精神保健福祉士になるには

精神保健福祉士は、精神に障がいがある人や、その家族の人たちの相談を受け、障害者支援施設の紹介や就労へのアドバイスを行うことで、生活課題の改善を図ることを目的として関わり、サポートする仕事です。
また、医師・臨床心理士などと連携して業務を行ったり、行政機関での各種申請や手続き、社会保障制度の案内も担います。

 

 

 

 


精神保健福祉士について

特長

精神保健福祉士は(Psychiatric Social Worker)とも言われ、略して「PSW」と呼ばれます。
精神保健福祉士は、精神障がい者に特化して援助を行う専門職(国家資格)の一つです。

>>精神保健福祉士とカウンセラーの違いに関してはこちら
>>精神保健福祉士と臨床心理士の違いについてはこちら

精神保健福祉士の年収

精神保健福祉士の平均的な給料の額は、およそ20万~30万円とされています。勤務先や役職などによっても変わってきますが、際立って差が出るということはあまりありません。年収にするとおよそ300万~500万円ほどになります。
精神保健福祉士の給料は国家公務員に準じた体系になっており、基本給はそれほど高くはないものの、各種手当やボーナスなどの面で優遇されています。
給与水準の比較的高い職場としては、精神科の専門病院や精神保健福祉センターのような行政機関などが挙げられます。

>>精神保健福祉士の給料や年収の詳細はこちらへ

仕事内容

精神保健福祉士の仕事の一つに、入院サポートがあります。
医療機関で働く精神保健福祉士の業務で、精神科病院の場合、一般医療機関とは異なり、入院形態に5つパターンがあります。

  1. 患者本人の同意を得る「任意入院」
  2. 精神保健指定医の判断と家族等のうちいずれかの者の「医療保護入院」
  3. 自傷他害の恐れがある者に対する都道府県知事権限による「措置入院」
  4. 「措置入院」が必要であるものの精神保健指定医2名がそろわず1名の診察によって72時間に限り許される「緊急措置入院」
  5. 本人及びそのご家族等の同意を得ることができない場合であって、緊急入院の必要がある時、72時間に限り許されている「応急入院」

に分けられます。
最近では、人権擁護の側面から慎重に入院が行われているのかを確認するのも、精神保健福祉士の仕事となっています。
また、病院の勤務となると、精神保健福祉士の仕事の中心は入院生活支援になります。
患者さんやその他家族からの相談、他の病院の医師やスタッフとの情報共有など、精神保健福祉士が拠点となって、精神障がい者の支援を行います。

>>精神保健福祉士の仕事について詳しく

精神保健福祉士になる方法

精神保健福祉士ルート
精神保健福祉士になるためには、国家試験を受験しパスしなければなりません。
しかし、国家試験を受験するためには受験要件を満たす必要があります。
精神保健福祉士の受験資格を取得するルートは、以下の図のように11通り存在します。

これらのルートからわかるように、精神保健福祉士を目指したからといってすぐに資格を取得することはできません。
また、自分のこれまでの経歴から資格を取得するまでのルートが変わってくることもあるので、効率よく最短で資格を取得できるように、確認しておきましょう。
>>精神保健福祉士の資格についてはこちらへ
>>精神保健福祉士を目指す際の年齢について詳しくはこちらへ

社会人から精神保健福祉士になるには

社会人として働いている人の中にも、精神保健福祉士になりたいと考えている人は少なからずいるのではないでしょうか。
社会人から精神保健福祉士になる場合、まず自分が受験資格を得るにはどのようなルートを辿ればよいのかということから考える必要があります。
すでに大学を卒業していれば学部関係なく、最短一年の養成学校に通う必要がありますし、大学を卒業していない人であれば4年制大学で受験資格を取得する必要があります。
自分のこれまでの経歴を踏まえて、どのようなルートでどれくらいの期間で資格が取得できるかということを確認しましょう。
>>社会人から精神保健福祉士になるための方法についてはこちら

精神保健福祉士に必要な能力

精神保健福祉士にとって最も大切なことが「傾聴する」姿勢です。
精神保健福祉士の主な仕事は、患者さんの内面を深く知ることです。
心の奥底の気持ちを話すまでに必要な時間と関係作りが求められます。
そこで、相手の考えや思いに耳を傾けて信頼関係を築き、具体的な悩みや思い等、何を考えておられるのかを把握するために傾聴する力が求められるのです、
そのため傾聴力を養い、患者さんに対して適切なサポートをできるように努力する事が大切です。

精神保健福祉士法のスキルの上達には

精神保健福祉士として活躍するためには、知識や技術はもちろん、より深く専門的な知識を学び続けなければなりません。
福祉業界は新しい制度が次々と生まれ、常に時代のニーズや状況に敏感に捉え、より深く、専門的な知識を日々学び続けることが、精神保健福祉士として活躍するために必要なことです。

神戸医療福祉専門学校中央校の精神保健福祉士科では

神戸医療福祉専門学校中央校では、実習カリキュラムが非常に豊富で卒業後、即戦力として活躍できる技術を身につけることができます。

精神保健福祉士になる基礎的な学問

精神保健福祉士の国家試験の全科目は17科目と、非常に多岐に渡り、出題範囲も広くなっています。
たとえば、専門科目の一つ「精神疾患とその治療」では、疾患別特性や、摂食障害や発達障害、認知症の定義等を把握しているかなどが問われます。
このように、専門的な問題が出題されるので、効率よく勉強を進めていかなければなりません。
地道に勉強を進めてければ、最短で1年未満で合格することも可能です。

精神保健福祉士を目指す人の理由

困っている人の問題を解決できることが、なによりも嬉しいと感じる方が、精神保健福祉士を目指しているようです。
患者さんと寄り添いながら、悩みを共有して課題を解決する。
患者さんと二人三脚で、生活をサポートして、生活改善していく姿を見ることが何よりも嬉しいそうです。
>>>精神保健福祉士を目指す理由の詳細はこちら

精神保健福祉士の活躍の場所

精神保健福祉士の活躍の場は、主に3つあります。

  • 医療機関:精神科病院や総合病院の精神科、メンタルクリニック
  • 行政機関:保健所、精神保健福祉センター、市町村の保健センター
  • 障害者支援施設:地域活動支援センター、就労継続支援施設

などが挙げられます。精神保健福祉士の職域は広く、自分自身にあった働き方や役割を見つけましょう。
>>精神保健福祉士の働く場所に関してはこちら
>>精神保健福祉士の就職先に関してはこちら

神戸医療福祉専門学校中央校の精神保健福祉士科では

神戸医療福祉専門学校の精神保健福祉士科では、就職率が97.3%と非常に高い数字を誇っています。
そのため、精神保健福祉士になりたい方にとっては、目標に近づける専門学校と言えるでしょう。

精神保健福祉士のやりがい

精神保健福祉士の仕事では、その業務を通して様々なやりがいを見つけることができます。
精神科病院などで生活相談業務にあたる中では、社会から一旦離れざるを得なくなってしまった患者さんが再び社会復帰していく姿を見ることができます。人の人生の役に立てたという実感は、大きなやりがいにつながるでしょう。
また、仕事を通してたくさんの人の人生に触れます。人の人生を知り、人間というものをより深く知ることで、自分自身も人として成長することができるのです。
>>精神保健福祉士のやりがいについてはこちら

精神保健福祉士の現状と将来について

精神保健福祉士の現状と将来について精神保健福祉士の職域は、時代とともに広がっています。
最近では、社会全体の「心の問題」という大きなテーマに取り組むために、積極的な活動が求められています。
また、一般企業で働く人向けのストレス対策、メンタルケアなど、精神保健福祉士が大いに活躍する場が広がっています。
このように、精神保健福祉士の仕事の幅は、時代の変化とともに広がっていきます

>>精神保健福祉士の将来性について詳しく

まとめ

精神保健福祉士になるためには、国家試験を受験して国家資格を取得しなければならないため、目指したからといってすぐになれるわけではありません。
時代とともに、患者さんのニーズや状況が大きく変化してくるため、精神保健福祉士になることがゴールなのではなく、いかにニーズに合わせて患者さんに寄り添えるかが重要になってきます。
そのため、日々専門性の知識やそれ以外の学問についても、学んでいく姿勢が大切になります。

監修・運営者情報

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