今回ご紹介するのは、約1か月、学校の外へ飛び出し、実際の介護現場で経験した学外実習を通して介護福祉士科の2年生がどのように成長したのか、何を学んだのかを記録した「学外実習レポート」を紹介していきます。
このシリーズは、全ての実習先の施設から代表者を選出して全12弾を紹介。介護福祉士を目指す学生の実習コメントから介護現場や、仕事のやりがい、学生たちの想いが伝わると嬉しいです。是非参考にしてみて下さい★
第5弾は、介護福祉士科2年 戸﨑 麗咲奈さん(兵庫県立松陽高等学校出身)。
実習先:「グループホーム」
Q1 今回の学外実習で特に印象に残った出来事を教えて下さい。
A㎱. おやつの時間の前に近くの公園まで散歩に出掛ける機会があり、歩ける方は徒歩で歩き、歩くのが困難な方は車椅子に乗って行かれました。公園に行く道中で、歩ける方が車椅子を押したり、疲れてきて歩くのが遅くなってきた利用者の方に他の利用者の方が、「頑張って、あと少し!」と声を掛け元気づけていらっしゃいました。その姿を見て、お互いに励まし合いながら支え合う姿が印象に残っています。公園につくとお花を見て楽しく喋ったり、大きなトラックを見て興奮している利用者の方を見て、とても良い時間を過ごせたと感じました。
Q2 学外実習で特に①大切だと感じたポイントについて教えて下さい。またそう感じた②理由も教えて下さい。
Ans. ①大切ポイント→利用者の方に合わせたコミュニケーション方法と関わり方 ②理由→9名の利用者の方が入居されており、その中に自発的に発語されない方がいました。あまり自席から動かず、最初はどう話しかけたら良いのか分からなかったのですが、お話しが出来なくてもクローズドクエスチョン※注 を用いてコミュニケーションを図る事で表情から感情を読み取る事が大切だと感じた為です。 ※注 クローズドクエスチョン→回答を限定する質問。 選択肢を用意して、その中から選ばせる質問の事。
Q3 学外実習での指導者の方からのアドバイスで心に残っている事は?
Ans. 手引き歩行でトイレ誘導を行なっている方に対し声掛けを行なう際には、朝の姿と夜の姿が違う事があるため、思い通りにならない事があり、また声掛けを行なって拒否された場合には、時間をおいてアプローチをかけていく事が大切であるとご指導いただきました。
Q4 利用者の方から学んだ事や、同時期に一緒に学外実習に行っているクラスメイトから学んだ事があれば教えて下さい。
Ans. 利用者の方から学んだことは施設に入居されているからといって、介助が不要な方もいる為、自分の出来る事は自分から意欲的に取り組んでいる事を学びました。その姿から、介助者側は全部してあげようとするのではなく、利用者の方が持っている残存機能を活かし、楽しく生活できるように、こちらから働きかける必要がある事を学びました。
Q5 今回の学外実習を通してこれからの学生生活をどのように過ごそうと思っていますか?
Ans. 今まで特別養護老人ホームしか就職先の視野に入れていませんでしたが、今回の実習で初めてグループホームに行かせて頂き、職員の方と利用者の方との距離が近い事や、利用者の方の時間を大切にされている所に魅力を感じた為、グループホームも就職先の一つとして検討しようと考えています。
戸﨑さん、レポート有難うございました。
皆さんも是非参考にしてみて下さいね。
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