今年の夏は雨が多くて涼しい三田。
前回、1年生の授業レポートをご紹介いたしました!
今回は、義肢装具士科2年生の授業の様子を紹介いたします。
紹介してくれるのは、義肢装具士科の宮谷先生です!
歩行計測器を使った装具実習の授業
義肢装具士科2年生では、短下肢装具について勉強しています。
今回は、自分で製作した短下肢装具を装着し、歩いた時の足関節の動きや筋肉の活動状態、足底にかかる圧力や重心の動きについて、歩行計測器を使って検証しました。


(三田校には様々な歩行計測器がありますが今回は「Gait Judge System」と「F-scan」という機器を使いました!)
計測をすると何が分かるの?

ただ普通に歩行するだけでなく、短下肢装具を使って足関節の動きを
・「固定」した時
・「制限」した時
・「補助」したとき
……等、装具の設定を変えて計測を行います。
Gait Judge Systemでは「固定」や「制限」、「補助」した時等の設定の違いによる足関節の動きと筋活動の変化について確認しました。

F-scanでは歩行中の足底圧の変化や荷重値について比較を行います。

短下肢装具の足継手というパーツの設定を変更すると、歩行中の足関節の動きが変わり筋活動も変化してきます。
足底にかかる圧力のバランスやタイミング、重心の動き方まで変わってきます。
今回はグループごとに課題を設けて計測し、その結果をもとに考察して発表会を行いました。

短下肢装具を使用される方に、一人ひとりにどの様な設定すれば快適に歩行してもらえるのか?
これまで勉強してきたことと体験から得た情報、歩行計測器から得た客観的数値をもとに理解を深めていきました。
宮谷先生、ありがとうございました!
学年が上がるにつれて、学んでいく内容はより専門的になっていくのが分かりますね。
義肢装具士科では、実際に学生の授業を見る事の出来るイベントも実施しています。
気になる場合はぜひ、LINEにてお問い合わせください!
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