義肢装具士科の先生にインタビュー!
神戸医療福祉専門学校三田校 義肢装具士科の卒業生でもあり、
現在は教員として働いている先生のご紹介です。
「なぜ義肢装具士になろうと思ったのか?」
「社会人経験を経てからの学校生活はどうだったか?」
など、気になる疑問を聞いてみました!
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義肢装具士科
長田 悟先生
エンジニアとしての社会人経験を経て、義肢装具士科へ入学
2019年より、神戸医療福祉専門学校三田校で教鞭をとる
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大人になって見つけた、義肢装具士という仕事
Q1. もともと小さいころからモノ作りに興味があったのですか?
はい。父親の影響もあって小学生の頃から自分でモーターを作ったりしていました。
中学校の技術の授業もとても好きでした。
だから、高校でもモノ作りに関わりたいと思い、工業高校に進学しました
Q2. では、高校生の頃から義肢装具士には興味があったのですか?
いいえ、高校生の頃はエンジニアになりたいと思っていました。
だから、工学を学びたいと思い、大学に進学しました。そして、就職活動もして、自分の夢であったエンジニアになることができました。
エンジニアとしては17年勤めたのですが、当時は仕事の都合上出張が多く、どうしても家に帰れない生活が続いていました。
結婚をして子どももできて家庭を持つようになり、そこで「働く意味」というものについて改めて考えました。それが義肢装具士をめざすきっかけにもなりましたね。
Q3. その当時、長田先生にとって働く意味とはどのようなものだったのですか?
まずは、家族が一緒に過ごせること第一でした。
そして、モノ作りができて、自分自身のやりがいも感じられる仕事をするのが当時の働く意味でした。
だからこそ、就職にも強く、自分のしたいモノ作りをするためにも、国家資格である義肢装具士という職種が目に留まりました。
17年のエンジニア経験を経て、入学した専門学校
Q4. そこから、国家資格を取るために専門学校に通われたのですか?
そうですね!専門学校は大学とは違い、生徒の年齢層の幅が広かったのですが、とくに私は周りよりも年上でした。
しかし、クラスの雰囲気がとても良かったので楽しく学校生活を送ることができました。
Q5. 在学中に大変なことはありましたか?
国家試験の勉強は、大変でした。やはり暗記などは若い子にはかなわないので…
だからこそ、土日もしっかり勉強をして、夏休み期間などは子どもと図書館に行って一日中勉強したりもしました。
それから、初めは実習も大変でした。自分は器用な方だと思っていたのですが、実習ではなかなか上手くいかなかったこともあります。
しかし、数をこなしていくうちに少しずつ慣れていきました。
Q6. 長田先生が仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?
何事も真剣に取り組むことです。私がこれまで何事にも真剣に取り組んできた結果がいまに至っていると思うので、何事も真剣に取り組むということは仕事以外にもどの場面においても大切であると思います。
これから義肢装具士になろうと考えている方へ
Q7. 「義肢装具=義足」というイメージを持っている人も多いと思うのですが、身近なものではどういった義肢装具があるのですか?
義足や義手のことを「義肢」といいます。
こちらは、メディアなどでもよく見かけたりしますよね。実は、身近なところに「装具」もあるんですよ。例えば扁平足の方の足をサポートする靴の中敷き(インソール)や、高齢者の方などがよく腰に付けるコルセットなどがあります。
学校には様々な義肢や装具があるので、見学に来られたら実際に触れていただくこともできますよ!
Q8. 最後に、これから義肢装具士を目指そうとお考えの方にメッセージをお願いします。
やるなら今しかありません!
だからこそ、あなたのしたい、やりたいことを全力でサポートさせていただきます。
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