こんにちは。
義肢装具士科教員の山本です。
さて、今回は昨年11月下旬に行われた義肢装具士科4年制1年生の授業の義肢実習【下腿義足】という授業についてご紹介します。
以前も同じ内容のブログがアップされていますが(⇒https://www.kmw.ac.jp/blog/po/50670/)教員視点でお話しますね!
下腿(かたい)とは、膝から足首の間の部分のこと。
そして、下腿義足とは下腿を切断された方へ作る義足です。
この授業は下腿義足の利用者様を学校へお招きさせて頂き、実際に学生が義足を作っていく授業です。
また、臨床現場での必要とされる技術、マナーといった臨床技術の習得を目指します。
学校にお招きする利用者さんのことを「モデル患者さん」とお呼びしています。
1年生にとって、今回が初めての対モデルさんへの実習です。
ご協力して頂いた義足利用者様に心より感謝申し上げます。
義足作成は、『採型→製作→適合』という流れで進んでいきます。
(義足作成の流れについて興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください)
⇒『義足と義足の作製を知る』
この一連の作成工程をすべて自分で行います。
しかし、1年生にとっては初めての義足製作。モデルさんを前にするとやはり緊張してしまいます。
ですが、実際の利用者さんと対面すると、「この人に合う義足を作りたい」という思いがより一層強くなりますね。
学内で勉強するだけでは得られない経験や、モデルさんからお話を聞くことができる機会ですので、すごく刺激になり学生のみなさんの真剣さが伝わりました。
そして、私も学生のときに緊張したことを思い出しました!
はじめて採型しますので事前に練習は行いますが、実際するとなかなかうまくいかないものです…。
悪戦苦闘しながら優しいモデルさんに見守られつつ採型を終えることが出来ました!
次回は適合評価。
作成した義足がモデルさんにピッタリ合っているのか確かめながら調整をおこないます。
実際に作った義足を履いてもらうの嬉しいですよ!
適合についても次回ブログでご紹介しますね。
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