皆さん、こんにちは☆
義肢装具×スポーツで皆さんが連想するのは何ですか??
おそらく“スポーツ義足”かと思います。
しかし、義肢装具士が関わるスポーツ分野はスポーツ義足だけではありません。
実は靴のインソール(中敷き)も義肢装具士が関わるスポーツ分野です。
テレビでよく見る野球、サッカー、ゴルフなど多くのプロアスリートの方が競技用のシューズにインソールを入れてプレイしています。
目的は様々で、治療目的、ケガの予防、パフォーマンス向上などです。
そこで、6月から2年生のインソールの実習が始まっているので紹介させて頂きます。
講師は楠岡義肢製作所の楠岡先生です。

義肢装具ともにオールマイティーに仕事をこなされておりますが、特に一般整形、スポーツ整形でのインソールを得意とされています。
私、スポーツソール大阪 兼 教員の笠原は、一般整形、スポーツ整形のインソールを専門としております。

授業は座学で足の構造や動き、現場で大切にしていることをお伝えしています。
実習では実際に2つのインソールを学生同士で作製し、評価してプレゼンテーションを行います。

プレゼンテーションはパソコンを使用せず、作製した相手の立っているときの足部、歩いているときの足部をインソール有・無で説明します。
これは臨床現場でも多く行われています。
義肢装具士が医師、理学療法士に足部の状態の説明、装具装着後の状況を簡潔に共通言語(医療用語)で説明することが求められます。
義肢装具士の仕事は様々です。
義足、義手、リハビリ装具、コルセット、整形靴、福祉用具、エピテーゼなどなど本当に多いです。この中で何か一つ興味を持たれたかたは是非一度義肢装具士を調べてみて下さい。
義肢装具士をすでにご存じの方、これから義肢装具士を目指そうという方はどんな義肢装具士になりたいのかを考えてみて下さい。
義肢装具をオールマイティーにこなせる義肢装具士もよし、何か一つに特化した義肢装具士もよし、靴に特化した義肢装具士もよし!
皆さんなりの目指す義肢装具士を考えてみて下さい。