介護士と介護福祉士の違いとは?資格・仕事内容・給与の違いと資格取得のメリットを解説

介護士と介護福祉士の違いとは?資格・仕事内容・給与の違いと資格取得のメリットを解説
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神戸医療福祉専門学校 中央校 介護福祉士科は13年連続で就職率100%!
文部科学大臣から、より実践的な職業教育に取り組んでいる専門学校として「職業実践専門課程」の認定を受けており、2年間で即戦力となる介護福祉士が目指せます。

介護士と介護福祉士。どちらも介護職に従事している人を指す言葉ですが、その違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、介護職を目指している方向けに介護士と介護福祉士の違いや、介護福祉士の資格を取得するメリットや方法などを解説します。

自分がどのような風に介護業界で活躍したいのか考えたうえで、介護に関する資格取得や取得を目指す資格の種類を検討しましょう。

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この記事の執筆者神戸医療専門学校 中央校 介護福祉士科

神戸医療福祉専門学校 中央校 介護福祉士科は16年連続で就職率100%!
文部科学大臣から、より実践的な職業教育に取り組んでいる専門学校として「職業実践専門課程」の認定を受けており、2年間で即戦力となる介護福祉士が目指せます。

介護士と介護福祉士の違い

介護士と介護福祉士の違いを簡単に説明すると、介護士は実際に介護業務を行う人の総称、そして介護福祉士は資格名です。

介護士とは

介護士とは、介護の仕事に従事している人の総称です。
主に、介護施設や訪問介護サービスで実際に介護にあたる人を指し、事業所によって介護職員や介護スタッフなどと呼ばれることもあります。

介護福祉士とは

介護福祉士とは、国家資格の名称です。
所定のカリキュラムを修了後、介護福祉士国家試験に合格することで取得できます。

介護に関係する資格にはさまざまな種類がありますが、そのなかでも介護福祉士は唯一の国家資格であることから、特に信頼性の高い資格として知られています。

介護士と介護福祉士の違い①資格

介護には、介護福祉士をはじめ、介護職員初任者研修や介護職員実務者研修などさまざまな資格があります。
介護士と介護福祉士の違い①資格
図1 介護資格のステップアップのイメージ

資格の有無に関わらず、介護施設や訪問介護サービスなどで介護職員や訪問看護職員(ホームヘルパー)として実際に介護サービスを提供している人は、総じて介護士と呼ぶことができます。介護士という名称の資格は存在しません。

それに対して介護福祉士と呼べるのは、介護福祉士の国家試験に合格し、その資格を取得した人のみです。

つまり、介護士とは介護職全般を指す広義の言葉であり、そのなかに介護福祉士という資格保有者が含まれます。

>>ホームヘルパー(訪問介護員)のお仕事とは?具体的な仕事内容やメリット・デメリットを解説

介護士と介護福祉士の違い②仕事内容

介護士と介護福祉士の違い②仕事内容
介護士が行える仕事内容は、その人自身が保有している資格の種類によって異なります。

掃除や洗濯などの生活援助は無資格でも可能ですが、要介護者の体に直接触れて入浴や食事、排泄などの介助をする身体介護を行うには、介護職員初任者研修以上の資格が必要です。

介護福祉士の資格保有者が、介護にあたる場合は、身体介護と生活援助どちらの介護も一人で行うことが可能です。

ただし、介護福祉士の資格を保有している=介護に関する知識と技術を国から認められているという点から、他の介護スタッフの管理や指導など、介護現場のリーダーとして活躍する機会も多いという特徴があります。

>>介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)とは?取得するメリットや他の介護系資格との違いを解説

介護士と介護福祉士の違い③給与・待遇

図1 介護資格のステップアップのイメージでもわかるとおり、介護福祉士は数ある介護資格のなかでも上位にあたる資格です。

このため同じ職場で介護士として働いていても、無資格の人や介護職員初任者研修、介護職員実務社研修の資格を保有している人よりもよりよい給与・待遇で働くことが可能です。

厚生労働省の令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果によると、令和4年9月における資格別の平均給与額は以下のとおりです。

保有資格 平均給与額
介護福祉士 33万1,080円
介護職員実務者研修 30万2,430円
介護職員初任者研修 30万240円
無資格 26万8,680円

有資格者の方が平均給与額は高い傾向にあり、特に無資格の人と介護福祉士の資格保有者では平均給与額に6万2,400円もの差があります。

介護福祉士の資格を取得するメリット

介護福祉士の資格を取得するメリット
介護福祉士の資格を取得することには、主に以下のようなメリットがあります。

  • 介護の知識や技術を体系的に学べる
  • キャリアアップにつながる
  • よりよい条件で働ける

介護の知識と技術を体系的に学べる

介護福祉士は、数ある介護資格のなかでも、介護に関して一定の知識と技術があることを国から証明してもらえる上位の資格です。

このため資格取得を通して、介護現場で必要とされる高度な知識や技術を体系的に学ぶことができます。

キャリアアップにつながる

介護福祉士は、介護資格のなかでも信頼性が高いため、職場ではリーダ的なポジションを任されることが多いです。

業務内容は他の介護士への指導なども含まれるため、経験を重ねることで管理職の立場を狙えます。例えば、訪問介護事業所の責任者であるサービス提供責任者(サ責)などがその一例です。

また、介護福祉士として5年以上実務経験を積むことで、要介護者一人ひとりに合った介護サービス計画書(ケアプラン)を作成する介護支援専門員(ケアマネジャー)を目指すこともできます。

>>ケアマネジャーとは?介護資格での位置付けや主な仕事内容を紹介

よりよい条件で働ける

無資格でも介護士として働くこと自体は可能ですが、介護に関する資格を持っていると就職や転職に有利に働きます。

そのなかでも介護福祉士は、介護関連で唯一の国家資格であることから、高度な介護の知識や技術を有していることの証明となる資格です。

このため特に「未経験でも雇ってもらいやすくなる」「同じ職場でも基本給や賞与額、資格手当などで差がつき、他の人より給与が高くなる」など、無資格の人や他の資格保有者と比べて雇用や待遇面で有利になることが期待できます。

>>介護職員になるには?資格なし・未経験でも仕事はできる?

介護福祉士の資格を取得する方法

介護福祉士の資格を取得する方法
介護福祉士の資格は、一定の受験資格を満たして介護福祉士国家試験に合格することで取得可能です。

介護福祉士の受験資格を満たすには、主に以下3つのルートがあります。

  • 福祉系高校ルート
  • 養成施設ルート
  • 実務経験ルート

福祉系高校ルート

福祉系高校で指定された単位を取得することで、国家試験の受験資格を満たすルートです。

また、福祉系高校よりもカリキュラムの教科目・単位数が少ない福祉系特例高等学校を卒業した場合は、その後介護職の実務経験を9ヵ月積むことで受験資格を取得できます。

養成施設ルート

四年制大学、短期大学、専門学校などの介護福祉士養成施設に一定年数以上通うことで、国家試験の受験資格を満たすルートです。

普通科の高校を卒業、もしくは高等学校卒業程度認定試験などに合格して高卒認定を受けている人は、2年以上養成施設に通う必要があります。

一方、福祉系大学、社会福祉士養成施設、保育士養成施設などを卒業している場合は、1年以上これらの養成施設に通学することで、受験資格の取得が可能です。

実務経験ルート

介護施設で一定の実務経験を積んだあと、介護福祉実務者研修を修了することで受験資格を満たすルートです。

具体的には、厚生労働省が定める施設および職種で、3年以上(従事日数540日以上)の実務経験を積み、介護福祉実務者研修で定められた450時間のカリキュラムを修了することで、受験資格が得られます。

働きながら受験資格を得ることができるため、介護福祉士への転職を考えている社会人の方におすすめのルートだといえるでしょう。

>>介護福祉士になるには

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まとめ

介護士は実際に介護業務を行う人の総称、そして介護福祉士は資格名です。
つまり、介護士とは介護職全般を指す広義の言葉であり、そのなかに介護福祉士という資格保有者が含まれます。

両者は主に資格の有無という点で異なりますが、その違いは仕事内容や給与にもあらわれます。
介護福祉士は、介護に関して一定の知識と技術があることを国から認められた資格のため、介護業務だけでなく、他の介護スタッフの管理や指導などリーダー的なポジションとして活躍する機会が多いです。
また、数ある介護資格のなかでも社会的な信頼が高いことから、同じ職場で介護士として働く場合でも、無資格の人よりもよい給与・待遇が期待できるでしょう。

その他にも介護福祉士は、高度な介護の知識と技術が身に付く、キャリアアップが目指しやすくなるなどの理由から取得するメリットの多い資格です。

介護業界で活躍したいと考える人は、ぜひ資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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