こんにちは。救急救命士科です✨
臨床実習を終えた2年生が、救急救命士として欠かせない手技である「気管挿管」と「気管吸引」の手技練習に取り組みました。
今回は、手技練習の授業風景をお届けします📸

気管挿管とは、
専用のチューブを直接気管に挿入し、気道を確保する方法です。救急救命士が行う気管挿管は、心臓と呼吸が止まっている(心臓機能停止状態かつ呼吸機能停止状態)傷病者に実施します。高度な処置であり、生命維持に直結するスキルです。

学生たちは真剣な表情でモデル人形を前に、何度も何度も手技練習に臨んでいました。
実際の救急活動を想定し、3人で胸骨圧迫(心臓マッサージ)をしながらの練習も各班で考えながら実施し、互いにアドバイスしあう姿が見られました。

気管挿管後は、気管吸引の練習です。
最初に、教員から気管吸引の手順や注意点などを1班ずつ丁寧に教えてもらいます。

気管吸引は、気管挿管後に気管内に分泌物などが貯留している場合に行います。
一刻を争う救急現場活動でスムーズな処置ができるよう、練習を繰り返します。

今後は、血糖測定やブドウ糖投与などの新しい手技のほか、より実践的なシミュレーションへと進んでいきますが、基礎を大切にしながら一歩ずつ成長していってくれることを期待しています。