今回ご紹介するのは、約1か月、学校の外へ飛び出し、実際の介護現場で経験した学外実習を通して介護福祉士科の2年生がどのように成長したのか、何を学んだのかを記録した「学外実習レポート」を紹介していきます。
このシリーズは、全ての実習先の施設から代表者を選出して全12弾を紹介。介護福祉士を目指す学生の実習コメントから介護現場や、仕事のやりがい、学生たちの想いが伝わると嬉しいです。是非参考にしてみて下さい★
第10弾は、介護福祉士科2年 上野 千尋さん(兵庫県立神戸甲北高等学校出身)。
実習先:「特別養護老人ホーム」
Q1 今回の学外実習で特に印象に残った出来事を教えて下さい。
A㎱. 今回の実習で一人の女性の利用者とお会いしました。その女性はご飯の時は傾眠※注 されており、他の時間は居室で臥床※注 されていました。実習目標として立位不安定な方のトイレ介助としており、その方のトイレ介助に何度も入らせて頂きました。その際始めの方は名札を見て「上野さん」と呼んで下さっていましたが、途中から名札を見なくても私の名前を呼んで下さいました。また職員の皆さんからも名前を連呼してくれるようになった事は、とても嬉しい気持ちになりました。困った時や何かあった時に真っ先に私の名前を呼んで下さって近くにいくと、手を握り締めて下さるようになってとても印象的な思い出になりました。 ※注 傾眠→意識障害のひとつで、声かけや肩をポンッと叩くような軽い刺激で意識を取り戻す状態のこと ※注 臥床→ベッドなどに寝ること
Q2 学外実習で特に①大切だと感じたポイントについて教えて下さい。またそう感じた②理由も教えて下さい。
Ans. ①大切ポイント→利用者の方一人ひとりに合った介助を実施する ②理由→車椅子からベッドへの移動は出来ても、ベッドから車椅子への移動が難しい利用者の方や、トイレ介助中、立位を促すも「痛い」と仰られて、職員の方が腰に手を添えるだけで立ち上がれるようになる方と本当に様々な利用者の方がいらっしゃいました。その中で残存機能を活かすことが大切だと感じたからです。
Q3 学外実習での指導者の方からのアドバイスで心に残っている事は?
Ans. 他人と思うのではなく、自分の親だと思って一人ひとりと接する事。利用者の方も職員も負担にならない自分なりの方法を見つけると教えて頂きました。
Q4 利用者の方から学んだ事や、同時期に一緒に学外実習に行っているクラスメイトから学んだ事があれば教えて下さい。
Ans. 介助の必要度はそれぞれ人によって異なり、利用者の方のペースを守る事が大切である。
Q5 今回の学外実習を通してこれからの学生生活をどのように過ごそうと思っていますか?
Ans. 利用者の方がいつもと違う様子が見られたら、すぐ他職種に報告出来るよう専門的知識をマスターしたいです。就職活動も特別養護老人ホームか介護老人保健施設か、どちらが自分の適性に合うのかをしっかり見極めて自分を表現できる就職先を見つけたいです。
上野さん、レポート有難うございました。
皆さんも是非参考にしてみて下さいね。
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