る方法があります。

それは、介護施設で一定の実務経験を積んだ後、介護福祉実務者研修を修了することです。

具体的には、厚生労働省が定める施設および職種で、3年以上(従事日数540日以上)の実務経験が必要になります。

それにくわえて、介護福祉実務者研修で定められた450時間のカリキュラムを修了すれば、介護福祉士試験の受験資格を取得可能です。

働きながら受験資格を得ることができるため、社会人で介護福祉士への転職を考えている人におすすめのルートです。

介護福祉士を目指すなら、神戸医療福祉専門学校の介護福祉士科がおすすめです。
神戸医療福祉専門学校の介護福祉士科は4年間で、利用者の方の心に寄り添う介護福祉士を目指せます。

国家試験である介護福祉士の合格率もなんと96.8%!(※2017~2020年度実績)
ぜひ一度、神戸医療福祉専門学校の介護福祉士科をチェックしてみてください。

介護福祉士になるための養成施設とは?


令和2年度における介護福祉士の養成施設は、全国に347校あります。

これらのうち、普通科の高校や福祉系以外の大学・専門学校を卒業した人は、2〜4年制の養成施設に入学・卒業。
そして、福祉系の大学や社会福祉士養成施設、保育士養成施設などを卒業した人は1〜2年制の養成施設に入学・卒業するのが一般的です。

介護福祉士の養成施設についての詳細はこちら

神戸医療福祉専門学校中央校の介護福祉士科では

神戸医療福祉専門学校中央校の介護福祉士科では、2年制!

もちろん、厚生労働省に指定された介護福祉士の養成施設ですので、介護福祉士の資格を取得するのに必要なことは全てここで学ぶことができます。

国家試験の対策をしっかりと行えるので、知識を身につけながら、現場で即戦力として活躍できる技術が身につけられます。

介護福祉士になるために効率よく2年という時間を過ごすことができますよ。

介護福祉士の国家試験の概要

介護福祉士の国家試験は、筆記と実技で年に1回ずつ実施されています。

筆記試験は全員必須ですが、養成施設ルートか実務経験ルートで受験資格を得ている場合、実技試験は免除。

福祉系高校ルートで受験資格を得た人の一部が、実技試験の対象となります。

介護福祉士の筆記試験

筆記試験はマークシート形式で、全125問出題されて約60%の正解率で合否が決まります。
受験料は、15,300円となっています。

日程は午前と午後で分かれており、午前の部は10:00〜11:50、午後の部は13:45〜15:35の220分で試験が実施されます。

介護福祉士国家試験における、筆記試験の出題科目は以下の通りです。

  1. 人間の尊厳と自立、介護の基本
  2. 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
  3. 社会の理解
  4. 生活支援技術
  5. 介護過程
  6. 発達と老化の理解
  7. 認知症の理解
  8. 障害の理解
  9. こころとからだのしくみ
  10. 医療的ケア
  11. 総合問題

このように広範囲から出題されますが、その合格率は毎年70%前後福祉系の学校でしっかり勉強すれば、じゅうぶん合格することのできる数字です。

特に、神戸医療福祉専門学校中央校の介護福祉士科なら、その合格率はなんと97%

介護福祉士になるために必要な学問を、効率的に学習できるカリキュラムが整っています。

介護福祉士になる基礎的な学問の詳細はこちら

介護福祉士の実技試験

福祉系高校ルートで介護福祉士の受験資格を得た人の中には、筆記試験にくわえて実技試験を受けなければならない場合があります。

実技試験の対象となるのは、平成20年度以前に福祉系高校に入学した方のうち、介護技術講習を修了していない方です。

または、福祉系特例高等学校に入学、介護職での実務経験を9ヶ月以上積んだ人のうち、介護技術講習を修了していない人です。

ちなみに、介護技術講習とは、養成施設が実施する8項目計32時間の講習を、一般的に4日間(8時間×4日)にわけて受講するもの。

平成20年度以前に福祉系高校に入学した人は卒業後、介護技術講習を受けてから介護福祉士の筆記試験を受けるか、筆記試験と実技試験の両方を受けなければ、介護福祉士の資格を得ることはできませんでした。

しかし、平成21年度以降の入学者からは卒業後、筆記試験の合格のみで介護福祉士の資格取得が可能になっています。

ただし、平成21年度以降でも、福祉系特例高等学校に入学・卒業した場合は、筆記試験のみで介護福祉士の資格を取得することはできません。

介護職での実務経験9ヶ月以上にくわえて、平成20年度以前の旧カリキュラムを受けた福祉系高校ルートの人たちと同様、介護技術講習の受講と介護福祉士の筆記試験、または筆記試験と実技試験両方の受験が必須です。

介護福祉士とは

介護福祉士とは、日常生活が困難な高齢者や身体障がい者に対して、食事や入浴、排泄などの身体介護を行う仕事です。

さらに、介護だけではなく介護をしている家族に、助言やアドバイスをする役割も担っています。

介護の仕事の名称には「ケアワーカー」「介護職員初任者研修」「介護職員」など様々な名称があります。

しかし、介護福祉士になることができるのは、その国家資格の取得者だけです。
このため、介護福祉士は介護職において特に信頼のおける資格とも言えるでしょう。

介護福祉士の仕事内容

介護福祉士の仕事には、大きく分けて4つに分けられます。

身体介護

食事や衣服の着脱、入浴から排泄まで、日常生活をサポートします。

また、ベッドから車椅子への移動、自動車の乗り降り、歩行補助、といった力を必要とする仕事もあります。

利用者の方々によって、日常生活の困難な点は違ってきます。
そのため、利用者が何を望んで、何をサポートしてほしいのかを考えることが、何よりも大切になります。

生活援助

介護福祉士は食事の仕度、洗濯、整理整頓、掃除などの家事全般のサポートもします。

その家のやり方などがあるため、利用者や家族に配慮してサポートすることが大切です。

相談・助言

利用者の方々を介護するだけではなく、家族にも生活や身体、介護に関する相談や助言を行うことも仕事の範囲です。

そのため、介護に関する知識や技術を熟知する必要があります。

ゴールが介護福祉士になることではなく、なってからも日々勉強し続けていく姿勢が非常に大切です。

社会活動支援

介護を受ける方は、比較的孤立しがちです。

そのため、家族や近隣の方と友好的な関係を築けるようにサポートする役割があります。

特にデイサービスや老人ホームなどでは、身体のリハビリや心の健康のために、率先してレクリエーションを行うことも大切な業務のうちの一つ。

このように、介護福祉士の業務範囲は多岐に渡ります。

>>介護福祉士の仕事のやりがいの詳細はこちら

介護福祉士の給与

雇用形態や勤務先によって異なりますが、施設で働く職員の月給はおよそ15〜17万円ほどで、年収にして250〜400万円ほどとなっています。

さらに、上位資格である介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を取得すると、待遇面で優遇されることもあります。

また、パートやアルバイトの求人もよく出されており、時給800〜1300円ほどで働くことができます。

資格と隙間時間を活用して働きたいと考えている方には、働きやすい環境かもしれません。

介護福祉士の給料や年収の詳細はこちら

介護福祉士資格を取得するメリット

介護福祉士になるために資格を習得するメリットはいくつか存在するのですが、その1つが待遇です。

ヘルパーと異なり介護福祉士は国家資格にあたるため、職場によって違いはありますが、待遇は基本的に良くなります。

また介護福祉士は専門職であるため仕事の幅が広がるようになり、時には介護の現場の責任者として、管理職を任せられるようになります

そして、何よりも、超高齢社会へ突入しつつある日本において、介護の専門家はとても貴重な存在です。

これからもますます需要が上がり続けることが予想されるため、職を失う可能性はとても低いです。

そのほか給料面などの待遇も優遇されやすいというメリットがあるので、介護福祉士の資格は取得しておいた方が良いでしょう。

介護福祉士に求められること


介護福祉士には、「人と接することが好き」という気持ちが何よりも必要です。

介護福祉士は、利用者の方々やその家族の方から苦情をいただくこともあります。

たくさんの方と接する仕事なので、時にはストレスを感じる出来事もあるでしょう。
しかし、それでも人と接することが好き、人を支えることが好きという気持ちを持ち続けることが、なによりも大切になります。

介護福祉士に向いている人の詳細はこちら

介護福祉士のスキルの上達には

介護福祉士として活躍するためには、冷静に問題を分析することが求められます。

心身に障害のある方は、何かしらの不安や心配事を抱えています。

その不安に、耳を傾け最善の解決策は何かを考えていかなければなりません。

そのため介護福祉士には、客観的に物事を判断し、助言する力が介護福祉士として成長するために必要です。

介護福祉士を志すきっかけ

介護福祉士を志すきっかけは、人によって大きく異なります。

しかし、どの方も根底にあるのは、人の役に立ちたい、人を助けたいという強い気持ちです。

何となくという気持ちでは、介護福祉士になるだけでも厳しく、仮になったとしても続けることが難しいでしょう。

それだけ、体力も精神も大変な仕事ですがその分、やりがいもある仕事と言えます。

志すきっかけは人それぞれですが、介護福祉士として多くの人から信頼されて活躍している方は、みんな何か強い思いを持って働いています。

介護福祉士を志すきっかけについて詳しく

介護福祉士の活躍の場所

介護福祉士の活躍の場は、年々増加してきています。
介護福祉士が働いてる職場・就職先は主に、以下のような介護施設・介護事業所です。

  • デイサービス
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 介護付き有料老人ホーム
  • 訪問介護事業所

デイサービスなどの日帰り、または入居者が24時間生活する介護施設では、介護サービスを提供。

訪問介護事業所では、いわゆるホームヘルパーとして介護が必要な高齢者の自宅を訪問し、身体介助や生活援助を行います。

神戸医療福祉専門学校中央校の介護福祉士科では

神戸医療福祉専門学校中央校では、就職実績100%で求人件数も760件と豊富に取り揃えています。

つまり、介護福祉士になると心に決めている方にとって、非常に夢に近づける学校とも言えます。

介護福祉士の現状と将来について


少子高齢化社会のため、高齢者の割合が高まり、それに伴い介護福祉士の需要も高まっています。

また、人材不足が叫ばれている業界なので、介護福祉士は非常に需要の高い仕事です。

今後は、資格自体の専門性が高まっていくことが予想されるため、介護福祉士としての仕事が安定して存在し続けるでしょう。

そのため、将来の選択肢として介護福祉士になるというのは、とても魅力的なのではないでしょうか。

介護福祉士の今後や将来性に関してはこちら

介護福祉士と他の職種の違い

介護職種にはたくさんの種類があります。

その中でも特に、介護福祉士と混同されがちだったり、仕事内容の違いがあいまいな以下の介護職について、その違いを解説します。

  • 初任者研修(ヘルパー)
  • 社会福祉士
  • 看護師
  • ケアマネジャー

介護福祉士と初任者研修(ヘルパー)の違い

介護福祉士の他に、初任者研修(ヘルパー)という似ている仕事が存在します。

両者の大きな違いとして挙げられるのが、資格の有無

初任者研修(ヘルパー)は認定資格なのに対して、介護福祉士はその上位資格である、国家資格となっています。

仕事内容は基本的には変わりませんが、介護福祉士は介護のスペシャリストであるため、現場の責任者になったり、介護者に対して介護の指導を行うことが可能になります。

さらに、正社員としての雇用や給料などの待遇も、介護福祉士の資格保有者の方が優遇される傾向にあります。

介護福祉士とホームヘルパーの違いについてはこちら

介護福祉士と社会福祉士の違い

介護福祉士が実際に身体的な介護や身の回りのサポートを行う仕事であるのに対して、社会福祉士は介護サービス利用者やそのご家族への相談業務、および助言や指導などを行う仕事です。

介護福祉士は困っている人に実際に手を差し伸べる直接的なサポートであり、社会福祉士はその人の生活や環境を整えるトータルサポートであるということを理解しておくと良いでしょう。

介護福祉士と社会福祉士の違いの詳細はこちら

介護福祉士と看護師の違い

介護福祉士と看護師には、職種に大きな違いがあります。

介護福祉士は、要介護者などの日常生活をあらゆる形で支援していくという業務にあたっている「福祉職」です。

それに対して看護師は、患者が療養する上での世話や診察の補助などといった業務にあたっている「医療職」です。

それぞれの定義からわかるように、介護福祉士と看護師にはその職種に大きな違いがあるのです。

介護福祉士と看護師の違いについての詳細はこちら

介護福祉士とケアマネジャーの違い

施設入居者や訪問介護サービス利用者など、それぞれの介護サービス利用者に適した介護サービス計画書(ケアプラン)を作成するのが、ケアマネジャーです。

そして、その介護サービス計画書で定められた内容・時間を守って、実際に利用者に介護サービスを実際に提供するのが、介護福祉士の仕事。

介護サービス計画書(ケアプラン)を考えるためには、介護そのものだけでなく医療や介護保険制度などの周辺領域についても専門的な知識・経験が必要になります。

このため、ケアマネジャーになるには、介護支援専門員実務研修受講試験の合格が必須。

そして、その受験資格を得るには、介護福祉士などの定められた国家資格を取得し、なおかつ5年以上の実務経験を積まなければなりません。

このため、ケアマネジャーは、介護福祉士や社会福祉士、理学療法士などで経験を積んでから、介護職のキャリアアップとして目指す職業といえるでしょう。

介護福祉士とケアマネジャーの違いについての詳細はこちら

まとめ

介護福祉士になるには、国家試験を取得しなければならないため、誰でも簡単になることができる職業ではありません。

国家資格を取得しようとするなら、介護福祉士養成施設を卒業する、そして実務経験を積む必要があります

しかし、常に人材不足が続いている業界なので、介護福祉士の需要は非常に高いです。

社会人からでもじゅうぶん目指せる職業ですので、自分の将来や社会貢献という観点から、ぜひ資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

監修・運営者情報

監修・運営者<神戸医療福祉専門学校 中央校>
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