こんにちは、義肢装具士科4年制・義肢装具士科学科長の佐々木です!
今回は、義肢装具士科4年制4年生の卒業年次の関門の一つ、
義肢OSCE(オスキー)について紹介致します。
OSCE(オスキー)とは
OSCEは、
(Objective Structured Clinical Examination: 客観的臨床能力試験)の略で、
筆記試験だけでは評価しづらい『技術・態度』など臨床家として必要不可欠な能力を図る目的で、導入されている試験形式です。
医師・看護師・理学療法士等様々な医療関係職種で導入されています。
三田校では2004年からカリキュラムに導入しており、
国内の義肢装具士を養成する学校では最も古い歴史を誇ります!
(2023年現在においても、導入している学校は少ないと思います)
学生は最終学年で義肢OSCEと装具OSCEの両方の合格を目指していきます。
今回はそのうちの一つ、義肢OSCEが開催されました!
試験内容は大腿義足のアセスメント・採寸・採型の実技。
大腿義足とは、膝から上の切断で装着する義足のことで、
今回の試験では義足と接する部分の採寸や型を取る試験でした。
試験官は通常臨床実習等でお世話になる各企業様の現役義肢装具士の先生方です!
もちろん試験当日まで自分が担当する大腿切断者の方はもちろん、
誰が試験官になるのかも知らされませんので、
学生達はドキドキです!
果たして、普段通りの実力を発揮出来たのでしょうか!?
試験後には試験官の先生方より、自分たちのパフォーマンスについて様々なアドバイスを頂く時間です。
現役の臨床家達から貴重な生のアドバイスを頂ける貴重な時間であり、今後の残り少ない学生生活の糧にしてもらえると嬉しいです!
次回は義肢OCSEは、臨床実習明けの6月後半から。
外部の試験官をお招きしての評価は7月の頭になります。
在学中の最後の臨床実習で、皆一回り成長した姿を期待しております!
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