こんにちは!義肢装具士科4年制教員の堂本です。
放送中のドラマ「リエゾン−こどものこころ診療所−」皆さんご覧になっていますか?
児童精神科を舞台に、心や発達に課題を抱えた子どもや、
その家族を支える姿を描いたストーリーとなっています。
義肢装具士もお子さんかかわることがあるのを知っていますか?
臨床で小児患者と関わっていた私が
『義肢装具士』として、
また『私自身も先天性疾患をもっている身』として
今回ブログを書かせていただきます!
以前に私、堂本の自己紹介しています❕自己紹介ブログはコチラ

義肢装具士が関わる患者さんの姿はどのようなイメージをもっていますでしょうか❔❓❔
見た目で分かる障がいをもっている人にも、見た目では分かりづらい障がいをもっている人にも、
どちらにも義肢装具士は関わる機会があります。
身体障害をもっている人に対しては義肢や装具など必要なものが皆さんもイメージしやすいかもしれません。
では見た目で分かりづらい人には?
義肢装具士はどのようなものを提供し、関わっているのでしょうか?
今回は私が実際に経験したことお話を少し紹介します!
「てんかん」という病気を耳にしたことはあるでしょうか?
急に意識を失ってしまったり、全身が強張りガタガタと震える状態になってしまったり、急に脱力したり…
と症状は様々ですが、突然発作が起きる病気です。
発症時期も生まれて間もない場合もあれば、成人してからの場合もあります。
発作を抑える薬は飲んでいても、身体や知能にはなにも障害のない人も多くいます。
私が対応したお子さんも、てんかんをもっている女の子でした。
他の障がいは何ももっていません。
その子とは幼稚園に入園する前に保護帽(ほごぼう)を製作するために出会いました。
幼稚園にいるときにもし発作が起きてしまったら・・・
急に意識を失って倒れたときや転んだときに頭をぶつけて怪我をしないように、保護帽(頭を守るためのクッション性のある帽子)をつくりました。
他には、身体や知能に障害を抱えていないけれど、足首の関節が安定しづらいお子さんにハイカットシューズをお渡ししたこともあります。
装具をつけるほどではないけれど、市販の靴では作りが柔らかすぎるため、義肢装具メーカーが作っているしっかりとした芯材の入った靴をお渡ししました。
私たち義肢装具が普段医師の指示を受けて作成している『義肢や装具』は必要ないお子さんにも、
義肢装具士は関わり、成長を支え、ご家族の悩みや不安を少しでも解消できるよう知識や情報を活かしています!
私が臨床で関わった多くのお子さんは装具を必要としていました。
金属やプラスチックで製作した装具を着けて、立つリハビリや歩くリハビリをして、関節をいい角度で保つために寝ているときにも装着して頑張っていました。
小児装具の特徴でもある、色や柄が鮮やかなデザインをたくさん製作し適合していました!




親御さんも驚く色の組み合わせをしたり、年齢や学年を意識して落ち着いた色を選んだり、好きなキャラクターをイメージしてデザインしたり・・・
少しでも楽しく明るい気持ちで身に着けてくれるように工夫することも大切です👩👦♪
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