30代の鍼灸師の給料はいくら?平均年収・月収やボーナス、収入アップの方法を解説

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神戸医療専門学校 中央校 鍼灸科はスポーツ・美容・医療・福祉4つの分野全てが学べる3年生! 鍼灸師としてはもちろん、スポーツトレーナーや美容鍼灸など、特定の分野のスペシャリストとしても活躍できる知識と技術が身につきます。

鍼灸師として現在働いている人にとっても、これから鍼灸師として働こうと考えている人にとっても、鍼灸師の収入がどれくらいなのかは気になるポイントでしょう。

この記事では、30代の鍼灸師の給料について解説します。平均年収・月収やボーナス、年齢や施設規模別、分野別の給料の比較をまとめました。また、鍼灸師が給料を上げるための方法についても解説しています。ぜひ参考にしてください。

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この記事の執筆者神戸医療専門学校 中央校 鍼灸科

神戸医療専門学校 中央校 鍼灸科はスポーツ・美容・医療・福祉4つの分野全てが学べる3年生! 鍼灸師としてはもちろん、スポーツトレーナーや美容鍼灸など、特定の分野のスペシャリストとしても活躍できる知識と技術が身につきます。

30代の鍼灸師の平均年収・月収はどのくらい?

30代の鍼灸師の平均年収・月収は以下の通りとなっています。

30代の鍼灸師の給料
平均月収 平均年収
約31.2万円 約446.5万円

参照:はり師・きゅう師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
令和5年賃金構造基本統計調査|職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)

全年齢の平均月収が約31.6万円、平均年収が約459.3万円です。このことから、どちらも中央値に近い数値であることがわかります。

ただし、これらのデータは臨床工学技士、マッサージ師、柔道整復師などを含む「その他の保健医療従事者」というくくりでの統計となっています。

30代の鍼灸師の平均賞与(ボーナス)

30代の鍼灸師の平均賞与(ボーナス)は、次の通りです。

30代の鍼灸師の平均賞与
30〜34歳 約65.9万円
35〜39歳 約79.6万円

参照:令和5年賃金構造基本統計調査|職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)

対して、全年齢の平均賞与は約77.1万円です。このことから、30代後半から賞与が平均を上回る傾向にあることがわかります。

鍼灸師全体の平均年収・月収

鍼灸師全体の平均年収・月収は次の通りです。

鍼灸師全体の給料
平均月収 平均年収
約31.9万円 約459.3万円

参照:はり師・きゅう師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
令和5年賃金構造基本統計調査|職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)

令和5年度の全職業の平均年収が416万円であることから、鍼灸師の給与は平均よりも高い水準といえます。

鍼灸師は鍼灸院での勤務のほか、鍼灸院を開業するケースも多く見られます。鍼灸院を開業している人の中で月収30万円以上が18%、月収55万円以上が4.2%存在しているというデータもあり、勤務形態や経営次第で高収入を目指すことができる職業だといえるでしょう。

参照:(12)報酬または給与-2021年10月実施|東洋療法学校協会

条件別に鍼灸師の給料を比較

ここでは、「年齢別」「施設規模別」に分けて鍼灸師の給料を比較して見てみましょう。

年齢別

鍼灸師の年齢ごとの年収推移は下記の通りです。
鍼灸師の年齢別の平均年収
参照:はり師・きゅう師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

年齢とともに緩やかに上昇し、50〜54歳の555万円がピークとなります。年齢を重ねるにつれて勤続年数が長くなることや、関連資格を取得する人が増えることなどによって収入が上がっていくと考えられます。

施設規模別

鍼灸師の事業規模ごとの月収・年収推移は以下の通りです。

事業規模(従業員数) 平均月収 年間の賞与(ボーナス)の平均支給額 平均年収
10〜99人 約29.5万円 約53.9万円 約407.9万円
100〜999人 約31.3万円 約82.3万円 約457.9万円
1,000人以上 約34.7万円 約90.4万円 約506.8万円
企業規模計(10人以上) 約31.9万円 約77.1万円 約459.9万円

参照:令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種-第5表|厚生労働省

事業規模10〜99人の平均年収と1,000人以上の平均年収では、100万円ほどの差があります。このことから、鍼灸師の収入は、事業規模の大きさに比例して多くなる傾向にあることがわかります。

30代でできるだけ高い収入を目指したい場合は、比較的規模の大きい鍼灸院や病院などでの勤務を検討するとよいでしょう。

分野別に鍼灸師の給料を比較

鍼灸師は、医療の分野だけでなく、介護や美容、スポーツの分野などでも活躍します。分野ごとに求められる知識やスキルは異なり、それに伴って収入にも多少の差が生まれることも。

それぞれの分野ごとの平均月収・年収は次の通りです。

カテゴリ 平均月収 平均年収
医療分野 約18〜25万円 約300~400万円
介護分野 約18〜30万円 約300〜500万円
美容分野 約18〜25万円 約300〜400万円
スポーツ分野 約18〜25万円 約250〜400万円

平均の収入が最も高いのは、少子高齢化により需要の高い介護分野となっています。

その他の平均収入は大きく変わりませんが、スポーツ分野でスポーツトレーナーとして活躍する鍼灸師の収入はかなり幅があるのが特徴です。働き方によっては1,000万円以上の年収を目指すこともできます。

それぞれの分野について詳しくは下記の記事も併せてご覧ください。

鍼灸師の平均年収はいくら?現場別の給料と収入アップの秘訣を紹介

鍼灸師が給料アップを目指す方法は?

鍼灸師が給料アップを目指す方法は?
ここまで紹介した鍼灸師の30代の平均収入を上回る給料を目指したい場合は、どのような方法があるのでしょうか。

鍼灸師が給料アップを目指すためにできることとして、次の5つが挙げられます。

  • 待遇のよい鍼灸院を探す
  • 関連資格の取得を目指す
  • 分野に特化したスキルを身につける
  • SNSを活用する
  • 独立する

待遇のよい鍼灸院を探す

鍼灸師に限らず、給料は勤務先の待遇によって大きく変わります。数多くある求人情報の中から、今よりも基本給が高くさまざまな手当があるなどといった条件の良い鍼灸院を見つけ、転職することで給料のアップが見込めるでしょう。

関連資格の取得を目指す

鍼灸師と関連する資格として代表的なものとして、柔道整復師あん摩マッサージ指圧師があります。これらの資格を鍼灸師の資格と併せて取得することで、キャリアアップや収入アップのきっかけを掴みやすくなるでしょう。

美容分野で活躍している鍼灸師の場合は、アロマテラピーやエステに関する資格や検定を取得するのもおすすめです。

分野に特化したスキルを身につける

鍼灸師が活躍できる分野は、医療をはじめ、介護、美容、スポーツなどさまざまです。それぞれの分野ごとに求められるスキルは異なるため、自身が得意とする分野に特化したスキルを身につけることで、キャリアアップや収入アップに繋げることができるでしょう。

例えば介護分野であれば予防介護に繋がる施術をしたり、美容分野であれば女性ならではの悩みにアプローチしたりと、各分野のニーズを理解し、身につけるべきスキルを見極めましょう。

SNSを活用する

近年、SNSの活用もキャリアアップや収入アップの方法として有効な手段になっています。

日常で体をケアする方法や身体に疲労が溜まるメカニズムなど、多くの人の興味を引くような内容を発信することで鍼灸師としての知名度が上がり、集客の増加はもちろん、講師としての依頼などに繋がることもあります。

独立する

今よりもさらに収入のアップを目指したい場合は、独立するのも一つの手です。軌道に乗せることができれば、大幅な収入アップが見込めるでしょう。

独立する際の選択肢として、「鍼灸院の開業」と「フリーランス」があります。院を持つか持たないか、スタッフを抱えるか抱えないかなどの違いがありますが、どちらの場合も入念な準備と事業計画が重要になります。

30代から鍼灸師を目指すなら神戸医療専門学校へ

鍼灸師は、年齢に関係なく目指すことができる職業です。

30代から鍼灸師を目指す場合、鍼灸の養成課程がある大学か専門学校で知識を身につけ、国家試験に合格する必要があります。

大学は4年制であり一般教養に関する授業もある一方、専門学校は3年制で鍼灸師に必要な知識や実習を多く学ぶことができます。そのため、最短で鍼灸師として働きたい方には専門学校がおすすめです。

最短で鍼灸師になるには?

神戸医療福祉専門学校の鍼灸科では、3年間で鍼灸師に必要な知識と技術を身につけることができます。医療、介護、美容、スポーツなど、どの分野でも即戦力として活躍できるカリキュラムにより、鍼灸師としての活躍の幅も広がります。

無料の資料請求オープンキャンパスもおこなっておりますので、鍼灸師を目指している方はぜひお気軽にお申し込みください。

まとめ

30代の鍼灸師の平均年収は約446.5万円です。日本の給与所得者の平均賃金が416万円であるため、平均水準より高い年収が見込めるでしょう。

また、年齢が上がるごとに緩やかに年収が上がる傾向にあるため、この先の年収アップは十分期待できます。

現状で給料のアップが見込めない場合は、待遇のよい鍼灸院への転院も検討しましょう。また、柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師の資格取得やSNSの活用、鍼灸院の開業、フリーランスへの転身など、収入アップのためにできることは数多くあります。

鍼灸師としてのキャリアを着実に積み重ね、収入のアップを目指していきましょう。

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