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【作業療法士科】心理学を活かす授業・心や精神のリハビリを学ぶ

作業療法士科/三田校

2023.10.20

こんにちは!
こころや精神のリハビリには作業療法士も関わる事が出来るのを知っていますか?
今日は3年生の後期に行われる精神障害学実習の授業を紹介します。

どんな授業なの?

作業療法士が関わる精神障害は、うつ病や統合失調症、摂食障害、認知症や依存症等、多種多様です。

精神や心の障害と聞くと、
「公認心理師や臨床心理士・カウンセラーが治療をするのでは?」
……と、思う方も多いかもしれませんが、実は作業療法士も精神や心の障害のリハビリや治療に関わります。

作業療法士は作業をメインで、公認心理師や臨床心理士は言葉をメインで関わっていくと言われています

例:
作業療法士……治療やリハビリのために陶芸やスポーツ等の様々な作業を通してのアプローチがメイン
公認心理師・臨床心理士……カウンセリング等の話を聞く助言をする等のアプローチがメイン
 

この精神障害学実習では、実際の患者さんを想定した架空の患者さんの情報が記載された紙面を元に、作業療法士であればどんな支援が出来るのかを考えていきます。

この授業ではより実践的に学ぶ事が出来る様に、教員が患者さんの事を説明をして授業を進めるのではなく、学生が架空の患者さんの情報を元に様々な事を考えていきます。


難しそうに聞こえますが、1年生や2年生の時に【 心理学 】や【 精神医学 】を学んでいるので、「こんな事が出来ると思う」「こんな事をすれば良いと思う」とひとつずつ案を出していきます。

「患者さんを前にした時に、どこにどんな問題があるのかを発見し解決する能力」を育てる事を目的としている授業なので、はじめはなかなか苦戦する学生も……。

この授業では、正しい答えにたどり着く事が重要ではなく、患者さんの事を第一に考えて、その患者さんにとって正しい答えに辿り着くまでの過程を大切にしているので、試行錯誤しながら考えていきます。

授業の様子は?

最初はグループに分かれて、患者さんの治療を行う上で必要な情報は何か、何故その情報を知る必要があるのか、どうやってその情報を得るのか、を考えていきます。


授業回数を重ねる毎に、患者さんの希望や心理状態や性格、環境面、精神障害の症状等を知っていきながらどうすれば良いのかという思考を深め、正解を探していきます。

自分達で問題を見つけて解決する様な体験型学習を取り入れた実践的な学習を通し、卒業してもすぐに現場で活躍出来るような実践力と即戦力を身に付けていきます。

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