こんにちは。作業療法士科教員の渡辺です。今回は、1年生の解剖学実習の様子をご紹介します。
🔎 解剖学は作業療法士の基礎

リハビリテーションの専門職である作業療法士にとって、解剖学は欠かすことのできない基礎科目です。
患者さんの「動き」や「生活」を支援していくためには、骨や筋肉の構造を正しく理解していることが必要だからです。
🦴 9月からの実習内容

1年生は、4月から前期の授業で「骨」についてしっかり学んできました。
そして後期の9月からは、その知識を土台に「筋肉」の学習がスタート!
毎週金曜日の解剖学実習では、3~4人のグループに分かれて、 骨模型と伸縮性のある特殊な布 を使いながら筋肉を再現していきます。
💪 筋肉を「つくる」実習

布を筋肉に見立てて骨模型に張り付け、付着している部分やどこを通っているかを確認しながら筋肉の形を再現していきます。
「この筋肉はどの骨から始まって、どこに付いているのか」
「動かすと関節はどう動くのか」
実際に模型を使って「手で作りながら」覚えることで、教科書だけでは分かりにくい部分も体感的に理解できます。
😊 協力しながら楽しく学ぶ

実習では、学生たちが声を掛け合いながら布を貼ったり調整したりと、自然とチームワークが生まれます。
「ここはもう少し上かな?」
「動かしてみるとこの方向に引っ張られるね!」
みんなで楽しく協力しながら、筋肉の知識を確実に身につけています。
🌱 将来へつながる学び

この積み重ねが、将来リハビリの現場で患者さんの身体を理解し、適切に支援できる力につながっていきます。
1年生の今から基礎をしっかり固めることが、作業療法士としての第一歩です。
📘 本校では、このように 実際に体験しながら学べる実習授業 を大切にしています。
作業療法士を目指したい高校生のみなさん、ぜひ一緒に学びましょう!