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【作業療法士科】運動分析ってどんな授業?

作業療法士科/三田校

2023.9.29

こんにちは!
作業療法士科教員の大塚です。

今日は作業療法運動学実習の授業を紹介します。
この授業は前期に行った運動分析の授業を元に行われる授業です。

まず、動作分析ってどんな授業?

人が行う動き(立つ、座る等)の事を『動作』と言います。
動作分析は、動作ひとつひとつの正しい形を力学的・運動学的に学んだ上で、更にそこからさまざまなパターンを学びます。学んだ知識を元に動作を観察する事で、患者さんの身体の事を知る事が出来、それを文章化出来る様にまでする事を行っています。

例えば、「寝ている姿勢から起き上がる」という動作の場合、人によって
①腹筋の力だけで起き上がる人
②床に手を付いて起き上がる人
と、大きく分けて2つのパターンが存在します。
腹筋がある場合は①の方法で起き上がれますが、腹筋が足りない場合は②のパターンで起き上がる事となります。
従って、②の起き上がり方をする人は「腹筋が足りないのかな?」と推測する事が可能です。

実際の現場では、身体に麻痺がある方や切断者の方等、様々な患者さんと出会うので、「寝ている姿勢から起き上がる」という動作に関しても様々なパターンを覚えていく必要があります。
また現場に出た際は、動作分析で分かった事を他の人に伝えて共有する必要があるので、観察結果をどう文章に書き表すのかも、この授業でしていきます。

前期は寝返りや座っている時等、動きが無かったり少ない動作。
後期は歩くや走る等の活発に動く動作について学んでいきます。
 

後期授業の1回目はこんな感じでした!

まずはグループごとに分かれて、教科書で紹介されている寝返りや起き上がりなどの動作を参考にしながら自分たちの身体で正しい動作の流れを体験します。
また、観察者は実際の動作手順などを文章で表現していきます。

その中で、「○○さん、身体が左に傾いてるよ」など、お互いの動作の癖などを見つけ合いながら楽しく学習していきます。
理論は学んでいても、いきなり動作分析が出来るかと言われればそうではありません。
こうして学内実習で練習を重ねていきます。

「腹筋がプルプルする」などの声が聞こえる中、どのように治療へと進めていくのかを少しずつ授業の中で体験していきます。

このように日頃から実践的な学習の機会を多く取り入れることで、学外実習や医療現場でも学生が持っている力を十分に発揮することができます。

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